鳩山首相や民団が外国人参政権で「推進大合唱」韓国民団の新年会で民主議員が選挙支援のお礼を述べる

2010年01月13日 | 政治 経済
首相や民団が外国人参政権で「推進大合唱」 原口総務相は慎重姿勢も
1月12日20時17分配信 産経新聞

 政府・民主党首脳会議が11日の会合で、永住外国人に対する地方参政権(選挙権)付与法案の通常国会提出を決めたことを受け、鳩山由紀夫首相ら与野党の推進派は12日、相次いで積極姿勢を示した。ただ、所管閣僚の原口一博総務相は記者会見で「連立政権だから連立3党で意思決定されて初めてわれわれ(総務省)がオペレートし始める問題だ」と述べ、法案策定の着手には、反対の立場の国民新党を含む与党3党の合意が必要との認識を示し、推進派との微妙な温度差を露呈した。

 鳩山首相は12日、首相公邸前で記者団に参政権法案について問われ「(与党内の)理解は得られると思っている」と与党合意に自信を示した。「政府内で検討している最中だ。日韓併合百周年というタイミングでもある」とも述べ、韓国の要求に配慮している立場をにじませた。

 同日昼、東京・内幸町の帝国ホテルで約800人が参加して、在日本大韓民国民団中央本部(民団、鄭進団長)の新年パーティーが開かれた。話題が参政権に及ぶと、そのつど大きな拍手が起こり、さながら与野党幹部や閣僚が通常国会での参政権法案成立を誓う場となった。

 鄭団長は「2010年が明るい未来への象徴として地方参政権付与の年となれば、これにまさる喜びはない。通常国会で日本世論の祝福をもって実現されることを切に願います」とあいさつ。韓国の権哲賢駐日大使も「必ず実現するようお願い申し上げます」と与野党幹部に要請した。

 この後は、同調する日本側要人の大合唱となった。

 民主党の小沢一郎幹事長の代理としてあいさつした山岡賢次国対委員長は、昨年12月12日夜のソウルでの李明博韓国大統領と小沢氏の非公式夕食会合について「そういう(地方参政権の)話がかなり出たとうかがっている」と明かし、「参政権成立に全力で錦の御旗(みはた)として取り組む。頑張ります」と、通常国会成立を約束した。

 また、中井洽(ひろし)国家公安委員長は「5日の閣議で首相が原口総務相に法案づくりを言った。今国会成立で親善増進を」、社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相も「これからの日韓は共生と協調の百年にしたい。まず地方参政権の法案を成立させたい」と述べた。江田五月参院議長と公明党の浜四津敏子代表代行、共産党の穀田恵二国対委員長も推進を表明し、拍手を浴びた。

 一方、国民新党代表の亀井静香郵政改革・金融相は12日の記者会見で「法案提出について民主党から打診はない。国民新党は賛成していない」と改めて反対する姿勢を鮮明にした。その理由について亀井氏は「憲法の精神の面からも参政権は慎重に扱うべきだ。参政権が得たい人は帰化すれば済む。帰化しやすくすることを考えればいい」と、同法案を正面から批判した。原口総務相の慎重姿勢は亀井氏のような反対論が連立内や民主党内にもあることに配慮したものとみられる。(榊原智、坂井広志)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100112-00000597-san-pol

永住外国人の地方参政権に前向き 原口総務相






民団新年会でのあいさつ要旨(上)民主・山岡氏「全力で取り組む」
2010.1.13 00:03

 在日本大韓民国民団中央本部(鄭進団長)の新年会が12日、東京・内幸町の帝国ホテルで開かれた。出席した日本の与野党の幹部の多くや民団幹部らはあいさつで、永住外国人に対する地方参政権(選挙権)付与法案について、18日召集の通常国会での成立を唱えた。民団の鄭団長は「今年が永住外国人への地方参政権付与の年となれば、これにまさる喜びはありません」と語った。

 あいさつの要旨は次の通り。

 【鄭進団長】

 「韓国と日本の過去100年を振り返り、両国関係の今後の『100年を創る』うえで、極めて大事な1年を迎えました」

 「(略)韓日両国はまさに、二人三脚のパートナーです。どちらがつまずいても、お互いに不利益となるだけでなく、国際社会にも大きな損失をもたらします。両国はすでに、それだけの切っても切れない関係にあるのです」

 「ですが、韓日双方の一部に過激なナショナリズムや狭小な自国中心主義にとらわれる人々がいるのは事実です。歴史認識をめぐる葛藤(かっとう)など、あつれきの種は今もすくなくありません」

 「私は韓日100年の節目に際し、強く訴えたいことがあります」

 「(略)今や私たちは過去については冷静かつ慎重に論じあい、未来について熱く大胆に語り合う時点に立っています。私たち民団は今日、新たな100年へ、襟を正して歩み出します」

