シュレディンガーのネコミミ

常に暫定的なBlog(暫定的メイン:なにもない)

Anotherなら死んでた

2012-12-31 10:35:44 | Weblog
今年のネット流行語、17位だそうですね。
けっこう好きです。
そんなわけで、今年の締めくくりは「Anotherなら死んでた」

そもそも「Another」から説明するならば、
一言でいえば、人が死にまくる小説(漫画化・アニメ化されてます)。

しかも、日常生活の中で死にまくる。
あまりネタバレにならない程度で説明すると
・風の強い日に外で知り合いとおしゃべりしてたら…
・気分転換にちょっと出かけたら…
・かといって家に居たら…
などなど、事故に偶然遭遇したりして、とにかく死ぬ。

原因は、昔ある中学の3年3組で生徒が亡くなったのをきっかけに
以後、その中学の3年3組ではときどき
生徒や関係者が次々と事故などで死んでしまうという
「現象」が起きるようになってしまった。
「現象」が起きる年は、安全に過ごそうとしても
とにかく何かが起きて人が死んでしまう。

個人的には「日常的な行動なのに、それが死亡フラグに見える」のが
この作品の魅力だと思う。
普通なら、ただの下校シーンでも
「Anotherなら、いきなり暴走車が突っ込んできてもおかしくない」
と、ヒヤヒヤして見ることができ、
誰かが「寄り道しよーぜ」とか言おうものなら
「少しでもいつもと違う行動はやめてくれー!」
という気持ちになる。普通に帰宅できただけでも
「よかった、誰も死ななかった」
と安心できる。

人が大勢死ぬという作品は他にもあるが
それは殺意を持った人物が居たり
大きな事故が起きたりして、日常ではない場合が多い。
「日常的な行動なのに、それが死亡フラグに見える」というのは
「Another」でしか味わえないのではないかと思う。

で、今日のタイトルの「Anotherなら死んでた」という表現です。

これは「Another」以外の作品で
「Anotherなら死亡フラグになるような行動」でも
死ななかった場合に使われる。

例えば、小石につまずく、突風が吹く、などなど
本当に普通の日常的なアクシデントで
死なないのが普通なのに、Anotherを見た後だと
「死ななくて良かった」と思えることに対しこの表現を使う。

この感覚は、Anotherを見ていないと判らないかもしれないが
見ていた人にとっては、ささいなアクシデントさえも
「Anotherなら死んでた」と言って楽しめる。

で、「Anotherなら死んでた」を乱用する人が居るわけだが
個人的には、上記のように
日常的なアクシデント→死ななかった
の場合に使うのが一番しっくりくる。

主にギャグ作品で、
ボケたら殴られて吹っ飛んだ→無事だった
高いところから落ちて人型の穴があいた→無事だった
というのは
「Anotherなら死んでた」ではなく
「ギャグじゃなければ死んでた」の方がしっくりくる。

まぁ、どうでもいいんだけどね。
「確信犯」みたいに、誤用されやすい言葉のような気がする。

Anotherは若干グロいけどアニメは面白かったから
興味があれば見てみるといいかも。
平穏な日常のありがたさを思い知れます。

てか、今年最後の日記がこれかwww