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70年代の名作達を少しずつ自分の目線から紹介します。

BRUIN LEATHER

2013-05-06 06:18:26 | 70s


ナイキが誇るバスケットボールシューズの名作、ブルイン。写真にあるのは、日本ゴム社による日本製のものです。
生産は、1974~1977までと割と長期間に渡るものでした。しかし、在庫処分などを考えると、80年代に入っても販売が続けられていたのではないでしょうか?
他に、台湾製、韓国製もあり、細かな部分に違いがみられるのもこのモデルの面白いところです。



とくに、違いがみられるのが足指の折り曲げ付近の補強材。この日本製は、スエードの補強が外側小指付近のみとなっているもので、まだ発展段階と見受けられます。後に、台湾製、韓国製には、全体的にヒールまで補強が伸びています。
切り返す動きが多いバスケットボール。度々、レザーが破れてしまっていたことから、この補強が付け加えられました。



経年劣化は、古い靴の宿命だとはわかってはいますが、このモデルにもそれがあります。写真の補強材部分とゴムの補強材の接着の相性が悪く、剥がれや欠損が多々みられます。



スタンプは、黒色。
他に日本ゴム社は、緑、青、赤などのインクを使っていましたが、これも多分、他意は無いと考えられます。
今までの経験から物を言うと、特別、赤に限っては、SMUなどのスペシャルモデルに使われていたようです。

アッパー裏側の小指付近に品番、もしくは5桁の数字がスタンプしてあるものも存在します。




画像提供 ud氏

話をブルインに戻します。
インソールは、パイル地のもの。
アーチクッションも、このタイプになると硬化が進み、割れてしまいます。



日本製のみ、素材が明らかに高級なもので、写真にあるようにスウォッシュ、アッパーとも光り輝いているのが特徴です。
これは、1ドル280円だった時代背景が多いに関連していて、アメリカから発注を受けた日本国内の工場が素晴らしい高級素材を用いる事が可能になりました。

このモデルを手にしてから、まだ細部を見ることが無かったので、この機会に確認したところ、これにも存在しました。



肉眼では、確認し辛いですが、レンズと画像加工処理の後に浮かび上がってきました。
やはり、サイズ10の下にアルファベットEと数字の23らしきものが。

ナイキジャパンにいる知り合いに聞いてみても、見当が付かないらしく、まだまだ調査の余地があります。


私は、履くことを考えるならこの日本製をお勧めしますが、個人的には、韓国製が好きです。簡素な素材、作り、なぜか憎めない存在です。

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