 「その初年である2010年が明るい未来への象徴として、永住外国人への地方参政権付与の年となれば、これにまさる喜びはありません。私たちの16年の宿願が、この度の通常国会において、日本世論の祝福のもとに実現されることを節に願うものです。地方参政権の付与は私たちが地域社会の発展にこれまで以上に貢献する活力源になるでしょう」(以下略)

 【韓国の権哲賢駐日大使】

 「(略)韓日併合100年の年であり、韓日両国で憂慮の声があることもよく分かっています。私は韓日両国がさらに協力し、今年は韓日関係の転機となる年にできると考えています。そのためには、解放65年が過ぎたいまなお未解決の多くの過去の問題について、進展があることを期待します」

 「特に在日同胞社会の長年の念願である地方参政権獲得が必ず実現できますよう、この場にお集まりいただいた日本の指導者のみなさまのご関心とご協力をお願い申し上げます」(以下略)

 【民主党の山岡賢次国対委員長】

 「明けましておめでとうございます。今年はすばらしい年になることを一緒にご祈念申し上げます。きょうは本来でしたら小沢一郎幹事長がごあいさつにおいでになる予定でした。私はその代理として、民主党を代表してごあいさつをさせていただきます。本来なら中井洽大臣(国家公安委員長)、赤松広隆大臣(農水相)もおいでですが、党の立場でごあいさつをさせていただきます」

 「まず、今年は振り返れば政権交代を果たさせていただいた年でした。ここにおいでのみなさまには大変お世話になったことを心から感謝申し上げます」

 「民主党政権が(日本を)明治維新以来の80年の、分かりやすく言えば、軍国主義的な、また、第2次世界大戦以降の経済覇権主義的な国から、これからは新しい、ちょっと気取った言い方をすれば、人間中心的な国に作り上げていこうと思っております」

 「経済的には内需を拡大して国内を潤していかないといけませんし、また、大臣がいらっしゃいますが、食料の自給を考えていかないとならないという状況であるとともに、地方を大事にして、生活者を大事にして、人間らしい国に変えていきたい。そういう政策を志向しているわけでございます」

 「特にこのアジアの皆さま、韓国の皆さまとは昔から長い長いお付き合いでございましたが、この2010年を契機に、本当にそういう方向で新たな日韓関係、新たなアジアとの関係、新たな世界との関係をつくっていきたいなあと思っているところでございます」

 「そういう考えのもと、昨日、政府と(民主)党の首脳会談が行われました。そこでそういう政策を具体的に進める予算の説明が政府側からあったんでございますが、その中に率直に申し上げますと参政権の問題は正式にはご提示はなかったんでございますが、検討事項の中にそれが入っていたわけでございます」

 「私は『正式には入っていないじゃないですか』と言ったら、『検討事項です』と。そこから小沢幹事長が新聞にありますように、『これは政府としてきちっと対応すべきである。これからの日韓関係を考えると、また、友好状況を明快にしていくためにも政府がこれを法案として出すことがあるべき姿だと思う。(昨年12月12日に李明博韓国)大統領ともそういう話をしてきたので、これを実現していかないといけない』というご提起があったわけであります」

 「先般、私どもは中国を訪問しました。小沢名誉団長、私が団長で行ったんですが、(小沢氏は北京に)1日いただけで韓国に行かれました。お招きがあったわけですが、中国では(胡錦濤)国家主席と会談して、(韓国では)李明博大統領との会談も行うべきだということがありました」

 「(外交は)政府がやることで、党は前に出たくないというのが一貫した幹事長のお考えですが、それじゃあ特別に夕飯をごちそうになると私が提案して受けていただいて、その(小沢幹事長と李大統領の)会談が実現したわけですが、そのときにもそういう話がかなり出たと伺っています」

 「そのことを、この国会で何としても実現しようというご提起を率先して幹事長が言われて、政府側も『これを積極的に進めます』ということで、昨日は終わったわけでございます」

 「この法案が1日も早く国会に出てくるように、私も側面的にバックアップしますが、出てきてからは主には私の仕事でございます。ここにいらっしゃいます、民主党の理解あるみなさんとともに、この法案が1日も早く今国会で必ず実現するように全力を挙げて取り組んで参りたいと思っております」

 「2010年、これからの100年を、これからの日韓関係100年を、そのスタートとして参政権の成立について全力で錦の御旗として取り組んでいき、すばらしい新年とすばらしい将来をともに築いていきたいと思います。頑張ります。ありがとうございます」

