
フジロックフェスティバル 2011
@新潟県 湯沢町 苗場スキー場
2日目
FUJI ROCK FESTIVAL'11
@Naeba Ski Resort
Day.2
わざわざ苗場まで来といて昼まで宿で寝ているような、これまでの我々とは違うのだよ。
そんなわけで・・・、
10:20~のOKAMOTO’S @レッド・マーキー、
11:00~のクラムチャウダー(じゃなくて、クラムボン) @グリーン・ステージ、
11:30~の少年ナイフ @ホワイト・ステージ、
・・・宿で寝てて、まるっと全部見過ごした。(テヘペロ)
■FOUNTAINS OF WAYNE @GREEN STAGE
ファウンテインズ・オブ・ウェイン [米]@グリーン・ステージ
つっても、俺的には最初からそのつもりだったのだ。
我々のFUJI2日目は、12:30~、グリーン・ステージからスタート。
ファウンテインズ・オブ・ウェイン from ゴッサム。
何回聴いてもNYっぽくないバンドだよね。
子供のころ、田村正和主演のドラマを『入浴恋物語』と勘違いして、はあはあ言いながらチャンネルを合わせたものの。
なんだ・・・「ニューヨーク」か・・・。
そんな感じかな。
1996年にファウンテインズ・オブ・ウェインの1stアルバムがでた頃、俺は現役のギターポップボーイで、それこそレコードが磨りへるほど聴いた。
(実際はCDだったけどね)
その後、2ndはぼちぼちだったけど、2003年の3rd『ウェルカム・インターステイト・マネージャーズ』も結構聴いたねぇ。
その頃、すでにギタポ少年は卒業していたが、それでもよく部屋でかけてた。
おまけにアダムの別プロジェクトであるIvyとかまで聴いてたのだった。
懐かしの2000年代初頭。
・・・と、思ったら、なんとIvyは今年秋に新譜だってさ!
■THE NAKED AND FAMOUS
ザ・ネイキッド & フェイマス[ニュージーランド] @レッド・マーキー
13:55~、レッド・マーキーでザ・ネイキッド & フェイマス from NZオークランド。
14:00からグリーンで寝っころがってG.Loveを聴くってのも、なかなか魅力的だったんだけど。
初来日のエレクトロ・ポップなニュージーっ子たちを観てみようよ、ということで、レッド・マーキーへ大移動。
途中のレッドシューズでお酒を調達してと・・・。
ニュージーランドってば英連邦なんだよね。
ってことは、これってブリット・ポップ?
ところが・・・、
苗場食堂で買った笹団子(新潟県特産)をアテに飲み始めちゃって、レッドマーキーの入り口付近で酒盛りをしている間に、ザ・ネイキッド & フェイマスは熱演の幕を閉じたのだった・・・。
漏れ聞こえる音と、会場から出てくる子たちの「よかった」トークで、なんとなく良い演奏だったんだろうと理解して、また次回。
■BEST COAST @RED MARQUEE
ベストコースト[米] @レッド・マーキー
レッドシューズで酒を調達し直した後、ビッグとレッド・マーキーに残って、15:10~、ベストコースト from LA。
初期衝動で押し切る感じで。
いわゆる「ガレージ」というものを久々に聴いたなあ。
バンドの練習聞いてるみたい。
2010年のNME誌ベスト新人とのことだが、特に甘酸っぱいギターポップ調の歌はライブでもコーラスつけた方がいいと思う。
隣のメガネ君か、ドラムのメガネちゃんがコーラスつけた方が良いだろうね。
初期衝動は、そのうち飽きるから「初期」衝動なんだジェイ。
■ハナレグミ[日] @グリーン・ステージ
15:50 ~、永積タカシ@グリーン・ステージ。
上手い・・・、上手すぎる・・・、ベストコーストの後だと特に。
たしか2004年の昼にヘブンで演って、ヘブンにピッタリという感じだったが、グリーンでも十分通用します。
細野晴臣氏が、自著(インタビュー集)で
「小さい音ほど、聴くものが耳をそばだてる」
という主旨の発言をしてたんだけど、まさにその通り。
芝生を風が吹き抜けていく。
■BATTLES @GREEN STAGE
バトルス[米] @グリーン・ステージ
17:30~、グリーン・ステージで、3人になったバトルス from ゴッサム。
昔なつかしTHE GET UP KIDS @ホワイトという手もなくはないが、ここはバトルスでしょう。
バトルスと言えば、2007年のFUJIデビューでは、ホワイトステージがいきなり入場規制!
