花粉症の季節になってきました。毎年つらいですよね。みなさん対策は万全ですか？マスクやゴーグルなども年々良くなってきていますが、花粉症の患者さんは年々増加しているんですね。
通常、花粉症の方には抗ヒスタミン薬を早めに投与していくのが一番予防効果が高いようです。毎年お悩みの方はできるだけ早めにお薬を飲み始めるようにしてくださいね。
症状がそれほど強くない方、また、抗ヒスタミン薬では眠くなってしまってどうしても仕事にならない、という方もあります。そういう場合は、漢方薬などお試しになられてはいかがでしょうか？
代表的な花粉症の漢方薬に小清竜湯があります（これも2千年前の処方です）。東洋医学では花粉症などのアレルギー性鼻炎の急性期は、鼻かぜの急性期と同様に考えており、麻黄という生薬の配合された漢方薬を使用することが多いですが、これは即効性がありよく効きます。長引いてきた場合は異なる処方の方が良いこともありますのでまずはご相談を・・。このような考え方はやはり西洋医学と大きく違いますよね。
その他にも民間療法として、ネトルなどのハーブティー（アレルギー性鼻炎にも効果があるとされるが明らかな医学的根拠には乏しい）なども古くから西洋では試されています。当院でも眠くなる方やお薬が合わない方には、こういった方法も試してみたら？とお勧めしています。現代の西洋医学だけではどうしても症状が改善しない方がたくさんおみえです。それで治療はないと判断するのではなく、いろいろなものを試してみなさんのカラダに一番あった日常の過ごし方や治療を考えていきたいと考えています。