 【社民党党首の福島瑞穂消費者問題・少子化担当相】

 「民団の皆さん、本当に今年をいい年にしようではありませんか。今年は本当に日本と韓国にとって節目の年です。日韓併合100周年。でもこれからの100周年は、私たちは共生と協調とそして一緒にともに手を携えていく。とりわけそんな100年にしたいと考えております」

 「まず一つ目、先ほどからもお話がありました。何としてもできるだけ早く地方参政権の法律を国会に提出して、社民党も先頭に立って一緒に成立させたいと考えております。お力を貸してください。お願いします」

 「2つ目は共生の政策です。私自身は内閣府の中で定住外国人の共生政策も担当しております。何としても子どもたちの教育の問題、雇用の問題、とりわけ教育の問題や人権の問題などについて、私が担当しているときに大きな一歩を踏み出したいと考えております」

 「韓国の皆さんから多くのことを学び、韓国と日本の新しい1世紀を社民党はともに作っていきたいと思います。平和や人権、共生は、これは平和が一番、人権が一番、男女平等が一番という点で頑張っていきたい」(以下略)

http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100113/elc1001130005000-n1.htm






民団新年会でのあいさつ要旨(下)中井国家公安委員長「今国会で成立をさせたい」
2010.1.13 00:20

 【民主党の中井洽国家公安委員長(日韓議員連盟を代表してのあいさつ)】

 「鳩山内閣で国家公安委員会委員長、警察の監督でございます。パチンコ業界もこの中に入っております中井洽です(笑)。同時に日韓議連のメンバーで、今、森(喜朗)会長のもとで副会長をしています」

 「きょうは森さんがご出席できないということで急遽(きゅうきょ)、私が代理をしていいかよく分かりませんが、一言お祝いを申し上げます」

 「韓国は本当に皆さんの努力で先進国、そして援助する側に回られる。こういう発展を遂げておられることをわがことのようにうれしく思っております。今年1年の一層のご発展をお祈り申し上げると同時に、鳩山内閣におきまして、この5日の閣議で(鳩山由紀夫)総理から『法案に取り組む、参政権の法案に内閣として取り組む、原口(一博)総務大臣が担当で法案つくりを』といわれたわけでございます」

 「いよいよスタートします。立派な法案を作って今国会で成立をさせてさらに韓日、日韓友好親善を増進させていきたい。そんな思いであります。みなさんのご理解、ご協力をお願いを申し上げます。鳩山総理は就任後、最初に韓国を訪れて李明博大統領と会談をいたしました。ご歓迎いただいたことを閣僚の一人としてお礼申し上げる。私は拉致担当大臣として韓国との情報交換ということでお国を訪ねいたしました。大変お世話になったことをお礼を申し上げます」

 「鳩山さんは韓国へいろんな政治的な判断で行かれると同時に、昨日、韓国の俳優と夫婦でごはんを食べてました。奥さんの趣味かご当人の趣味かよく分かりませんが、大変な韓国びいき、韓国好きでございます」 

 【西野陽・自民党副幹事長】

 「実は谷垣禎一自民党総裁が参りましてごあいさつを申し上げるところですが、よんどころなき所用のために大変失礼いたします」

 「私自身も日韓議連の役員をさせていただいており、国家間の相携えての議論をいたし、友好を深めている間柄の一人でございます。私は関西でございまして、大阪でございます。大阪には実は民団の皆さん方が大変多くいらっしゃる。おそらく全国の中で、大阪が民団の方が一番多いのではないかと思っております」

 「(略)わが国から一番近い国は韓国でございます。文字通り、一衣帯水であります。そして今年は日韓の国交が正常化して45周年の節目に当たる年でもあります。こういうときでありますだけに、自由と民主主義を標榜する両国が、新しいアジアの時代を切り開くために相携えてアジアの発展のために尽くす役割があるのではないかと思っております」

 「民団の皆さんが、大変な地道な活動を展開しながら両国の繁栄のために大変な礎をしていただいていることをお礼申し上げます。自民党は野党になりましたが、必ず韓国との友好親善に大いに進めていくことをお誓い申し上げます」

 【浜四津敏子・公明党代表代行】

 「公明党は日韓の間で一番の問題になってまいりました参政権の問題につきまして、当初から10年来取り組ませていただいてまいりました。それは私たち日本にとって韓国は文化の大恩の国である。兄弟、お兄さん、お姉さんの関係である。公明党の議員はその思いを共通にして、力強く地道に必ずこの参政権の問題、解決してみせる。そういう覚悟で10年間取り組んでまいりました。これからもあともう少し、問題が残されているようでございますけれども、私どもは決してあきらめず、ほんのひとつ、ふたつの問題を一生懸命、真剣に解決して、本当の意味での新しい100年、新しい出発ができますよう全力を尽くしてまいります」

