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『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

フジロックフェスティバル 2011 2日目 [FUJI ROCK FESTIVAL 2011 Day.2]

2011-08-28 | Music(音楽):音楽は風に乗る


フジロックフェスティバル 2011
@新潟県 湯沢町 苗場スキー場
2日目

FUJI ROCK FESTIVAL'11
@Naeba Ski Resort
Day.2

 

わざわざ苗場まで来といて昼まで宿で寝ているような、これまでの我々とは違うのだよ。


そんなわけで・・・、

10:20~のOKAMOTO’S @レッド・マーキー、

11:00~のクラムチャウダー(じゃなくて、クラムボン) @グリーン・ステージ、

11:30~の少年ナイフ @ホワイト・ステージ、

・・・宿で寝てて、まるっと全部見過ごした。(テヘペロ)

 

■FOUNTAINS OF WAYNE @GREEN STAGE
  ファウンテインズ・オブ・ウェイン [米]@グリーン・ステージ


つっても、俺的には最初からそのつもりだったのだ。

我々のFUJI2日目は、12:30~、グリーン・ステージからスタート。
ファウンテインズ・オブ・ウェイン from ゴッサム。

何回聴いてもNYっぽくないバンドだよね。

子供のころ、田村正和主演のドラマを『入浴恋物語』と勘違いして、はあはあ言いながらチャンネルを合わせたものの。
なんだ・・・「ニューヨーク」か・・・。

そんな感じかな。

1996年にファウンテインズ・オブ・ウェインの1stアルバムがでた頃、俺は現役のギターポップボーイで、それこそレコードが磨りへるほど聴いた。
(実際はCDだったけどね)

その後、2ndはぼちぼちだったけど、2003年の3rd『ウェルカム・インターステイト・マネージャーズ』も結構聴いたねぇ。
その頃、すでにギタポ少年は卒業していたが、それでもよく部屋でかけてた。

おまけにアダムの別プロジェクトであるIvyとかまで聴いてたのだった。

懐かしの2000年代初頭。
・・・と、思ったら、なんとIvyは今年秋に新譜だってさ!


■THE NAKED AND FAMOUS
 ザ・ネイキッド & フェイマス[ニュージーランド] @レッド・マーキー




13:55~、レッド・マーキーでザ・ネイキッド & フェイマス from NZオークランド。

14:00からグリーンで寝っころがってG.Loveを聴くってのも、なかなか魅力的だったんだけど。

初来日のエレクトロ・ポップなニュージーっ子たちを観てみようよ、ということで、レッド・マーキーへ大移動。


レッドシューズ
途中のレッドシューズでお酒を調達してと・・・。


ニュージーランドってば英連邦なんだよね。
ってことは、これってブリット・ポップ?

ところが・・・、

苗場食堂で買った笹団子(新潟県特産)をアテに飲み始めちゃって、レッドマーキーの入り口付近で酒盛りをしている間に、ザ・ネイキッド & フェイマスは熱演の幕を閉じたのだった・・・。

漏れ聞こえる音と、会場から出てくる子たちの「よかった」トークで、なんとなく良い演奏だったんだろうと理解して、また次回。



■BEST COAST @RED MARQUEE
 ベストコースト[米] @レッド・マーキー




レッドシューズで酒を調達し直した後、ビッグとレッド・マーキーに残って、15:10~、ベストコースト from LA。

初期衝動で押し切る感じで。

いわゆる「ガレージ」というものを久々に聴いたなあ。
バンドの練習聞いてるみたい。

2010年のNME誌ベスト新人とのことだが、特に甘酸っぱいギターポップ調の歌はライブでもコーラスつけた方がいいと思う。

隣のメガネ君か、ドラムのメガネちゃんがコーラスつけた方が良いだろうね。

初期衝動は、そのうち飽きるから「初期」衝動なんだジェイ。


■ハナレグミ[日] @グリーン・ステージ

ハナレグミ


15:50 ~、永積タカシ@グリーン・ステージ。

上手い・・・、上手すぎる・・・、ベストコーストの後だと特に。

たしか2004年の昼にヘブンで演って、ヘブンにピッタリという感じだったが、グリーンでも十分通用します。


細野晴臣氏が、自著(インタビュー集)

「小さい音ほど、聴くものが耳をそばだてる」

という主旨の発言をしてたんだけど、まさにその通り。


芝生を風が吹き抜けていく。


■BATTLES @GREEN STAGE
 バトルス[米] @グリーン・ステージ

Battles

17:30~、グリーン・ステージで、3人になったバトルス from ゴッサム。

昔なつかしTHE GET UP KIDS @ホワイトという手もなくはないが、ここはバトルスでしょう。


バトルスと言えば、2007年のFUJIデビューでは、ホワイトステージがいきなり入場規制!