FUJIの特番でブライアンが3回も「(今年は)バトルスです!」と連呼したせいでしょうか。
ほんと困るのよ、ホワイトが入場規制になると。
俺みたいなヘブン方面の住人がグリーンに戻りにくくなって、仲間と音信不通になるからなぁ。
(入場規制かかると携帯もほとんど繋がらなくなる・・・、みんなやるこたぁ一緒)
そんなバトルスを、今回はグリーンでじっくり堪能。
観ていて、なんかのバンドを思い出すなーと思ったんだけど、そっか、後期ボアダムズでした。
■TODD RUNDGREN @FIELD OF HEAVEN
トッドラングレン[米] @フィールド・オブ・ヘブン
19:00~、フィールド・オブ・ヘブンでトッド・ラングレン from ペシルベニア。
俺的には今年最大のお目当て。
ボードウォークをBダッシュしてヘブンへ。
毎年、こういう「いわゆる大御所系」は後輩が誰も支持してくれず、まったくの単独行動を強いられるのだった。
はッ、耳毛も生えてないガキどもが!
まったく、足手まといがいなくてせいせいするぜ!(←実際は急に走ってゼイゼイしてるだけ)
仕方なく、偶然隣にいた知らないオジさん(大のトッド狂)と話していると、去年の朝霧ジャムでは、1曲もキャッチーな曲をやらず、ロバート・ジョンソンをひたすらカバーするというゴリゴリのブルース大会だったそうな。
(アンコールでの "I Saw The Light"くらいだったと)
そりゃ、お気の毒でしたね。
でも、たしか最初からそういう企画での来日だったはずだけどね。
ポーカーンと口をあけてブルースを聴いてる、朝霧の若者たちの顔が目に浮ぶなぁ。
ひひひ・・・・。
そうこうしてる間に、空も暮れなずみ、御大63歳が大登場。
最初から最後までサイコーの選曲。
うち、"Love Of The Common Man"のギターソロのごとく生きていきたかよ。
(この台詞にピンときた人はかなりの村上龍ファンですね)
たまに遠くホワイト・ステージから漏れ聞こえるthe HIATUSの演奏に、
「うるさい、止めさせろ」
とぼやくトッド。
ああ、これこれ。
このトッド節が聞きたかったんだ!
ほんと、なんかもう・・・、西田感激!
■Maia Hirasawa @GYPSY AVALON
マイアヒラサワ @ ジプシー・アヴァロン
20:30~、スウェーデンの女性シンガー、毛先15cmとポカリスウェットで日本でもブレイク中のマイア・ヒラサワ。
ヘブンからの帰り道にジプシー・アヴァロンに立ち寄ると、リハの最中。
その声の美しさと言ったらない。
ジプシー・アヴェロンを坂道にある小さなステージなので、とっくにお客さんは満員だったけど、声だけでも聴いていこうと横から眺めてると、司会の女の人が
「ちょっと横にスライドしてあげて下さーい」
と言ってくれたお陰で、ステージ間近のど真ん中。
あらら、ずっと待ってたファンの人たちゴメンね。
めっちゃ、気持ちいい。
バックを務める男性2人(スウェーデンの人と日本の人)もお上手で、こりゃいいライブ観たわな。
耳をそばだてて聴くような静かなステージだったので、歌の途中でマイアも
「ホワイト・ステージうるさい」
と、どうにも嫌われてしまうホワイト・ステージなのだった。
(この時の演者はアジアン・ダブ・ファウンデーション)
■THE FACES @ GREEN STAGE
フェイセズ[英] @グリーン・ステージ
21:30~、グリーンステージでフェイセズ。
セッション大会にはいかず、ちゃんとキャッチーなステージングをしてます。
これを「最後まで観る」と俺が言い張らなかったのは、おそらく連れたちも意外だったことだろう。
でも、なんとその時、先生は既に・・・
帰って酒盛りがしたくなっていたのです。
足早に会場を去る、我々。
その背中ごしに、星が夜空に瞬いていた。(実際は曇天だったので、ここウソ)
さ、帰って飲も飲も。
[おちまい]
■ FUJI ROCKの話をしよう
2011年:
フジロックフェスティバル 2011(おまけ)
フジロックフェスティバル 2011(3日目)
フジロックフェスティバル 2011(2日目)
フジロックフェスティバル 2011(1日目)
2010年:
フジロックフェスティバル 2010(3日目)
フジロックフェスティバル 2010(2日目)
フジロックフェスティバル 2010(1日目)
2009年:
フジロックフェスティバル 2009(3日目) その2
フジロックフェスティバル 2009(3日目) その1
フジロックフェスティバル 2009(2日目) その2
フジロックフェスティバル 2009(2日目) その1 シューシュー怖い
フジロックフェスティバル 2009(1日目)
2008年:
フジロックフェスティバル 2008(1日目)