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≪看護師の道 大学が開く!?働き手不足で就職に有利!教養科目しっかり/母体の病院で実習??≫

2014-11-30 11:24:42 | 現場から
前回は、外国人が日本の看護師を目指す現状をお話しをさせて頂きました。



では、日本人が看護師を目指す現状はどうなのでしょうか。




知らない者からしますと、看護師というと、看護の専門学校に行って。。というようなキャリア形成のイメージがありますよね。




では、日本の今を見てみましょう。




日経のこちらです。

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看護師の道 大学が開く




働き手不足で就職に有利

教養科目しっかり/母体の病院で実習




看護師を養成する大学が増え続けている。

総合大学の中に看護学科を設ける例や、看護教育の単科大学など、その形態も様々。




看護師の養成といえば専門学校が主流だったが、大学はそれに肉薄しつつある。





文部科学省によると、2014年4月1日時点で看護師養成課程を持つ大学は全国に226校ある。09年は178校。ここしばらく毎年、10校程度が新たにつくられていることになる。




少子化の進展で学校の経営環境も厳しいはず。




ところが、看護師養成課程については「受験生が十分集まり、定員割れも起こさない」(日本看護協会)ので、設置する大学が増える。





背景にあるのは医療現場で働く看護師の不足だ。




人口の高齢化などに伴い、医療需要は増え続けている。一方、出産などの都合により現場を離れる看護師も多い。大学を出て看護師国家試験に合格すれば、就職先には困らない。





大学では幅広い教養を身に付けられることも魅力のようだ。




北海道大学医学部保健学科の看護学専攻では11年度から、入学1年目には看護教育をせず、教養科目を重視するようにした。専門教育は2年生から。




それまでは4年間のなかで看護師になるための教育と保健師になるための授業などをあわせて実施していた。保健師教育などは大学院に移した。




同大大学院保健科学研究院の良村貞子教授は「教養は自分で考える力をつけるのに役立つ。医療の高度化が進む中、その力はますます重要になる」と指摘する。




看護学専攻2年生のSさん女性(20)は「医療以外の学問分野にも興味があった。大学で色々なことが学べると分かり、自分の選択肢が広がった」と話す。

北大の人体模型を使った看護学の授業



看護師養成の単科大学などでは独自色を打ち出すことも多い。




千葉県鴨川市にある亀田医療大学は、先進的な運営で知られる亀田総合病院が母体となっているのが特徴。




「同病院で実習から卒後教育までを担える。そういう総合的な教育環境があることが売り」(亀田省吾理事長)だ。




3年生のEさん女性(21)も「設備が整った大きな病院は実習のとき役立つ。色々な技術をたくさん吸収したい」と満足そうだ。

亀田医療大学の人形を使った看護教育






看護師らを育てる保健医療学部の他に医学部、薬学部、歯学部も持つ昭和大学(東京都品川区など)は「医系の総合大学」と銘打つ。全4学部の1年生は全員、寮で共同生活を送る。




医療はチームで実施するものだから「自分と違う職種の人たちとかかわることが大切」(菅原スミ・保健医療学部看護学科教授)との考えによる。2年次以降も1人の患者を各職種のチームを組んで受け持つといった実習授業がある。




増え続ける看護師養成大学だが、今後はどうなるのだろうか。




厚生労働省医政局看護課は「看護師の需給動向からみると、当面今ぐらいのペースで大学が増えても問題はない」とみる。





しかし、看護系の教員が足りないという問題がすでに浮上している。菅原教授は「そのうち大学の淘汰も始まるのではないか」と予測する。




大学も学生に志望してもらえる体制づくりが大切だ。





学生が看護師養成大学を選ぶ際のポイントは何か。




多くの関係者が指摘するのは、実習先の病院がきちんと確保されていることだ。カリキュラムなども含めどんな教育体制となっているのか、しっかり調べたい。

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いかがですか?




いつの間にか、大学が看護師の専門学科を増設し、力を入れていたんですね。。




時代背景もあり、生き残るための大学側の生徒を集める施策と、看護師の道を、一つの人生の選択肢として考える生徒側の思惑の拡がりが合致している、ということなのでしょう。




看護師不足を補うための、こうした日本の環境の取り組みが、少しでも、看護師不足の解消に役立って欲しいと思います。




ちなみに、こうした大学の取り組みは、ごく最近の動きですが、通常の看護師を目指すキャリア形成の流れ、というのは、どういう流れなのでしょうか。




引き続き、日経のこちらです。

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国家試験までのルート 

専門学校卒が主流 3年制、学費で利点




看護師になるには複数のルートがある。




法律上、看護師国家試験の受験資格を得るには原則3年以上の専門教育が必要とされている。




このため、現時点では3年制の専門学校を出て看護師になる人が最も多い。




学校数も500以上あり、1学年当たりの定員数は約2万6000人(13年4月時点)になる。




4年制大学を経由して看護師になる人の人数は専門学校に次いで2番目に多い。全国の大学の1学年当たりの定員数は約1万8000人(同)だ。




4年制の大学は専門学校に比べて学費が高くなり時間もかかる。こうした点を考慮し、専門学校を選ぶ人も多いようだ。




専門学校などで2年学んで准看護師になり、それから看護師を目指すという方法も。




この場合、専門学校などでさらに2年間の勉強が必要となる。働きながら通信教育という手もある。




亀田総合病院はグループ内に大学だけでなく、専門学校も設置している。「看護師になるためのあらゆる道を用意する」(亀田理事長)との方針だ。




このほか数は少ないものの3年制の短大や、高校と専門教育を合わせた5年一貫校を出て看護師になることもできる。

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なるほどですね。




従来のキャリア形成に加えて、こうした新たな選択肢が広がることは、学生にとっては良いですよね!




と言いますのも、時代背景を察しているのか、直近では、こんな調査結果が出ております。




日経です。

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なりたいものランキング 「お医者さん」女子3位


「命救う職業に関心高まる」 第一生命調査




第一生命保険が5日までに発表した「大人になったらなりたいもの」のアンケート結果で、「お医者さん」が1989年の調査開始以来、初めて女子の3位(前回4位)に浮上した。




第一生命は、東日本大震災を経て「命を救う職業への関心が一段と高まっている」と分析している。





女性の医師を主人公としたテレビドラマが人気だったことも背景にあるとみられ、ベストテン上位の常連「看護師さん」を初めて上回った。




「お医者さん」は男子でも前回の9位から6位に順位を上げた。「消防士・救急隊員」が初めて男子の3位(前回10位)に上昇したことも、人助けへの関心の高さをうかがわせた。





女子の1位は17年連続で「食べ物屋さん」。2位(前回3位)は「保育園・幼稚園の先生」だった。




男子では日本人大リーガーの活躍を背景に「野球選手」が2年ぶりに2位(前回4位)へランクアップし、4年連続1位の「サッカー選手」に迫った。前回21年ぶりの2位に上がった「警察官・刑事」は8位となった。





第一生命は全国の幼児や小学生らを対象に昨年7~8月にアンケートを実施、1100人の回答を集計、分析した。

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どうです?




少子化という中で、男の子も女の子も、子供は頼もしいですね!!




大いに悩んで勉強し、前に進みながら、自分の道を見つけてもらいたいと思います。