フォトギャラリー種差海岸《西澤照光のフォトブログ》

ライフワークとして撮影中の三陸復興国立公園・種差海岸の四季情景を中心に紹介。

★種差海岸 蕪島 ウミネコの生態記録 第13章 巣立ち・採餌・離島

2014年09月11日 20時38分42秒 | ウミネコの生態記録
     羽ばたき訓練を終えた雛たちの巣立ちがはじまります。特に高い岩場で育った雛の場合、巣立ちに親鳥の指導が必要なようです。
    先に親が飛び立つ手本を示すのですが、なかなか一回目で飛び立てません。中には4回目でようやく飛び立った雛もいました。


     ★親鳥が雛に巣立ちを促しているようです?

     撮影 2008.7.8.  PM 3:18


     ★親鳥が巣立ちのお手本を示すかのように 何度も先に飛んで見せるのですが、雛はなかなか高い岩場から飛び立てません。
  
     撮影 2008.7.8.  PM 3:18 ~ PM 3:31



     撮影 2008.7.8.  PM 3:32



     ★数度 巣立ちを躊躇った後、ようやく雛が飛び立ちました。その後、親の後をついて何度も上空を旋回していました。

     撮影 2008.7.8.  PM 3:35  ほか



     ★慣れてくると雛たちが自ら飛び立ち、渚まで飛んで行けるようになります。そうして、自ら採餌することを覚えていくのです。

     撮影 2008.7.8.  PM 3:42  ほか




     ★雛たちの採餌情景

     撮影 2008.7.8  PM 5:46



     撮影 2008.7.8.  PM 3:56



     撮影 2008.7.9  AM 8:59 ~ 2008.7.12  AM 11.58



     ★巣立ちした雛の中には親鳥と一緒に渚で採餌するものもいます。
      こういう雛は時折親の口から直接給餌を受けようと甘えて近寄りますが、親はソッポを向いて餌を与えません。
      そのうち、親は雛を渚に残してどこかへ飛び去り、戻って来ませんでした。
      この時期になると親からの給餌は終るのです。雛は自分で採餌することを覚えなければ生きて行けません。
      だが、あまりに幼い雛には、巣立ち後でも渚で親が雛に給餌している光景をたまに見かけます。



     ★まだ採餌に慣れず、親に餌をねだる雛。しかし、親は相手にしません。

     撮影 2008.7.8  PM 3:46 ~  PM 3:49



     ★親に置き去りにされて渚で鳴く雛。 だが、30分ほど待っても親が戻らなかったため、自らどこかへ飛び去って行きました。

     撮影 2008.7.8  PM 3:49



     ★しかし、中には雛に餌を催促され、渚で給餌している親を時には見かけます。

     撮影 2008.7.10  AM 8:09 ~ AM 8:11



     ★採餌場では、雛への給餌が終ったせいか縄張り争いもあまり起こさず、成鳥と雛が一体となって渚などで穏やかに過ごし、飛翔訓練を行っています。
      そして、7月下旬から離島がはじまり8月上旬には数百羽の越冬組を残して、島から旅立つて行きます。

     撮影 2008.7.12  PM 0:45



     撮影 2008.7.13  AM 8:12  2012.7.27  AM 7:21  ほか



     ★8月上旬、海水浴客に追われるようにウミネコたちの離島が始まる。

     撮影 2008.8.3  PM 0:37



     撮影 2012.8.19  PM 6:10

























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