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『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

映画 『そして、私たちは愛に帰る』

2012-11-11 | Movie(映画):映画ってさ

『そして、私たちは愛に帰る』
"The Edge of Heaven"
監督、脚本:ファティ・アキン
2007年・独・土・伊足

【注:ストーリーに触れています】


想像以上に良いのだった。


足を引っ張ってばかりの革命戦士アイテンちゃん(右:ヌルギュル・イェシルチャイ)を・・・

映画を観ている俺でさえ、なかなか受け容れられないのに。


やがて、大きな愛が包み込む。

これは赦(ゆる)しの物語だ。


村上春樹の 『東京忌憚集』 に入っている短編 『ハナレイ・ベイ』 を思い出したなぁ、ぼかぁ。

それにしても、トルコのホテルでスザンヌ(ハンナ・シグラ)が泣き崩れるシーン。

老女が泣くのを見るのは辛いものだ。

・・・子どもたるもの、親より先に死んではいかん。


ところで、トルコで書店員になるネジャド(バーキ・ダヴラク)を見て、ロックファンならなんとなくウィーザーのリヴァース・クオモを思い出すだろう。
 

そして、浜辺に立ち尽くすネジャドを見て、いつかの自分を思い出すだろう。

佳作。

そして、私たちは愛に帰る [DVD]
ファティ・アキン
ポニーキャニオン

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