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高橋よしあき 「日々を綴る。」

高橋よしあき 2005〜2012 ブログ履歴 (以降は更新していません) 

頽廃藝術展って?

2006-11-12 21:39:41 | 「歌うたい」の私
ゆうべのライブのタイトル。
誘われた時、まずココに抵抗感じちゃったのね。
「オレが出ていいの?」って(謎)
でも、他のメンツがわかって快く引き受けました。
弾き語りスタイルが板についた現在、
めったにこんな機会ないからさ。

高橋よしあき with SUU DUO
2006.11.11「頽廃藝術展」Live at 池袋club ADDICT
出演/犬神サーカス団、AUTO-MOD、マリア観音、高橋よしあき


1.インぺリアルシアター~GAIA
2.JUSTICE
3.カワサキ
4.神様になりたい



「よしあきwithSUU」でのステージは約2年ぶり

楽屋でジュネ(AUTO-MOD)とツーショット

犬神サーカス団の皆さんは初対面だったけど、
AUTO-MOD=ジュネとマリア観音=木幡クンは昔から知ってる。
かつてのAUTO-MODは、テーゼに多大なる影響を及ぼした存在。
マリ観はテーゼとほぼ同時期にライブ活動を始めたバンド。
という意味じゃ違和感まったくないんだけど、
今どきはこういう組み合せの企画、減っちゃったからかね?
妙に新鮮に感じたのは。

当初ソロでステージに挑む予定を、スーとのデュオに変えた。
のは、ひとつには中二日で眞紀子さんとのデュオを控えるから。
異なる演奏形態でコントラストをはっきりさせ、
自分の中で相乗効果を生み出したかった。
この点はウマクいってた。
のに…想定外の事態二つに、少しばかり動揺しちまった(汗)
三つ指ついて反省ですな!

まずサッカー観ててリハに遅れたこと。
…って、弁解の余地ナイぢゃん(笑)
↓審判のせいにするな!とフロンターレを叱咤するなら、
同じセリフを自分自身にぶつけなきゃぁーね。
少なくとも金払って観てくれるお客さんに失礼だろ?
オマエ=オレを目当てに来たんじゃなくてもさ。

そう、たぶん7~8割はまず犬神ありきの客層だったのよ。
若いキャピキャピした女の子たち(笑)
こういう場合、「前座」バンドの時は外に出てるか、
でなけりゃ遠まきに様子をうかがってるもんだ。
少なくともオレが観てきた20年余のライブハウスでは、
それが「よくある光景」だった。
残念ながら…ではあるがね。

ところがどーだ!幕が上がってみたら、
最前列までカブリツキで押し寄せて来てるじゃないの(驚)
満員ってわけじゃぁ全然ないのに、だぜ?
いやぁ~マイッタ。
慣れてないもんで、実はこれで動揺しちゃった。
で、1~2曲目は地に足がつかない感じで歌ってた。
ハハハハハ…
いなぁ、オレ(爆)


カウンターテナー嬢Seliaの存在がデカイ最近のAUTO-MOD

誰にもマネできないよ、マリ観=木幡東介の言霊のリズム

コレって、なんだろう?
う~ん(困)
たぶん、ムチャクチャ「素直」な子たちなんだろう。
ってる? どう思う?
いわゆる「ロック野郎」特有の、
斜に構えた感じがないんだろうかな。

「素直」ってことは、とっても素晴らしいと思う。
オレ自身がもらった拍手にも、
儀礼やお約束じゃない手応えがたしかにあった。
コレは、良き傾向と受けとめていいんだろうか?
「70年代のロックをぢさん」としては、
そんな嬉しくも複雑な心境になった一夜でした。

あ、もちろん四者ともに、
観応え&聴き応えたっぷりの「濃ゆい」イベントだったよ。
まる。


犬神サーカス団が愛される理由=凶子嬢の明るいキャラね

甲斐よしひろの娘。

2006-11-09 22:45:57 | 「歌うたい」の私
甲斐名都
恥ずかしながら、今まで知らなかった。
もうデビューするような年かぁー
考えてみりゃ、オレ自身の娘もすでに13才。
光陰矢の如しってもんよ。

