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『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

フジロックフェスティバル 2011 初日 [FUJI ROCK FESTIVAL 2011 Day.1]

2011-08-21 | Music(音楽):音楽は風に乗る

フジロックフェスティバル 2011
@新潟県 湯沢町 苗場スキー場
初日

FUJI ROCK FESTIVAL'11
@Naeba Ski Resort
Day.1




その昔、1998年フランスW杯後に、サッカー日本代表の相馬直樹選手(現:川崎フロンターレ監督)が、スポーツライター増島みどり氏のインタビューに答えて、


「行ったな。

そう思ったシュートだった。

でも、なぜ入らなかったのか。

それを口にすると、すべてが消えてしまうように思える」


という主旨の発言をしてたんだよね。

W杯グループリーグでの、試合中のある一コマ(自身の放った惜しいシュート)について、その経験を自分の血肉に落とし込むためにも、ベラベラと言葉にして喋りたくないんだと。


分かるね。

分かっちゃうね。


今年のFUJIに関しては、俺もそんな感じで。

溜まってたガスをうんと抜いた。(「苗場で屁を出しまくった」という意味では無い)


なんか、喋るのも勿体ないくらいで。

だから、誰にも何にも喋ってなかったんだけど。


でもまあ、書いとくか。

書いとかないと、どうせすぐ忘れちゃうんだから。


++++


後輩チェロキーの愛車であるチェロキー(ややこしいな・・・)は、2008年(だっけ?)の「シューシュー怖い」事件により、FUJIからはご勇退。

そのため、今年もビッグの日産TIDAがお出迎え。


若い頃は、毎年FUJIのたびに家の前でビッグを30分ぐらい待たせるというのが恒例になっていたのだが、ここ数年は年のせいか、定刻にばっちり目が覚めてしまう。

っていうか、

「わざわざ迎えにきたビッグを、堂々と待たせる」

という小さな笑いのために、毎年出発を遅らせていた過去の自分がまったく信じられない。

さっさと現地に向かうべきでしょ。


事件は会議室で起こってるんじゃない。

苗場で起こってるんだッ!!



そんなわけで、定刻(前倒しだったかも)には、都内を出発。


途中、コンビニなどに寄りながら一路苗場へ。

この車中でのワクワク感は、すでにFUJIのクライマックスと言っても・・・、いや、それはいくら何でも過言だね。

でも、数時間後には芝生でビールを飲んでいるんだという、近い未来への期待に胸が躍る。(←ロックはどこ行った?)


まい泉
もちろん、高速のサービスエリアで、9年間毎回食べているいつものカツ丼も食べる。
ここから、我々のFUJIが始まる。


長い道中だが、だいぶ慣れてきて、感覚的には毎年近くなる感じ。
なんだかんだで、苗場着。

ああ、山は涼しい。
っていうか、雨降ってて寒いんですけど、とっても。

仕方なく、現地に着くなりパーカーを着込んで、戦闘開始。
全くもって、いつものFUJIだなぁ。

そんでもって、14:40~@White Stageのサニーデイ・サービスを聴きながら、いつもの集合場所へ到着。



ハイネケンで乾杯!!

ああ、今年もみんなでここに来れたね。

生きてることに感謝だね。

西田感激。


■GRUFF RHYS @RED MARQUEE
 グリフ・リース[英]@レッド・マーキー

グリフ・リース

乾杯を済ませると、さっそく同行者たちと別れて、一人、レッド・マーキーへBダッシュ。
(皆はニュー・マスター・サウンズを見に、ホワイト・ステージへ行った)

15:10~、グリフ・リース from ウェールズ@レッドマーキー。

2006年FUJIのスーパー・ファーリー・アニマルズ@ホワイトステージでは、凝りに凝ったエンディング(自作のビデオを流しながら、メンバーが退場していく)だった。

グリフ・リースは今回のこじんまりとしたレッド・マーキーでのソロ・ステージでも、最後に

「おしまい」

と日本語で書いた掛け軸を披露してウケをとっていた。

この人の声が好きだなぁ、ぼかぁ。


で、恒例のワールドレストランをぶらついていると、


あ、ワールド・レストランに、横浜中華街の謝甜記来てるジャン!

こういう初出展あると、何か嬉しい。
(代わりに何かが無くなってんだろうけどね・・・)

苗場で中華粥を食べられるなんて、長生きはするもんだネ。


五目スタミナ肉粥
さっそく、抜け駆けで昼食。(←さっきのカツ丼はノーカウント)
ひひひ、バカな後輩どもは、ホワイト上がりのところ天国で、カレーでも食ってるんだろうよ。


肉粥アップ
迷った末に、五目スタミナ肉粥をチョイス。
お粥の中から肉がゴロゴロ出てき過すぎて、ポッくんビビったの。



■RON SEXSMITH @FIELD OF HEAVEN
 ロン・セクスミス[加]@フィールド・オブ・ヘブン

Ron

一人、20分歩いてフィールド・オブ・ヘブンへ。
はぁはぁ、相変わらず遠いな。

で、ヘブンのステージ最前列に陣取って、17:10~、ロン・セクスミス。

1995年、この人の1st アルバムが、当時の俺に与えた影響はデカかった・・・。
あの頃、チャド・ブレイクとミチェル・フルーム(プロデュース・チーム)にしか出せない音だったんだよ、アレは。
そして、あのロンの声。

