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テレ東・池上彰さんの選挙速報の感想

2012-12-18 21:51:11 | Weblog
ニコ動で政治・経済を勉強しはじめたニワカのニコ厨です。

16日の衆院選の選挙速報は
池上彰さんが出ていたテレビ東京の番組を見ました。
選挙速報を出すノウハウなんかは、
さすがにまだネットよりTVの方が慣れている感じがしますね。

池上彰さんの番組に関して
ネットで盛り上がったというのは既にいろいろ伝えられていますが
個人的な感想を少々。
※発言の細かい点は違ってるかもしれませんが、ニュアンスは伝わるかと。

■良かった点
・視聴者の質問に答えたり
 実際に演説会場に行った際のVTRなどを取り入れ
 判りやすい内容だった。
・公明党と創価学会のつながりを隠すことなく報じた。
・当選者などへズバズバと突っ込んだ内容をインタビューした。
 安倍さんに対し、4年前の辞任会見の中で
 体調に言及しなかった点を追求したのは、
 安倍さんが「総理は自衛隊の最高指揮官であり、
  その最高指揮官が病気だと公表するのは国防上避けねばならず
  批判を覚悟で病気であることは隠した。」という旨の、
 知らない人はトコトン知らない重要な理由を
 安倍さん本人の口から引き出した点で、良かったと思っている。
 (池上さんは、単に痛いところを突きたかっただけかもしれないが。)

■悪かった点
・石原慎太郎氏とのやりとりの中で
 日本の会計制度が北朝鮮やパプアニューギニアのようだ
 という旨の石原氏の発言に対し
 北朝鮮とパプアニューギニアを同じように扱うから暴走老人と言われる
 という旨の発言をした。会計制度についての話なのに。。。
・その後、石原さんが再度中継に登場した際
 前回の中継の相手が池上さんと気付かずに失礼な態度をとってしまった、
 という旨の発言したのに対し、池上さんは
 石原さんは相手によって態度を変える、という発言をした。
 他のタレントも、態度を変えるのはよくないですよねー、と同調。
 相手によって態度を変えるの、そんなに駄目か?
 無礼な人間と、礼をわきまえた人間を同等に扱えと?
・世襲言い過ぎ。
 政界に入る手法として、官僚を経験したり
 支持母体をつくるなどの、いくつかの手法を説明する中で
 その一つとして世襲を説明した点は、まぁ良かったが
 それ以外の場面でも、世襲言い過ぎ。
 世襲でない無能な人間と、世襲の有能な人間ならどっちがいい?
 要は、世襲か世襲じゃないかなんてどうでもいいのに
 レッテルを貼ろうとしているとしか思えない。
・出演しているタレントが勉強不足。せめて公約ぐらい読んでから来い。
 まぁ、これはこの番組に限ったことではないが。。。

番組を作るのは、当然池上さんだけではなく
プロデューサーやらディレクターも関わっている。
これは想像だが、「暴走老人」と「世襲」という発言については
スタッフ側から池上さんに必ず発言するように
要請があったのではないかと思う。
世襲はともかく暴走老人発言は池上さんにしては、こじつけすぎる。

経済学者がTVに出演する際に、打ち合わせで
「財政破綻」と「ハイパーインフレ」を発言するように
スタッフから要請されたことは、
以前の日記で動画とともに紹介したが
それと同じようなものではないだろうか。

それはさておき、ネットニュースの記事などを見ると
前述の石原氏との応酬に関して
「池上さんが石原さんに暴走老人と言って圧倒した」
みたいな論調で書いている記事があったが、
事実は、最終的に「人の話をちゃんと聞きなさい」という旨を
石原さんが発言し、池上さんはまともに言い返せなかった。

なんというか、やっぱメディアって怖いね。
この記事を見た人は、池上さんスゲーって洗脳されるかもね。
たぶん、そうやって池上さんを持ち上げることで
視聴率を上げよう、視聴率が上がればスポンサー増えてウハウハとか
そういう魂胆があるんでしょうね。
おお、こわ。単なる想像ですけどね。

いずれにせよ、今回の選挙速報は
心の底からドキドキしながら楽しませて貰いました。


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