
フジロックフェスティバル 2011
@新潟県 湯沢町 苗場スキー場
初日
FUJI ROCK FESTIVAL'11
@Naeba Ski Resort
Day.1
その昔、1998年フランスW杯後に、サッカー日本代表の相馬直樹選手(現:川崎フロンターレ監督)が、スポーツライター増島みどり氏のインタビューに答えて、
「行ったな。
そう思ったシュートだった。
でも、なぜ入らなかったのか。
それを口にすると、すべてが消えてしまうように思える」
という主旨の発言をしてたんだよね。
W杯グループリーグでの、試合中のある一コマ(自身の放った惜しいシュート)について、その経験を自分の血肉に落とし込むためにも、ベラベラと言葉にして喋りたくないんだと。
分かるね。
分かっちゃうね。
今年のFUJIに関しては、俺もそんな感じで。
溜まってたガスをうんと抜いた。(「苗場で屁を出しまくった」という意味では無い)
なんか、喋るのも勿体ないくらいで。
だから、誰にも何にも喋ってなかったんだけど。
でもまあ、書いとくか。
書いとかないと、どうせすぐ忘れちゃうんだから。
++++
後輩チェロキーの愛車であるチェロキー(ややこしいな・・・)は、2008年(だっけ?)の「シューシュー怖い」事件により、FUJIからはご勇退。
そのため、今年もビッグの日産TIDAがお出迎え。
若い頃は、毎年FUJIのたびに家の前でビッグを30分ぐらい待たせるというのが恒例になっていたのだが、ここ数年は年のせいか、定刻にばっちり目が覚めてしまう。
っていうか、
「わざわざ迎えにきたビッグを、堂々と待たせる」
という小さな笑いのために、毎年出発を遅らせていた過去の自分がまったく信じられない。
さっさと現地に向かうべきでしょ。
事件は会議室で起こってるんじゃない。
苗場で起こってるんだッ!!
そんなわけで、定刻(前倒しだったかも)には、都内を出発。
途中、コンビニなどに寄りながら一路苗場へ。
この車中でのワクワク感は、すでにFUJIのクライマックスと言っても・・・、いや、それはいくら何でも過言だね。
でも、数時間後には芝生でビールを飲んでいるんだという、近い未来への期待に胸が躍る。(←ロックはどこ行った?)
もちろん、高速のサービスエリアで、9年間毎回食べているいつものカツ丼も食べる。
ここから、我々のFUJIが始まる。
長い道中だが、だいぶ慣れてきて、感覚的には毎年近くなる感じ。
なんだかんだで、苗場着。
ああ、山は涼しい。
っていうか、雨降ってて寒いんですけど、とっても。
仕方なく、現地に着くなりパーカーを着込んで、戦闘開始。
全くもって、いつものFUJIだなぁ。
そんでもって、14:40~@White Stageのサニーデイ・サービスを聴きながら、いつもの集合場所へ到着。
ハイネケンで乾杯!!
ああ、今年もみんなでここに来れたね。
生きてることに感謝だね。
西田感激。
■GRUFF RHYS @RED MARQUEE
グリフ・リース[英]@レッド・マーキー
乾杯を済ませると、さっそく同行者たちと別れて、一人、レッド・マーキーへBダッシュ。
(皆はニュー・マスター・サウンズを見に、ホワイト・ステージへ行った)
15:10~、グリフ・リース from ウェールズ@レッドマーキー。
2006年FUJIのスーパー・ファーリー・アニマルズ@ホワイトステージでは、凝りに凝ったエンディング(自作のビデオを流しながら、メンバーが退場していく)だった。
グリフ・リースは今回のこじんまりとしたレッド・マーキーでのソロ・ステージでも、最後に
「おしまい」
と日本語で書いた掛け軸を披露してウケをとっていた。
この人の声が好きだなぁ、ぼかぁ。
で、恒例のワールドレストランをぶらついていると、
あ、ワールド・レストランに、横浜中華街の謝甜記来てるジャン!
