
2005日本シリーズ第1戦
(1勝)○千葉ロッテ10-1阪神タイガース●(1敗)
いよいよ開幕した2005年に本シリーズ
今年は31年振りにペナントを制した千葉ロッテと、20年振りの日本一を目指す
我等が阪神タイガース。
1回表レッドが四球で出塁、おあつらえ向きの展開、しかし鳥谷が三振、シーツが
ヒットでつなぐも、アニキがセンター前に抜ける当たりを、西岡の好守備に阻まれて、
惜しくも先制点を逃す。
これでリズムを崩した打線は、その後沈黙してしまう。
一方先発の井川は、6回を9奪三振、ストレートも走ってたし、調子は悪くなかった、
しかし課題の変化球が高く浮いてしまう、当然ロッテ打線がそれを見逃すわけもなく、
西岡にプッシュバンを決められたり、今江にHRを含む4打数4安打と勢いをつけさせたり、
サブローにも2点タイムリーを打たれて勝負あり。
打線も藤本の犠牲フライの1点が精一杯、完全にロッテのいいようにやられて、
オマケに6回から濃霧が発生して、日本シリーズ史上初の「濃霧コールドゲーム」
今日の敗因は
1 野手の動きが硬い
確かに3週間のブランクはあったものの、それは2年前にも経験してる事、ましてや
向こうは"初めて"日本シリーズの大舞台にも関わらず、完全に自分達の野球が出来てる。
いい意味で「意識の切り替え」が出来てない。
2 井川の"調子"を見抜けなかった矢野の配球
この日の井川は、とにかくストレートが良かった、逆にチェンジアップなどの
変化球は高めに浮いて、狙われやすい状態が1回から続いていた。
にも関わらず、矢野のリードはそのストレートを生かす事もせずに、相変わらずの
外角一辺倒のリード、特に今江、里崎に至っては、内角を1球も投げてない、
こんな事をしてては、外のボールを右打ちされるのも目に見えてる。
3ロッテの清水が、横浜・三浦に見えた。
対照的にロッテの清水は、緩急のあるピッチングと抜群のコントロール、
特に外角の3か所(高め・真ん中・低め)にキレイにボールを決めて来る、
それぞれにファールを打たせたり、引っ掛けさせて内野ゴロを打たせたり、
フォークで三振にしたり、途中から三浦を見てるような気分になるピッチングで
完璧に抑えられた。
出だしはつまづいた、井川の黒星も"ある意味"計算通り、ここからの奮起に
期待しよう。