 「(略)本年が特別にすばらしい年になりますよう一生懸命、ご祈念してごあいさつにさせていただきます」

 【江田五月参院議長】

 「いろんな方からいろんな話があったので個人的なことだけ申し上げたいと思いますが、私の父は韓国で勉強したんですよ。戦前、私の父のところは貧乏だったんですね。小学校を出て、『三郎、もう学校はこれでおしまい』。お姉さんがソウル(旧京城)へ嫁いでまして、『三郎、おまえソウルまでひとりでくるなら次の学校に入れてあげるよ』というので、小学校出たばかりの12歳ですかね、渡っていって、ソウルまでいって、学校を卒業した。韓国にはたくさん友達がいます」

 「その血が私の娘に受け継がれまして、娘の夫が日本人なんですが、韓国でキリスト教の洗礼を受けた。韓国で結婚式をして私も参列しました。そんな関係で兄弟以上の関係だと思っております」

 「日本と韓国が仲良くなるスタートを切ったころには日本の政治もがたがたして、日韓条約反対というのもありましたけれども、私もすみのほうでわーと言っていたかもしれませんが、韓国で大きくなった父をもつ私ですから、日韓関係がこんなに良くなるのを喜ばないはずはないんで」

 「参政権の問題もどうやら今朝の新聞によるとぐっと前に出てきたようです。(参院議長である)私がどうのこうのというわけにはいきませんが、なんか調査によるとこの法案が進まないのはなぜか。いろんな人がいろんなこといっている。今議長だからそんなこと言いませんが、先ほどから聞いてますと、(新年会に出席した)どの議員の皆さんも、どの党の皆さんも、全部これをやろうということのようですから」

 「すばらしい友好関係を進め平和な東アジアを作っていこうではありませんか」

 【穀田恵二・共産党国対委員長】

 「(略)永住外国人の参政権の問題です。地方自治体の運営を永住外国人を含むすべての住民の参加によってすることは日本国憲法の保障する地方自治の原則からいって当然のことであります」

 「永住外国人を地方自治の担い手として迎えることは、わが国の民主主義の発展と成熟の観点からいって、極めて重要な課題であります。外国人住民を尊重する日本社会を築くことは日本が真の国際化を図る上で不可欠の課題でもあります」

 「私どもは1998年に投票権だけでなく被選挙権、住民投票権を含む法案を提出し、以来、皆さんとともに実現を目指してきた」

 「(略)今年こそ新しい100年のスタートとして永住外国人の地方参政権を実現するために奮闘する決意であります」

 【赤松広隆農水相(昨夏の衆院選当時の民主党選挙対策委員長)】

 「鄭進団長をはじめ民団の皆さまには昨年、特にお世話になりました。今、農水大臣ですが、その前は選対委員長やっていたもんですから、全国各地で、直接皆さん方、投票いただけませんが、いろんな形でご支援をいただいた。それが308議席、政権交代につながったと確信いたしております」

 「そのときの皆さんの思いは政権交代ができれば、民主党中心の政権ができれば、必ずこの15年間、16年間取り組んできた地方参政権の問題が解決するんだ。その思いで、全国で私どもを応援していただいたんだと思っております。心から感謝申し上げます。その意味で公約を守るのは政党として議員として当たり前のことですから、この政権の中で、鳩山総理の決意のもとで、あるいは小沢幹事長、民主党の与党の強い要請のもとでこの通常国会、必ずこの法案を成立をさせ、皆さん方の期待に応えていきたいと思います」

 「やっとここまでやってきたなあ。本当にあと一歩だなあと感激でいっぱいでございます。まさにこの問題は本当に日本の民主主義がホンモノなのかどうか、本当に共生社会に向かって日本がいくのか、いかないのかが問われている課題だと思ってます。日本の国民の良識、議会の良識を信じながらその先頭に立って頑張ることをお誓いします」

 【權寧建・在外同胞財団理事長】

 「皆さんの宿願である地方参政権を獲得し、日本国民とさらに助け合い、愛され、親しまれる韓国人として韓日協力関係への架け橋となってくれることをお願い申し上げます」(以下略)

 【李時香・東京地方団長】

 「念願の地方参政権獲得が目前に迫ってきております。2010年の今年は必ず地方参政権が実現され、民団と在日同胞にとって歴史的な悲願の年となるよう祈願するとともに、本日ご臨席いただいたご来賓のみなさんのご健勝とご多幸を祈念して乾杯の音頭をとらせていただきます。乾杯(こんぺ)」

(終わり)
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100113/elc1001130022001-n1.htm


韓国民団の新年会で民主議員が選挙支援のお礼を述べる
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/1410237/

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