式での起立・斉唱定めた都教委通達は「違法」 東京地裁
卒業式、入学式で教職員に国旗に向かって起立しなかったり国歌斉唱を拒否した東京都立校の教員が大量処分を受けたことをめぐる訴訟で、東京地裁は21日、違反した場合に処分することを定めた03年の都教委の通達は「少数者の思想良心を侵害し、違法」とする判決を出した。難波孝一裁判長は、(1)教員らには起立、斉唱の義務はないことの確認(2)不起立・不斉唱、ピアノ伴奏の拒否によって処分をしてはならない(2)原告401人に対する1人3万円の慰謝料支払い命令――を言い渡した。
判決はまず、日の丸・君が代の歴史的な位置づけについて「第二次大戦終了まで、皇国思想や軍国主義思想の精神的支柱として用いられてきたことは否定しがたい」と指摘。「国旗・国歌法で日の丸・君が代が国旗、国歌と規定された現在でも、なお国民の間で宗教的、政治的にみて価値中立的なものと認められるまでには至っていない」と述べた。
これを踏まえ、「教職員に一律に起立・斉唱とピアノ伴奏の義務を課すことは、思想・良心の自由に対する制約になる」として都教委の通達と校長の職務命令は違法だと結論ずけた。
アサヒコムより
嬉しい判決だ。
君が代斉唱時に起立、斉唱をしなかったことに石原都知事が怒りまくり、
退職後に講師として勤めることが決まっていた人が
講師として採用されなかったことを知り
「なんという横暴、権力行使の公私混同!」と腹が立ったが、
今日のこの判決を聞き胸がスカッとした。
難波幸一裁判長はこれから何かと圧力がかかってくると思うが、
これからも裁判長として、普通の人々のためにがんばってほしいです。
ナチスのカギ十字の旗と同じ役目をした日の丸と、
ヒットラーと同じ役目をした天皇を讃えた歌を、
この現代の世の中で無理やり歌わされ、歌わないからと言って処分される
と考えたら、これはむちゃくちゃおかしな話だ。
自分の手にある権力で自分の意に添わぬ者を解雇したり処分したりする権利がどうして石原都知事にあるのか。
これを勘違いといわずして何を勘違いと言えるか。
愛国心の問題にしても然りで、為政者は住民の生活改善のための
施設、設備、環境改善などに取り組むべきで、
住民の心に立ち入ることはやってはいけないのではないか。
為政者の意に添わぬものを「非国民」と言っていた
60年前と同じことをしようとしている今、
この判決は60年分の日本国民の進歩を代表してくれた嬉しい判決だ。
卒業式、入学式で教職員に国旗に向かって起立しなかったり国歌斉唱を拒否した東京都立校の教員が大量処分を受けたことをめぐる訴訟で、東京地裁は21日、違反した場合に処分することを定めた03年の都教委の通達は「少数者の思想良心を侵害し、違法」とする判決を出した。難波孝一裁判長は、(1)教員らには起立、斉唱の義務はないことの確認(2)不起立・不斉唱、ピアノ伴奏の拒否によって処分をしてはならない(2)原告401人に対する1人3万円の慰謝料支払い命令――を言い渡した。
判決はまず、日の丸・君が代の歴史的な位置づけについて「第二次大戦終了まで、皇国思想や軍国主義思想の精神的支柱として用いられてきたことは否定しがたい」と指摘。「国旗・国歌法で日の丸・君が代が国旗、国歌と規定された現在でも、なお国民の間で宗教的、政治的にみて価値中立的なものと認められるまでには至っていない」と述べた。
これを踏まえ、「教職員に一律に起立・斉唱とピアノ伴奏の義務を課すことは、思想・良心の自由に対する制約になる」として都教委の通達と校長の職務命令は違法だと結論ずけた。
アサヒコムより
嬉しい判決だ。
君が代斉唱時に起立、斉唱をしなかったことに石原都知事が怒りまくり、
退職後に講師として勤めることが決まっていた人が
講師として採用されなかったことを知り
「なんという横暴、権力行使の公私混同!」と腹が立ったが、
今日のこの判決を聞き胸がスカッとした。
難波幸一裁判長はこれから何かと圧力がかかってくると思うが、
これからも裁判長として、普通の人々のためにがんばってほしいです。
ナチスのカギ十字の旗と同じ役目をした日の丸と、
ヒットラーと同じ役目をした天皇を讃えた歌を、
この現代の世の中で無理やり歌わされ、歌わないからと言って処分される
と考えたら、これはむちゃくちゃおかしな話だ。
自分の手にある権力で自分の意に添わぬ者を解雇したり処分したりする権利がどうして石原都知事にあるのか。
これを勘違いといわずして何を勘違いと言えるか。
愛国心の問題にしても然りで、為政者は住民の生活改善のための
施設、設備、環境改善などに取り組むべきで、
住民の心に立ち入ることはやってはいけないのではないか。
為政者の意に添わぬものを「非国民」と言っていた
60年前と同じことをしようとしている今、
この判決は60年分の日本国民の進歩を代表してくれた嬉しい判決だ。