プロフィールを見ると、1983年8月生れ。
まだ開発途上の新宿西口で「BIG GIG」をやった夏。
ラジオ番組で「娘が生まれた」って言ってたような気がする。
ナツに生まれたから「名都」。
こういう漢字を当てるあたり、実に甲斐よしひろだよなぁ。

「BIG GIG」か、懐かしい。
もちろん行ったよ!
今ほどデカい野外イベントがなかった頃。
まず思い出すのは、「遠くて観えないよぉ~」
でも、この夜の『東京の一夜』はサイコーでした。
甲斐が、歌詞を間違えたことも含めて(^^;


初期甲斐バンドの名盤『誘惑』
こっちのジャケで持ってます


年に1度、古いLP出してきて聴くぐらい。
『ガラスの動物園』とか『誘惑』とか…
現在の自分にとっての甲斐よしひろは、その程度。
でも、実はオレのルーツなんだよね。
頭脳警察よりも、スターリンよりも、佐渡山豊よりも。
ステージネームを「ひらがな」にした所以も彼だし(笑)

聴いてみたいな。
娘の歌う「こえ」。
ライブ情報、チェックしとこうっと。

過ぎたるは及ばざるがごとし。

2006-10-30 21:38:37 | 「歌うたい」の私
オレ自身に言い聞かせなきゃならん格言だ。
ついついヤリ過ぎてしまう悪いクセ。
「癖」っーか、理由はハッキリしてる。
不安なのだ。
それを振り払おうと、ついついリキんでしまう。
結果として、逆効果。
しおしおのパーなのじゃ(笑)

アピアでマキコさんのライブ。
来月、初のデュオに挑むパートナーですもの!
準備と、打ち合せと、もろもろ確認と、
そんなこんなで出向いたわけ。

組曲『未明』。
リンク先↑に行った人は見たでしょうが、
これ、彼女のCDタイトルにして、ステージ不可欠のナンバー。
ま、演らない日もあるが、クライマックスを飾る大曲で、
ライブバージョンは、ついに30分まで達してる。
今夜は、これ1曲のみというチャレンジナイトでした。

で、冒頭の格言。
彼女自身も、歌いながらそう感じてたようだ。
オレはオレで自分自身に当てはめながら、
「あー、そんなにチカラ入れちゃアカンわ」
「もっとさり気なく歌わないと伝わらんぞ」

とテメエを棚に上げ、
ステージパフォーマンスの難しさを痛感。

30分1曲ってのは、ヌキどころがない。
フツーに5分位の歌なら、MCでクウキ変えれば済む。
あるいは、曲順を変えることで、
「自分自身にハマった自分」を救い出すこともできる。
んが、30分間脱出不能!
あぁ、モッタイない(^^;

今夜に関して言えば、
アンコールで歌ったナンバーが、一番活き活きしてた。
「♪このままぁ、死んじまいたい~」
なーんて、ホっとチカラ抜けた状態で歌ってた。
こそっと可笑しいよね。

ステージとは奥深い。
そして、音楽は正直だ。
先週、フロンタサポ仲間にして声楽家の、
とんでもないアカペラ独唱を聴いたばかりで。
相当に高いレベルを基準にしちゃってたかも知れんが。
今夜得たものを活かそうと思う。
来月のデュオ2連チャンに。

ところで、
最近はアタマん中がサッカーボールだらけじゃ…
「歌うたい」のスイッチは、
いつでも稼働できなくちゃダゼ?

どんな音楽が好きですか?

2006-10-26 20:19:57 | 「歌うたい」の私
コトバのつ音楽。
空間を満たす音楽。
時間をれる音楽。
たしか、こんな風に書いて帰ったはず。
感想アンケートの質問への回答。

クラシックのアカペラコンサートに行ってきました。
「東京VOICES」というグループ。
メンバーの中の二人が、フロンタのサポ仲間でね。
ほぼ毎試合後、武蔵中原の大元で飲む間柄。
「何かやってる人」は、本人には解らない独特のオーラを放つ。
ジャンルは違えど、それが故に知り合えたんだろう。

実は去年も、1回聴かせてもらってる。
その時はハンドベルとのジョイントライブ。
サックスブルーのレプリカ姿しか知らんのに、
いきなりのタキシード姿にビックリ(笑)
それ以上に、音楽的レベルの高さにビックリした。

そりゃぁ、まがりなりにも音大出てるプロ。
オレみたいな弾き語リストとは素養が違う。
勝手に「音楽つながりぃ~」なんて思ってたが、
ちと失礼だったかも知れんね(^^;


[クイズ]この中の誰がフロンタサポでしょう?

