
今年の夏は、短いけど本当に暑かった。
特に京都で恵文社に行った日と、広島で宮島に行った日はすごかった。
ここ数年で周防大島とか、生口島とか、いわゆる瀬戸内海の島を訪れまして。
どこも素晴らしいと思った。
しかし、その中でもやはり宮島は楽しい。
この小さな島全体に漂う祝祭的ムードは何なのだろう?
フェリーを待ちながら・・・。
タイヤの下に魚影。
ユラユラと、ずっと。
クロダイだろうか。
参ります!
1,850円の高速船という手もありますが。
(何度か乗った。復路は広島市内の川に直接戻れて便利)
しかし、やはり宮島口から180円のフェリーが王道だし、気分でるね!
フェリーの中できゃいきゃい言うのが楽しいのだ。
JR西日本フェリーか宮島松大汽船かで、迷うふりをしつつ・・・、
いつも入口が10メートルだけ近いという理由でJRフェリーに乗ってしまうのだった。
すぐ着く。(10分くらい)
本土とこの距離感だからね。
宮島は小さな島だが、湧水がきれいだ。
ここの鯉は牛のようにデカい。
暑さで池の中が温泉みたいになってるもんで。
鯉たちは、冷たい水が注いでるとこに張り付いて、1mmも動こうとしないのだった。
うあっつい。
水の中の鯉さえ暑いんだから、お外の人間様は干からびそうで。
牡蠣屋のかき氷はおきて破りのデカさ。
イチゴシロップの生いちご具合が半端ない。
潮が引いているので、みんなズボンの裾をまくって鳥居まで歩く。
今回の我々のテーマは山手なのだった。
たしか、池波正太郎も著書で褒めていた旅館、岩惣の脇を通り、ロープウェイ乗り場へと向かう。
途中で、いつもどおり鹿の「なんかくれ」アタックに合う。
それにしても、鹿は美しい動物だ。
やっほー!
ハイレヒヒ!
よっほー!
ドビュッシー!
ロープウェイを乗り継ぎ、山の上から海を眺める。
気持ちいいから、向こうのあのアポロみたいな小島、買っちゃおうかな?
お幾らくらいかしら?
ちなみにこの夏、世界スカウトジャンボリーが44年ぶりに日本で開催され・・・。
161の国と地域から4万人が山口県に集結。
この日はその世界スカウトジャンボリーからの流れで、スウェーデン・チームのみなさんが宮島を訪れており。
みんな鹿に餌をやったり、山に登ったり楽しそう。
1,000人弱は居たんじゃないかなぁ。
もちろん登山組もいました。
スウェーデンと言えば秘めたるサッカー大国。
俺、往年の名選手、ケネット・アンデションとかトマス・ブローリンについて語り合いたかったなぁ。
94年アメリカW杯で3位になった頃の主力メンバー・・・。
なんなら、最近の(?)リュンベリとかラーションの話でもいいよ。
でも、今の子はイブラヒモビッチくらいしか知らないだろうなぁ。
スカウトたちは、みんな身長が2メートルくらいあるけど、年齢は14~17歳だからね。
14歳ってことは日韓W杯のとき、1歳の赤ちゃんかぁ・・・(ぎゃふん!)
山頂もすっかり北欧の風で。
ちなみにスウェーデン・スカウトチームは自国ブランド、みんなFJALLRAVEN(フェールラーベン)のカンケンバッグを背負ってまして。
フェールラーベンは、スウェーデン語で「北極ギツネ」。
カンケンバッグはスウェーデンの小学生向け通学カバンです。
まあ、言うたらランドセルだね。
日本でも最近カンケンをよく見かけるようになりましたが・・・
この普通のヤツじゃなくて。
どうせなら第23回スカウトジャンボリーのオリジナル・タグが縫い付けられた、あのスカウトの子たちと同じのがいいよね!
下山。
渓流を眺めながらゆっくり山を下だる。
アメリカ人たちが川に入ってのんびりと涼んでいる。
その昔、祖母と宮島に来たことがあり。
少年時代の俺がこの川で小魚を捕まえようとしたら、一緒にいた祖母に
「お盆だから殺生しちゃいけないよ、今度にしようね」
と諭されたのだった。
今でもはっきりと覚えている。
川の中にいるフランス人カップル。
橋の上にいる俺。
なんと、お互いの写真を撮り合ったという・・・(笑)
川の中から一眼レフで写真を撮られたんだけど、先方のお目当てはおっさん(俺)ではなく、俺に抱っこされて愛想よく手を振るうちのチビチビなのだった。
岩惣は暑くても凛としたたたずまい。
開業160年とのこと。
昔、この池には小さな金魚たちいたが、今は錦鯉が泳いでいる。
潮が満ちる。
また来るだろうなぁ。
この小さな祝祭の島に。