the morning star ~明けの明星~

日本でも世界でも子どもたちが安心して幸せに暮らせるように☆と願う活動主婦の日記。三原市の課題や三原応援情報を発信。

H28年度決算委員会(H29年10月)

2017-10-25 05:19:25 | 財政
4日間にわたる決算特別委員会が終わりました。
がんばっておられる職員さん方には申し訳ないと思いつつ、
一般会計は不認定とさせていただきました。
主な理由は、
築城450年事業の成果が不明瞭であること、
一般廃棄物政策への不信感、説明責任が果たされていないこと、
などです。

 * * *

築城450年事業・観光事業の質疑は、
なんだかゲリラ攻撃みたいになってしまったことを反省しつつ、
(その前の廃棄物関係の質疑からの影響かな、、、)
11月5日の浮城祭りで450年事業クロージングを迎え、
来春に事業全体の報告をまとめられる予定とのことなので、
「安藤を見返してやる!」と、しっかり成果をまとめていただきたいです。

準備段階を含めて、総額2億4千万円を投じる築城450年事業。
決算委員会の折々で、28年度で〇〇の予算削られましたよねー
とチクチク言ってしまったのですが、
市民のみなさんの中にもそんな感覚がやはりあって、
その投資で、
三原のまちが、
三原市民の暮らしが、
どう良くなったか、良くなるのか、
わかりやすくお伝えする責任を果たさねばなりません。

それは、「イベントに何人来ました」とかじゃなく、
市が直面する課題が、どう改善できたのかということです。
そして、
小さなことでも、「変化」のエピソードを伝えてもらいたい。
「まちが変わる」ということが、たった1年で出来るはずはない。
まち全体から見ると小さなことでも、
1人ひとりのちょっとした変化が続いていった先に、
まちの変化がある。
そんな「変化の種」のエピソード、
「変化の種」を大事に育てて、3年後、5年後、10年後と、
こう変わっていきそう!が見える報告をまとめてもらいたいと思っています。

 * * *

廃棄物の問題は、昨年来、巷の噂になっていたことを、
調べていくと、広島県の公文書を入手できたので、
それを元に「噂」の一部が「事実」であることを公にしました。

「噂」は、
「産業廃棄物を一般廃棄物として三原市清掃工場で処分している。
 注意しても「市長が良いと言った」とやめてもらえない。」
という内容。

「事実」として確認できたのは、
「産業廃棄物を一般廃棄物として清掃工場に持ち込んでいた。
 一定期間、市がそれを許可していた。」
ということ。
産廃を一廃として、違法行為が行われていた期間と量は不明。
該当事業者は、勘違いをしていただけで、注意して改めたので、
さかのぼって調査を行うということはしないそうだ。

ちなみに、市と県が注意をしてからの
平成28年10月14日~12月26日の75日間に、
50回にわたって、総量93,630kgの産業廃棄物が清掃工場で処分された。
 (この間の行為は市が認めたもので、違法行為ではないとされている
 (この部分が「市長が良いと言った」ということなんだろう。
 (「市が認めていた」のは、どういう形で決定し、どういう方法で事業者に伝えたのか
 (確認すべきであったが、資料初見で質問するため、色々モレが生じている)
この量を1年間に換算すると約450トンということになる。
三原市清掃工場の平成28年度焼却量の14.7%、
平成26年度事業系一般廃棄物排出量(公表最新データ)の29.9%と、かなりの量だ。
私が独自に取材してきた複数の情報源からすると、10年以上にわたるらしい。

市としては、年間450トン(推定)を、
事業系一般廃棄物として受け入れてきたので、
ざっと315万円/年の処理費用を収入してきたことになる。
これを産廃として処理するなら、ざっくり4倍として、
事業者は、年間900万円程度の経費を浮かすことができた計算になる。

廃棄物の担当課は、「消えたアルミ缶」のことと言い、
心労も業務量も増えて、本当にたいへんだと思うけれども、
こういう噂が噂のまま放置されることで、市民の不信感が募るわけで、
毅然とした態度で臨んでいただきたいと思っています。

 * * *

平成28年度当初予算は、
秦森康屯の生誕地(小坂町)への記念館整備に関して活発な議論が行われた結果、
・土地や建物の購入はしない
・ハード整備はしない
・絵画購入と寄贈を受けることにより、ソフト事業を行う
ということになった。


平成29年3月24日から4月23日にかけて、
市民ギャラリーでの展示と、
「絵画の散歩道」と題して市内各店・各所に展示いただき、
たいへん良い企画をしていただいたと思う。
また、康屯さん縁の画廊喫茶ロンドが再オープンするなど、
嬉しい展開もあった。


議会の承認を得る前段階で、ご遺族に記念館整備の約束がされていたことから、
ご遺族は、さぞ落胆されたのではないかと察するところだ。
しかし、記念館整備計画は、作品の保管や活用の面で不充分な点が多くあったため、
康屯の作品たちにとって、私は良い結果になったものと考えている。

こういった経緯からすると、
「秦森康屯生誕の地」という記念碑が建てられたのは、
妥当なことであったと思うものの、
これに関する説明が全くなく、
決算書の社会教育総務費の中に「記念碑作成業務委託料25万円」として、
秦森康屯氏の記念碑であることがわからないように記載されていることに
不信感を抱かざるを得ない。誠実さに欠ける姿勢だ。

記念碑が建てられた場所が私有地(市長ご親族所有)であることも懸念材料なので、
土地使用の契約状況などについて質疑を行い、
せっかく作った記念碑が埋もれてしまわないこと、
トラブルが生じるなど後々の職員が困らないようにすること、
を要求しました。

 * * *

産廃を一廃として処分していたことや、
秦森康屯さんの生誕地記念碑のことなど、
「どうやって情報を入手しているのか?」などなど、
いろんな議員から質問されました。

問題意識のある方が、
「なんか変」「これはおかしい」
ということを教えてくださるので、
それを独自に調査しています。
複数の人からきく「噂」を元に調べることもあります。

私の目は2つ、耳も2つ、頭は1つですが、
たくさんの市民の皆様の、目や耳や頭をお借りしています~

 * * *

平成28年度の予算全体、決算全体のことも書くつもりでしたが、
長くなったので、
また書ければ・・・ということで(^^;)
(今年の事業レビューのことも、書きかけでストップしています(^^;))








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