こういう初出展あると、何か嬉しい。
(代わりに何かが無くなってんだろうけどね・・・)
苗場で中華粥を食べられるなんて、長生きはするもんだネ。
さっそく、抜け駆けで昼食。(←さっきのカツ丼はノーカウント)
ひひひ、バカな後輩どもは、ホワイト上がりのところ天国で、カレーでも食ってるんだろうよ。
迷った末に、五目スタミナ肉粥をチョイス。
お粥の中から肉がゴロゴロ出てき過すぎて、ポッくんビビったの。
■RON SEXSMITH @FIELD OF HEAVEN
ロン・セクスミス[加]@フィールド・オブ・ヘブン
一人、20分歩いてフィールド・オブ・ヘブンへ。
はぁはぁ、相変わらず遠いな。
で、ヘブンのステージ最前列に陣取って、17:10~、ロン・セクスミス。
1995年、この人の1st アルバムが、当時の俺に与えた影響はデカかった・・・。
あの頃、チャド・ブレイクとミチェル・フルーム(プロデュース・チーム)にしか出せない音だったんだよ、アレは。
そして、あのロンの声。
久々に見るロンは、もともとブサイクなので、特に変わらないままブサイクなオジさんになっていた・・・。
(この写真は若い頃)
静かなステージ。
”Lebanon, Tennessee”聴けて嬉しかったな。
ヘブン近辺はカクテルも飲める。
普段都内では飲まない甘い系のお酒、フローズン・カシスなどを美味しくゴックンロール。
■ARCTIC MONKEYS @GREEN STAGE
アークティック・モンキーズ[英]@グリーン・ステージ
15分かけてグリーンステージに戻り、アークティック・モンキーズ。
意外とキライじゃないのだ。
あまり評判が芳しくなかった(?)3rdアルバムも別にキライじゃない。
2009年の武道館行った人が「下手だった・・・」と言ってたが、こんなもんでしょ。
肝心の見せ場でボーカルのロレツがけっこうモタつくのはご愛嬌。
しかし、こうして聴くと、驚くほど一本調子なバンドだなぁ・・・。
若いぜ。
■CSS @WHITE STAGE
シー・エス・エス(カンセイ・ジ・セール・セクシー)[ブラジル]@ホワイト・ステージ
ダッシュ、ダ~ッシュ、ダッシュ!(キャプテン翼♪)
ホワイトステージへ本気のBダッシュ。
ハニバニの試合を見に来てくれた人でも、これほど早く走る俺を見た事はないでしょう。
初日の俺的ハイライト、シー・エス・エス from サンパウロ。
1秒も聞き逃したくない。
ここで、連れたちとも合流。
ライブは案の定、1曲目から大盛り上がり。
バンド名はポルトガル語で
「セクシーで居ることに飽きた」
という意味だが、その名のとおり、ボーカルのラブフォックスちゃんが激太りしている!
あのデビューの頃の面影はない。
ホントに飽きちゃったんだね、セクシーでいることに・・・。
そして、そのボディでステージ狭しと暴れまくる。(3回くらい客席にダイブしていた)
もう最高。
このステージだけでも、FUJI3日分のチケット代の価値があった。
2007年にi podのCMソングとなった「ミュージック・イズ・マイ・ホット・ホット・セックス」の歌詞で「音楽は私の全て」というテーマで歌い上げているけど、ほんと、この娘から音楽を取り上げたら、どうなっちゃうんだろう?
こんな風に、全身全霊で音楽を愛しているミュージシャンが他にいるだろうか・・・。
■COLDPLAY @GREEN STAGE
コールドプレイ[英] @グリーン・ステージ
21:30~、グリーン・ステージでコールドプレイ from ロンドン。
連れたちはCSSの途中でコールドプレイ見にグリーンへ移動しちゃったけど、俺はもちろん最後までCSSで踊りまくり!
なので、途中から参加。
相変わらず、めちゃくちゃ上手い優等生。
花火までボンボン上げちゃって。
(FUJIは花火演出を滅多に使わない)
FUJIだけでも、何回コールドプレイ観てるんだろ。
2003年、夕方のグリーン・ステージはいまだに印象に残ってる。
あれは最高だったなぁ。
あの時からすると”Viva La Vida”他さらに無敵のヒット曲が増えて、演奏のクオリティも相変わらずで、でも、俺にとって全く特別なバンドにならないのは何故なのか。
・・・さて。
この後も、ホワイトでビッグ・オーディオ・ダイナマイト演ってるし。
さらに、その後の『富士劇場』(映画上映@ところ天国)が
・0:00~
『ゲット・ラウド』
(U2のエッジとジミー・ペイジとジャック・ホワイト from ホワイト・ストライプスのムービー)
・01:40~
『バグダット・カフェ』
(ニュー・ディレクターズ・カット。え、newって、いまだにあの映画に手入れてるってこと?)
と、悪くないラインアップなのだが・・・
部屋に帰って酒盛りしたいっ!!
ので、2011FUJI初日はこれにてクローズ。
さ、とっとと帰って、飲も飲も。
ああ、楽しかった。
(けど、書くのはめっさダルかった)
[おちまい]
■ FUJI ROCKの話をしよう
2011年:
フジロックフェスティバル 2011(おまけ)
フジロックフェスティバル 2011(3日目)
フジロックフェスティバル 2011(2日目)
フジロックフェスティバル 2011(1日目)
2010年:
フジロックフェスティバル 2010(3日目)
フジロックフェスティバル 2010(2日目)
フジロックフェスティバル 2010(1日目)
2009年:
フジロックフェスティバル 2009(3日目) その2
フジロックフェスティバル 2009(3日目) その1
フジロックフェスティバル 2009(2日目) その2
フジロックフェスティバル 2009(2日目) その1 シューシュー怖い
フジロックフェスティバル 2009(1日目)
2008年:
フジロックフェスティバル 2008(1日目)