で、今夜のコンサート。
メニューが、ほんっとに盛り沢山でね。
オペラの定番ナンバー、日本の民謡、小学校で習う唱歌…
いい意味で、お腹いっぱい。
家族ともども大満足で帰路につかせてもらいました。

まっすぐ伸びて、ホールの空間を充満させる声。
目を閉じて、5人のハーモニーに身を委ねる。
その一つひとつがハッキリとした輪郭を保ちながら、
互いを活かし合い、波動となって客席を包み込む。

歌詞の意味などわかるはずのないオペラ曲も、
言霊が、そのままカラダの芯に飛び込んでくる。
あぁ、キモチいい~
こういう音楽が好きなのだ。

かつての自分、クラシック畑の人には偏見を抱いてた。
テクニック至上主義。
超保守的。
カタチだけで「思い」のない音、声。
と、まぁたしかにそういう人もいるだろうが…
40才過ぎて、
ヴォイストレーニング始めてから認識が変わった。
「あぁ、音程って大事だわ~」
「ピッチが下がると、歌は伝わらないんだぁ~」


自分、「反戦フォーク生れ」の「パンク育ち」じゃん?
そういう世界とは、一線画すのがカッコいいって思ってた。
けど、もう若くない(^^;
長く続けるには「基本」が大切。
基礎体力ないと、レース走り切れないのと一緒よ。

最近、ヴォイトレさぼり気味だな。
カラオケボックス籠って、練習しようっと。


新宿LOFT30周年。

2006-10-20 23:50:39 | 「歌うたい」の私
なのだそうだ。
え? まだ30周年?
ってのが率直な感想。
ふぅーん、アピアの方が古いわけか。
オレが馴染んだ場所からは移転しちゃったけど、
思えば10代後半から20代、ずいぶんお世話になった。



今夜は、その記念ライブのひとつ。
出たのはモモヨ&リザード、遠藤ミチロウ(MJQ)、オートモッド
三者とも、自分の中の「パンク原初体験」だよね。
そして、オートモッドと来月11日に競演する。
絶好のタイミングで「予習」ができたよ。


コーラス&パフォーマー従え大所帯の醍醐味だったジュネ

実は、大音響のロックにご無沙汰しててね。
聴くのも演るのも、アコースティックな音ばかりだもん。
久々にヒドク耳鳴りしちゃった(笑)
けど、ステージパフォーマンスの青写真が少し描けた。
招待してくれたギターのYUKINOクンに感謝!

モモヨ、ミチロウ、ジュネ。
この三人、パーソナリティも志向性もかなり違う。
が、どうしたって彼らフロントマンの「立ち方」を、
まずシビアに観ちゃうよ、自分を重ねて。
リスペクトのキモチが強いから、なおさらだろう。


MJQ=「アコースティック・スターリン」と言い切ろう

コトバを届ける。
この点じゃ、ダントツにミチロウさんだった。
MJQというユニットでの彼を初めて観て、思った。
あぁ、この人には強烈なドラムのビートが似合う。
特にスターリン時代のナンバー。
コトバの鋭さと勢いが、ピンの弾き語りと比べ倍増するわ。

「ロフト30周年」って冠ゆえか、
三者とも意識的に「あの頃」の曲をセレクトしてた。
同時代を共有できた者にとっては、
懐かしく盛り上がれるメニューだったね。
コレはこれでヨシ
「かつての熱烈ファン」としての自分は楽しめました。


ソロで弾いたギターインストに「現在のモモヨ」を感じた

…その上で望むこと。
「現在」の音とコトバを、もっと聴きたい。
過去のナンバーを歌う「難しさ」「楽しさ」は、
当事者としてもよぉーくわかる。
だからこそ、なのじゃ。

ま、場だろうね。
こなしてきたライブ数で突出するミチロウさんが、
最も「過去~現在」をなし崩してた。
オレ自身の課題として、肝に命じよう。