久々に見るロンは、もともとブサイクなので、特に変わらないままブサイクなオジさんになっていた・・・。
(この写真は若い頃)

静かなステージ。
”Lebanon, Tennessee”聴けて嬉しかったな。


ヘブン近辺はカクテルも飲める。

普段都内では飲まない甘い系のお酒、フローズン・カシスなどを美味しくゴックンロール。


■ARCTIC MONKEYS @GREEN STAGE
  アークティック・モンキーズ[英]@グリーン・ステージ

アークティック・モンキーズ

15分かけてグリーンステージに戻り、アークティック・モンキーズ。

意外とキライじゃないのだ。
あまり評判が芳しくなかった(?)3rdアルバムも別にキライじゃない。

2009年の武道館行った人が「下手だった・・・」と言ってたが、こんなもんでしょ。
肝心の見せ場でボーカルのロレツがけっこうモタつくのはご愛嬌。

しかし、こうして聴くと、驚くほど一本調子なバンドだなぁ・・・。
若いぜ。


■CSS @WHITE STAGE
  シー・エス・エス(カンセイ・ジ・セール・セクシー)[ブラジル]@ホワイト・ステージ

CSS

ダッシュ、ダ~ッシュ、ダッシュ!(キャプテン翼♪)

ホワイトステージへ本気のBダッシュ。
ハニバニの試合を見に来てくれた人でも、これほど早く走る俺を見た事はないでしょう。

初日の俺的ハイライト、シー・エス・エス from サンパウロ。
1秒も聞き逃したくない。

ここで、連れたちとも合流。

ライブは案の定、1曲目から大盛り上がり。

バンド名はポルトガル語で
「セクシーで居ることに飽きた」
という意味だが、その名のとおり、ボーカルのラブフォックスちゃんが激太りしている!

あのデビューの頃の面影はない。
ホントに飽きちゃったんだね、セクシーでいることに・・・。

そして、そのボディでステージ狭しと暴れまくる。(3回くらい客席にダイブしていた)
もう最高。
このステージだけでも、FUJI3日分のチケット代の価値があった。

2007年にi podのCMソングとなった「ミュージック・イズ・マイ・ホット・ホット・セックス」の歌詞で「音楽は私の全て」というテーマで歌い上げているけど、ほんと、この娘から音楽を取り上げたら、どうなっちゃうんだろう?

こんな風に、全身全霊で音楽を愛しているミュージシャンが他にいるだろうか・・・。


■COLDPLAY @GREEN STAGE
  コールドプレイ[英] @グリーン・ステージ

coldplay

21:30~、グリーン・ステージでコールドプレイ from ロンドン。

連れたちはCSSの途中でコールドプレイ見にグリーンへ移動しちゃったけど、俺はもちろん最後までCSSで踊りまくり!
なので、途中から参加。

相変わらず、めちゃくちゃ上手い優等生。

花火までボンボン上げちゃって。
(FUJIは花火演出を滅多に使わない)

FUJIだけでも、何回コールドプレイ観てるんだろ。

2003年、夕方のグリーン・ステージはいまだに印象に残ってる。
あれは最高だったなぁ。

あの時からすると”Viva La Vida”他さらに無敵のヒット曲が増えて、演奏のクオリティも相変わらずで、でも、俺にとって全く特別なバンドにならないのは何故なのか。



・・・さて。

この後も、ホワイトでビッグ・オーディオ・ダイナマイト演ってるし。


さらに、その後の『富士劇場』(映画上映@ところ天国)が

・0:00~
『ゲット・ラウド』
(U2のエッジとジミー・ペイジとジャック・ホワイト from ホワイト・ストライプスのムービー)

・01:40~
『バグダット・カフェ』
(ニュー・ディレクターズ・カット。え、newって、いまだにあの映画に手入れてるってこと?)

と、悪くないラインアップなのだが・・・


部屋に帰って酒盛りしたいっ!!

ので、2011FUJI初日はこれにてクローズ。

さ、とっとと帰って、飲も飲も。


ああ、楽しかった。

(けど、書くのはめっさダルかった)


[おちまい]


■ FUJI ROCKの話をしよう

2011年:

フジロックフェスティバル 2011(おまけ) 
フジロックフェスティバル 2011(3日目) 
フジロックフェスティバル 2011(2日目) 
フジロックフェスティバル 2011(1日目)  

2010年:

フジロックフェスティバル 2010(3日目)
フジロックフェスティバル 2010(2日目)
フジロックフェスティバル 2010(1日目)

2009年:

フジロックフェスティバル 2009(3日目) その2
フジロックフェスティバル 2009(3日目) その1
フジロックフェスティバル 2009(2日目) その2
フジロックフェスティバル 2009(2日目) その1 シューシュー怖い
フジロックフェスティバル 2009(1日目)

2008年:

フジロックフェスティバル 2008(1日目)


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