FUJIの特番でブライアンが3回も「(今年は)バトルスです!」と連呼したせいでしょうか。


ほんと困るのよ、ホワイトが入場規制になると。

俺みたいなヘブン方面の住人がグリーンに戻りにくくなって、仲間と音信不通になるからなぁ。
(入場規制かかると携帯もほとんど繋がらなくなる・・・、みんなやるこたぁ一緒)

そんなバトルスを、今回はグリーンでじっくり堪能。
観ていて、なんかのバンドを思い出すなーと思ったんだけど、そっか、後期ボアダムズでした。



■TODD RUNDGREN @FIELD OF HEAVEN
  トッドラングレン[米] @フィールド・オブ・ヘブン

Todd


19:00~、フィールド・オブ・ヘブンでトッド・ラングレン from ペシルベニア。

俺的には今年最大のお目当て。
ボードウォークをBダッシュしてヘブンへ。

毎年、こういう「いわゆる大御所系」は後輩が誰も支持してくれず、まったくの単独行動を強いられるのだった。

はッ、耳毛も生えてないガキどもが!

まったく、足手まといがいなくてせいせいするぜ!(←実際は急に走ってゼイゼイしてるだけ)

仕方なく、偶然隣にいた知らないオジさん(大のトッド狂)と話していると、去年の朝霧ジャムでは、1曲もキャッチーな曲をやらず、ロバート・ジョンソンをひたすらカバーするというゴリゴリのブルース大会だったそうな。

(アンコールでの "I Saw The Light"くらいだったと)

そりゃ、お気の毒でしたね。
でも、たしか最初からそういう企画での来日だったはずだけどね。

ポーカーンと口をあけてブルースを聴いてる、朝霧の若者たちの顔が目に浮ぶなぁ。
ひひひ・・・・。

そうこうしてる間に、空も暮れなずみ、御大63歳が大登場。

最初から最後までサイコーの選曲。

うち、"Love Of The Common Man"のギターソロのごとく生きていきたかよ。
(この台詞にピンときた人はかなりの村上龍ファンですね)


たまに遠くホワイト・ステージから漏れ聞こえるthe HIATUSの演奏に、

「うるさい、止めさせろ」

とぼやくトッド。

ああ、これこれ。
このトッド節が聞きたかったんだ!

ほんと、なんかもう・・・、西田感激!


■Maia Hirasawa @GYPSY AVALON
  マイアヒラサワ @ ジプシー・アヴァロン

Hirasawa


20:30~、スウェーデンの女性シンガー、毛先15cmとポカリスウェットで日本でもブレイク中のマイア・ヒラサワ。

ヘブンからの帰り道にジプシー・アヴァロンに立ち寄ると、リハの最中。
その声の美しさと言ったらない。

ジプシー・アヴェロンを坂道にある小さなステージなので、とっくにお客さんは満員だったけど、声だけでも聴いていこうと横から眺めてると、司会の女の人が

「ちょっと横にスライドしてあげて下さーい」

と言ってくれたお陰で、ステージ間近のど真ん中。

あらら、ずっと待ってたファンの人たちゴメンね。

めっちゃ、気持ちいい。
バックを務める男性2人(スウェーデンの人と日本の人)もお上手で、こりゃいいライブ観たわな。

耳をそばだてて聴くような静かなステージだったので、歌の途中でマイアも

「ホワイト・ステージうるさい」

と、どうにも嫌われてしまうホワイト・ステージなのだった。
(この時の演者はアジアン・ダブ・ファウンデーション)


■THE FACES @ GREEN STAGE
  フェイセズ[英] @グリーン・ステージ

Faces


21:30~、グリーンステージでフェイセズ。

セッション大会にはいかず、ちゃんとキャッチーなステージングをしてます。

これを「最後まで観る」と俺が言い張らなかったのは、おそらく連れたちも意外だったことだろう。


でも、なんとその時、先生は既に・・・

帰って酒盛りがしたくなっていたのです。


足早に会場を去る、我々。

その背中ごしに、星が夜空に瞬いていた。(実際は曇天だったので、ここウソ)


さ、帰って飲も飲も。


[おちまい]


■ FUJI ROCKの話をしよう

2011年:

フジロックフェスティバル 2011(おまけ) 
フジロックフェスティバル 2011(3日目) 
フジロックフェスティバル 2011(2日目) 
フジロックフェスティバル 2011(1日目)  

2010年:

フジロックフェスティバル 2010(3日目)
フジロックフェスティバル 2010(2日目)
フジロックフェスティバル 2010(1日目)

2009年:

フジロックフェスティバル 2009(3日目) その2
フジロックフェスティバル 2009(3日目) その1
フジロックフェスティバル 2009(2日目) その2
フジロックフェスティバル 2009(2日目) その1 シューシュー怖い
フジロックフェスティバル 2009(1日目)

2008年:

フジロックフェスティバル 2008(1日目)


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