金魚鉢から…

アバターと仮想空間、ラビリンス。結論にたどりつけない思いつき。

てるむらさきさん‐壱‐

2013-01-19 17:51:55 | avatar・仮想空間

(雀の子を、犬君が逃がしてしまったの。)
※犬君(いぬき) 少女の遊び相手

おお、可愛らしくできたこと。
うん、髪の長さも、まあいいんじゃない。
帯はしめてなかったろうけど。仕方がない。
前から一度、これやりたかったんだよね。

この、雀の幼鳥が逃げたと泣いてた女の子は
ある貴公子のパートナーとなって
当時の貴婦人のたしなみ通り、パートナー以外の男性に見られぬように
生活するようになる。

aaaaaaaaaaa aaa

年頃の貴族の娘は姿なんか見せない。
お付きの女性たちが
なんとか自分とこのお姫さんに良い求婚者が現れるようにと
娘を美化した噂を流す。

それでまず、短歌のやりとりなんかから始めるわけですね。
貴公子が、筆字で書くわけですよ。

相手の女性からお返事いただけたら、
筆跡
歌の詠みぶり、
どんな、何色の紙を使ってよこしたか、
短歌を書いた紙に何を付けてきたか(花とか…)
お付きの女性の代筆なんてのもある
そんなんで、
貴公子君たちは、その娘の人となりを推し量る。
大変ですなあ。

会うって言っても
最初は簾越しにとか、衝立越しに、
言葉はお付きの女性が取り次ぐ
でもほら、
身じろぎする音とか、
小声で女性に伝言する声とか、
簾なら人影がうっすら見えるだろうし、
なんとなくその人を感じることができるんじゃないだろうか。

aaaaaaaaaaaaaa

男女の間だけじゃなくても
人1人を感じようとすると、
頭の中のアンテナが、
すごく感度よくなる人が多いんじゃないかな。
ご本人が見えないと尚更だ。


自分も、
できるだけ誤解されたくないから
言葉を選び、話題を選び、なんとか
自分の思っていることを少しでも正確に伝えようとするんじゃないかな。
何せ、こっちの顔も表情も見えないんだから

ときどきアバターって、
お返事に送ってきた短歌とか、
御簾越しに感じられる空気、かすかな音、ほの聞こえる声
そんなものに似てるのかなって思うことがある。

                          続く…^^;いや続く予定

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