Final Judgement

ヤオ判定に怯えるボクシングファンのひとりとして
採点に特化し備忘録かわりに作成します

ダルチニヤンvsゴーレス(2008年2月2日フィリピン・セブ)

2008年02月05日 | スーパーフライ級
ダルチニヤン 114-111 ゴーレスX  

1R ダルチニヤン10:8(ダルチニヤン10:8ゴーレス)
2R ゴーレス10:8(ダルチニヤン18:18ゴーレス)  
3R ゴーレス10:9(ダルチニヤン27:28ゴーレス)
4R ゴーレス10:9(ダルチニヤン36:38ゴーレス)   
5R ダルチニヤン10:9(ダルチニヤン46:47ゴーレス)  
6R ゴーレス10:9(ダルチニヤン55:57ゴーレス)   
7R ゴーレス10:9(ダルチニヤン64:67ゴーレス)  
8R ダルチニヤン10:9(ダルチニヤン74:76ゴーレス)
9R ダルチニヤン10:8(ダルチニヤン84:84ゴーレス)  
10R ダルチニヤン10:9(ダルチニヤン94:93ゴーレス)
11R ダルチニヤン10:9(ダルチニヤン104:102ゴーレス)
12R ダルチニヤン10:9(ダルチニヤン114:111ゴーレス)   



<Official>

△ダルチニヤン DRAW ゴーレス△

ジョナンサン・デービス(フィリピン)114-112ダルチニヤン
セク・パーキング(オーストラリア)113-113ドロー
モントル・スリヤチャンド(タイ)113-112ゴーレス


<memo>
1R ダルいつもどおりのモンキーダンスで前進、2分過ぎゴーレス足が絡まって倒れてようにみえたがレフリーはダウンと裁定
2R ゴーレスは膝をやわらかく使ったディフェンスとジャブで対抗、終盤打ち終わったダルの上体が立ったところに右フックをあてダウン奪い返す
3R ダウンのダメージかキャンパスがすべるのか足運びが若干おかしいダルをワンツー、右フックでリード
4R ワイルドなダルの攻撃の隙間にみせたゴーレスの的確なジャブ、ワンツーの方を評価
5R 中盤左一発でダウンをとったように見えたがスリップ裁定、1Rの帳尻か?ゴーレスも悪くなかったがこのパンチと終盤のスリップも含めてダル
6R カットにめげずダルの迫力ある攻撃をボディワークで上手く外すゴーレス、全てを防いでるわけじゃないけどジャブや右フックもよく当ててた
7R 終盤ダルの猛攻あるも正確さに欠く、それまでうまくカウンターとってたゴーレスに振る
8R このRもうまくやってたゴーレスだけどのこり1分でダルの左強打を食いその後は守勢に回った
9R 早々から攻め立てられ終盤遂に左でゴーレスダウン、立ち上がったけど足にきている
10R 最初の1分はダメージをごまかしてよく手を出していたが2分過ぎのダルの左でダメージがよみがえったようにズルズルと、終盤再度スリップ
11R 消耗が激しく足元が怪しいゴーレス終盤2度スリップ、最初のは明らかにダウンに見えた
12R ヒット数自体は同じくらい奪ったんだけど如何せん少しの接触でも倒れるほど消耗してるゴーレスのパンチとダルの差は大きい


・3,4,6,8,12は程度の差はあれ採点が割れてもおかしくはないとおもう
・ゴーレスの勝ちにするにはダルがまず確実に抑えた以外のRを全てふらねばならずハッキリ言って苦しい
・そもそも5Rと11Rのスリップはダウンだと思った、そうすればもっとハッキリした
・1Rのダウンはバレラ・パック1の1Rと同じような感じでゴーレス不運だった
・前半のゴーレスは膝のバネと柔軟に動く上体でうまく戦ってて見直した
・一方ダルチニヤンは戦法そのものは変わってなかったもののクラウチングで通しきれないシーンも増えた気がした
・2Rのダウンはかなりダメージあったように見えた、ダルチニヤンも加齢や歴戦の疲れと無縁ではいられない
・ターニングポイントは8R後半だったようにおもう
・10R以降のゴーレスは揺れる船の上で戦ってるようだったが、ハートは見せた
・長谷川ベチェカのロッキー現象がここでも起こっていたようだが、スペースが小さい分まだましだった
・ダルは痛烈KO敗からの再起2戦目としては悪くない、もっとボディを打てていれば仕留めていただろう
・迫力、パワーは健在だったがスタミナの減退と下半身の老朽化は感じさせた、まあ見る方の意識がかわったのもあるけど
・今年中ならどこでやってもダルチニヤンはキリロフから王座を奪えるだろう、地力はまだ残している
・ゴーレスもフィリピンなら勝てる、アメリカでも互角かそれ以上に戦うだろう、彼のスタイルは微妙なポイントを集めるのに適しているようにみえる
・解説のドネアはダルの勝ちと思ってるようだけど顔には余裕の笑みが浮かんでた

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