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鉄塔ファン倶楽部

男鉄塔と女鉄塔

用語が難しすぎて取っ付きづらい!

鉄塔に興味が湧いてきたぞ!ちょっと調べてみようかな…と思った時に挫けてしまうのは用語の難しさのせいだと思う。専門の勉強でもしない限り一生聞くことのない用語がバンバン出てきてしまうからだ。
私も初めの頃は聞き慣れない用語に泣いた…。
ACSRって何……長幹碍子って何なのよ……!

でも、正式名称ではなく、鉄塔ファンの間で使われている用語って意外とゆるいのです。なんていうか、「鉄塔のあだ名」みたいな感じ。
何かに見立てることも多くて、その対象は動物だったり人間だったり、有機的な何かに例えることが多い気がする。
鉄塔って限りなく無機質で実用的なものなのに人間に例えちゃうなんてね。


意外と浸透!鉄塔の「あだ名」

けっこうその「あだ名」ってファンの間では浸透しているのだけれど、その元ネタになっているのが「鉄塔武蔵野線」という小説だ。銀林みのるさんという方が書いた小説で、映画化もされた。(というか、鉄塔武蔵野線がきっかけで鉄塔ファンになる方が多い)

少年二人が鉄塔を辿る話なのだが、二人とも鉄塔の知識はまるでない。だから、子供目線のオリジナル鉄塔用語で描かれている。
例えば、「男鉄塔」と「女鉄塔」はこんなふうだ。

男鉄塔

「引き続く赤白鉄塔は男性型鉄塔 で、碍子連がV字吊なのでわたしは不満でした。」(P9から引用)

女鉄塔

「次の鉄塔は女性型鉄塔でした。というのは、電線を繋ぐ碍子の棒状連結体(碍子連)が前後に開いており、碍子連の先端どうしを結ぶ電線(ジャンパー線)の膨らみの作る弧が、睫毛の長い女性の大きな目や装身具を連想させたからでした。女性型鉄塔は見る角度によって多様に表情を変化させます。その鉄塔はわたしに中背の少女を想像させました。完全な大人というには早い、大人になりかかっているような、まだはにかんだ様子が見受けられるのです。」(P7から引用) 
「電線を繋いでる碍子が前と後ろの両方に付いてる。下にぶらさがってるんじゃなくて、碍子が電線の向きに引っ張られてる。ああいうのが女鉄塔だ。」(P46 から引用)


ちなみにこれが男鉄塔(右)と女鉄塔(左)。
送電線と鉄塔本体を絶縁する碍子(がいし)の取り付け方が違う。



なんとなく、分かったような……分からないような……。
分からなくても、こんな用語があるんだ!と知るだけで鉄塔に親しみが湧いてきませんか?
ちなみに、男鉄塔の正式名称は「懸垂型鉄塔」、女鉄塔は「耐張型鉄塔」。これを最初に知ってもなかなか覚えられないと思いますが、男鉄塔・女鉄塔ならなんとなくしっくりくる気がするのです。


他にもまだまだ!鉄塔の「あだ名」たち

男鉄塔・女鉄塔の他にも、猫型鉄塔、ドラキュラ型鉄塔、ジャミラ型鉄塔、ゴジラ型鉄塔、コックさん型鉄塔、とんがり帽子型鉄塔……などなど、いろいろなものに例えた鉄塔のあだ名があります。
このブログでもまた紹介していきたいと思いますが、オリジナルのあだ名をつけるのも楽しいです。
みなさんも、ぜひ鉄塔を何かに見立てて遊んでみてください!(思いついた暁には、コメント欄でぜひぜひ教えてくださいね〜!)
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