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GO!GO!Tigers RedStar53@Blog

阪神、特に赤星憲広(レッド)を中心に、
野球全般の話を気ままに書いて行きます、
阪神以外のファンの訪問も大歓迎です。

完敗。

2005-10-26 | Weblog
10月26日:甲子園球場/入場者:47810人
2005日本シリーズ第4戦
(4敗)●阪神タイガース2-3千葉ロッテマリーンズ○(4勝)

完敗、もう何もない…これほど一方的にやられるとは全く予想してなかった。
阪神が4連敗で優勝を逃すのは、球団初の屈辱。

このシリーズ阪神が日本一になれなかった要因はいくつかある。

1:空き過ぎた日程と村○ファンド
阪神が公式戦を終了したのは10月5日、そこから3週間弱、選手は実戦から
遠ざかってた、様々な感覚がモノを言う勝負の世界でこの"感覚のズレ"は
ホントに致命傷になる、しかし逆を言えば、ナイター練習や、100%本気の
テンションで紅白戦を連日やるなど、対策を講じる事が出来たのも事実。
それは今後の反省点だろう、あとシリーズ直前の村○ファンドの阪神株騒動、
実際選手たちは表向き冷静に務めていたが、ロッカーでは「これからこの先
どうなるんだろう」とこの話題で持ち切りだったらしい、それだけで選手の勝負
にかけるモチベーションは削がれる、野球はメンタルスポーツなのだ、それは
ロッテを見てればよく分かるだろう。

2:徹底した分析力の差
ロッテは実は12球団で唯一、阪神の2月のキャンプに視察に来ていた、そう
今年の"頂上決戦"を想定しての事、その際ロッテのスコアラーは帰り際
「これなら勝てる、大した事ない」と言っていた、ファンんは「交流戦見とけ!」
と息巻いていたが、交流戦も負け越し、日本シリーズもコテンパン…
ロッテはアメリカから統計学の専門家を招いて、交流戦以降の阪神の全試合のVTRを
データ会社から入手、安打と凡打に分けて編集をし、配球を球種ごとに数字を
はじき出し、最終的には「金本さえ封じれば勝てる」そう結論づけた、
その膨大な資料を選手にわたした上で、あとは現場の判断で試合を
すればいいとした、だから打線も日替わりだし、それでも役割を皆果たせた、
日本の野球には、あきらかにないスタイルだろう。
阪神はペナントと同じやりかたを最後まで変えなかった、頑固だがそれは逆を言えば
"つぶし"が効かない証拠でもある。

3:初戦の清水で勝負アリ。
開幕の第1戦目、ロッテの先発は誰もが渡辺だと思っていた、しかし発表されたのは
清水、なぜか最初分からなかった、しかしここにボビーのしたたかな戦略があった。
清水は速球派のピッチャー、金本など中心選手に徹底的に内角を攻めていた、これは
シーズン中、セ・リーグのピッチャーが、内角を攻めていない事に気づいたロッテが
取った作戦、これをする事で2戦目以降のピッチャーも同様の攻めをしてくるんじゃ
ないかと「内角の球を意識させる」事で、今度は逆に外で勝負ができる、だから
阪神のバッターは全部引っ掛けて凡打の山を築く…4戦トータルを考えた作戦とも
言えるだろう。

4:奇襲=先手必勝。
ロッテがプレーオフで学んだ事、それは「短期決戦の戦い方」
セ・リーグはプレーオフがない、その分短期決戦がない、早い話が
「短期決戦の戦い方を知らない」逆にパ・リーグはプレーオフが日本シリーズの
「予行演習」になる、そこでコツを掴んだロッテが、チーム力をフルに発揮するのは
当然の事、阪神は146試合という"長期決戦"の戦い方をしてしまった。
短期決戦は先手が必勝条件、第1戦目の西岡の見事なプッシュバントを見れば、
勢いも流れも全部持って行かれるのは必死、それに焦って阪神がエラーでもすれば
ますます相手の思うツボだろう。

5:プレッシャーになった"10人目の選手"
甲子園に帰ってくれば必ず…ファンなら誰もが思ったことだろう、
しかし阪神の選手にとっては普段心強いファンが逆にプレッシャーになってしまう。
普段は地鳴りのような応援で選手を後押しし、相手チームに威圧感を与えている
阪神のファンだが、阪神には赤星、鳥谷、シーツ、金本、今岡、矢野など、実に
『マジメな』選手が多い、ロッテの選手みたいに『思いきり楽しんで野球をする』
という事が欠落していた、絶対勝たなければいけない!それに輪をかけるように
ファンの地鳴りの応援、それは「今日は絶対勝てよ!わかってるな!」こんなの
プレッシャー以外の何者でもない、そうファンも"歯車"があってなかった。

まあ上げ出せばキリはないが、もうチャンスがないわけではない、来年必ず
リベンジして、忘れ物を取りに行こう!あと今年の阪神は間違いなく
セ・リーグチャンピオンである事には変わりないのだから、その事実は
しっかりと胸を張って、来年戦って行こう。

2年前よりもチームは確実に強くなっている、さらに1ランクも2ランクも上に
レベルアップして行けば、必ず栄冠は阪神に輝く。

何はともあれ151試合、監督選手の皆様、お疲れ様でした。
また来年も球場に通います、その時はまたいい試合期待してます。

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