「はんげんぱつ新聞」3/20号に載せていただきました(^^ゞ
『はんげんぱつ新聞』は毎月刊行、年間予約講読 3000円です。
(ばら売りの場合は1部250円)
購読のお申し込みや、その他書籍の購入などはこちらから
→ http://www.hangenpatsu.net/
掲載いただいた紙面です。※画像クリックで拡大
「1980年からの30年間で約2倍に」――私たちの電力使用量です。それは今後も伸びていくという見込みと、地球温暖化対策として二酸化炭素の排出量を減らすという課題の下に、原子力発電が推進されてきました。家電品の省エネ効率は良くなったけれども、家庭あたりの台数が増え、家から出て外を見回すと、自動販売機や24時間営業のお店が増え、駅の改札が自動化になり、「動く歩道」が登場し、なるほど電力消費量が増えるはず、と思えることがたくさんあります。確かに便利で助かることもありますが、今後もこういった方向を、私たちは求めていくのでしょうか?
一方、私たちに資源を与えてくれる地球の現状を見つめると、地球が涵養できる以上の地下水を汲み上げ、森林が再生できる以上の木を伐採し、海が育める以上の漁獲をし、これらの結果として、一日に200種もの生物種がこの地球上から姿を消していっています。「web of life―生命の網」と呼ばれる命の支え合いは、その糸が切れれば切れるほど脆くなり、生物種の絶滅は加速すると考えられています。私たちが今選ぶべき道は、原発など大規模発電によって支えられる大量消費社会ではなく、地域分散型で、それぞれの地域の特性を活かしたエネルギーであり、もっと自然に寄り添うような暮らし方ではないでしょうか。
去る一月に、「みんなのエネルギー・環境会議 広島」と題して、原発、自然エネルギー、これからの暮らしについて考える場を設けました。食とエネルギーの自給的な暮らしをする登壇者に、思いの外、多くの共感が寄せられ、特に3.11以降、「カッコ良さ」が変わってきているという声も上がりました。「自給生活はムリ」という人も、自然な暮らしに触れることで、テレビを減らそうとか、ペットボトルをやめようとか、省エネを意識したり、徐々に、より自然な暮らし方にシフトできるのではないかという意見も。
脱原発や被曝を防ぐ対策を進めるにあたって必要な共感力。それを育んでくれるのは、人や自然との交わりの中で生きることだと考えています。
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「1980年からの30年間で約2倍に」――私たちの電力使用量です。それは今後も伸びていくという見込みと、地球温暖化対策として二酸化炭素の排出量を減らすという課題の下に、原子力発電が推進されてきました。家電品の省エネ効率は良くなったけれども、家庭あたりの台数が増え、家から出て外を見回すと、自動販売機や24時間営業のお店が増え、駅の改札が自動化になり、「動く歩道」が登場し、なるほど電力消費量が増えるはず、と思えることがたくさんあります。確かに便利で助かることもありますが、今後もこういった方向を、私たちは求めていくのでしょうか?
一方、私たちに資源を与えてくれる地球の現状を見つめると、地球が涵養できる以上の地下水を汲み上げ、森林が再生できる以上の木を伐採し、海が育める以上の漁獲をし、これらの結果として、一日に200種もの生物種がこの地球上から姿を消していっています。「web of life―生命の網」と呼ばれる命の支え合いは、その糸が切れれば切れるほど脆くなり、生物種の絶滅は加速すると考えられています。私たちが今選ぶべき道は、原発など大規模発電によって支えられる大量消費社会ではなく、地域分散型で、それぞれの地域の特性を活かしたエネルギーであり、もっと自然に寄り添うような暮らし方ではないでしょうか。
去る一月に、「みんなのエネルギー・環境会議 広島」と題して、原発、自然エネルギー、これからの暮らしについて考える場を設けました。食とエネルギーの自給的な暮らしをする登壇者に、思いの外、多くの共感が寄せられ、特に3.11以降、「カッコ良さ」が変わってきているという声も上がりました。「自給生活はムリ」という人も、自然な暮らしに触れることで、テレビを減らそうとか、ペットボトルをやめようとか、省エネを意識したり、徐々に、より自然な暮らし方にシフトできるのではないかという意見も。
脱原発や被曝を防ぐ対策を進めるにあたって必要な共感力。それを育んでくれるのは、人や自然との交わりの中で生きることだと考えています。
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