シュレディンガーのネコミミ

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【凡骨でもわかる】まだ慌てる時間じゃない【政治】

2013-02-27 00:03:32 | Weblog
ニコ動で政治・経済を勉強しはじめたニワカのニコ厨です。

なにやらTPPで騒いでますが、
マスコミにいいようにミスリードされてますね。

1次ソースである、安倍首相の会見を見る限り
TPP交渉参加とは一言も言ってない。
まだ慌てる時間じゃない。

今出てるニュースは「飛ばし記事」と呼ばれる憶測で書かれた記事。
(あるいは、売国奴が既成事実化したい記事)

■俺が拾えたニュースの内容
(1)安倍首相が会見で交渉参加を表明 → ウソ
(2)菅官房長官がNHKで交渉参加の発言 → (1)が元のウソ
(3)政府は交渉参加有無を安倍首相に一任 → 飛ばし?
(4)自民内のTPP反対派が安倍首相を批判 → (1)に踊らされている
(5)安倍首相が施政方針演説でTPP参加表明か → (1)に基づく飛ばし?

とまぁ、要は(1)がベースになってるんだけど
(1)は完全に嘘。
一言も言ってない。

安倍首相はおそらく、交渉参加するようなポーズは続けるが
交渉参加する気はまったくない。
それがアメリカ向けの戦略。
だから、施政方針演説でも参加表明はしないと予想してます。

ところが、(1)が既成事実化されてしまうと
(3)の批判によって安倍首相が方針を変えたような印象を作ることができるので
今度はマスコミは「ブレた!」と報じるシナリオでしょう。
マスコミとそれにミスリードされている人は、自制しましょう。

TPP交渉参加については
勝利条件は「参加しないことを表明」または
「何も表明しないまま時間だけ過ぎる」です。
敗北条件は「参加することを表明」です。

なので、売国奴はなんとしても"早期に"「参加することを表明」
させようとしているわけです。
慌てず、反対派の政治家を応援することで意見が割れ続け
いつまでも結論が出なければそれだけで勝利です。

では、今の日本の状況をアメリカはどう見てるでしょうか。
客観的に考えてみてください。

たとえば、日本が新幹線をアメリカに売り込もうとしていて
競争相手として中国も売り込みに来たとします。

アメリカの世論がいきなり「中国の方を買うことに決定」と言えば
日本は諦めて別の国に売り込みに行くでしょう。
そしてアメリカは中国の方を定価で買うことになります。

もしアメリカの世論が「どちらを買うか悩んでいる」と言えば
日本は「もうひと押しすれば、買ってくれるかも」という希望が出て
少し安くしたり、オプションを追加したり
条件面で日本側から譲歩案が出るのではないでしょうか。

つまり、TPPに関しても
日本国内で賛否両論があるという状態は
アメリカ側から譲歩を引き出しやすくなります。
日本国内で賛否両論を戦わせることで
アメリカから譲歩を引き出し、それでも国益にならなければ
突っぱねればいいわけで、
安倍首相はこれを狙っているのではないでしょうか。

反対派は、粛々と賛成派と戦えばいいわけであり
安倍首相を「ブレた」とか「公約違反だ!」と批判することは
賛成派に与する行為です。
戦う相手を間違ってはいけません。

6年前は安倍さんをマスコミから守れなかった、と
悔やんでいる人は、今一度その気持ちを
思い出していただければ幸いです。


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