ラサ行きのチケット 西寧

西寧はチベット自治区への玄関口で、ここでチベットへの入域許可証と鉄道の切符を手配しようと思っていた。

チベット自治区には外国人が自由に出入りできないし、３月に暴動があって入域許可が再開されたのは６月末、さらにオリンピックも目前に迫り、チベットでどれくらい自由に移動ができるのかわからない・・・。


詳しい話を聞かないといけないなと、日本語で対応してくれる旅行会社で状況を聞いてみると、

暴動、オリンピックの影響で自治区内の移動は非常に厳しくなっているらしく、西チベットには確実に行けないらしい。

カイラス・・・行けないのか。残念・・・


ただ、チベット自治区は今も昔も「自治区内の行動は、ガイドを同伴し、全日程を報告すること」となっている。
けれども、このルールと実態は結構違っていて、自由な旅行はできたし、現地の宿で人を集めて、一緒にランドクルーザーをチャーターしてカイラスへ、っていうのが当たり前のようなものだった。


だから、この「西チベットへは行けない」も、ルールであって実態は違うのではないかと思ったけれど、どうやら、「１年前ならできたんだけど」って言ってる様子からすると、実態も厳しそう。

残念がっていると、アジアを横断した大先輩から、「旅は場所だけでなく、時とのめぐり合わせもあるから 」とメッセージをいただき、それもそうだと、チベットから北に戻って蘭州へ、そこから西に進むことにした。