上海てんやわんや洞

ドジ主婦のてんやわんやな中国滞在時の思い出と旅の話

モンゴルの旅・馬頭琴、その他編

2011-09-09 07:31:48 | 内モンゴルの旅

モンゴルの旅の話は今日で最後です。

最後は馬頭琴の話と、
その他小ネタです。


●馬頭琴

モンゴルといえば馬頭琴!

というイメージありませんか?

私は小学生の時に
絵本「スーホの白い馬」を読んで号泣して以来、
馬頭琴には格別な思い入れがあるのでした。

モンゴル滞在中に
馬頭琴の調べが聞けたらいいなあと思っていたら、
パオ集落のスタッフさんが
夕食時に馬頭琴を弾いてくれたのですよ!

本当に感動でした!(^^)


初めて聴いた馬頭琴の音色は
バイオリンの音をもっと素朴にしたような感じ。
か細く切ない響きが大変味わい深かったです。

よく似た中国の伝統的な擦弦楽器の「二胡」に比べると少し低くて、
とても繊細な音色でした。

しかし、演奏者が若いお兄ちゃんだったためか、
演奏してくれた曲は
哀愁あるメロディじゃなく、
激しいロック調民族曲☆

シェイクヘッドしながらの激しい弾きっぷりは
まるでハードロックのよう!

そして速くて情熱的な弓さばきは
まるで津軽三味線の速弾きのようで、
これはこれで
とてもカッコ良かったのでしたが(^^)

↑そうそう、馬頭琴の
本当に馬のしっぽで作ってありました!

スーホの白い馬を思い出すなあ~~~。


ついでに、おまけ。

パオ集落に泊まった次の日の早朝、
二胡を弾いていたおじいちゃん。

中国人の観光客さんで、
旅にわざわざ二胡を持ってくるだけあって、
とっても上手でした。

モンゴルの朝に聴く二胡も
なかなか良いものでしたよ(^^)


●射的

乗馬以外に、パオの集落では
射的を楽しんだりもしました。

日本で弓道をやってた私なので
弓を手にすると
ついつい燃えてしまいます☆

ガイドさんや他のお客さんが
やんややんやとにぎやかに見物する中で
相方といざ勝負!

弓と矢がボロボロだったので
まっすぐ飛ばなくてやや難しかったですが、
それでも何本か的中!
とても楽しかったです(^^)

ちなみに写真↑で私が着ている服
なんだか一見モンゴル風ですが、
実は上海で買ったベトナムの服です☆

(上海の七浦路という安い服市場の中の
 アジアン系民族服の店で
 120元で買ったもの~)

腰に巻いてるスカーフはタイで買ったもので、
下のレギンスなんて
日本のユニクロで買ったもの。

そう、気分を高めるための
単なるアジアンちっくコスプレなのです(^^;)

何も知らない観光客さんは
そんな私の服を
「あら、モンゴルの服かしら…」
という好意的な目で見てくれてたのですが、
実際のモンゴル現地の人から見ると
やっぱり服のデザインに違和感があるらしく
「お前は何人だ??」と聞かれました(^^;)

●ワイルド台所雑貨

私は外国の素朴な台所雑貨にとても興味があるのですが、
モンゴルでも見つけました!

巨大なやかんのような、竈のようなもの?
なんだか分からないけどカッコイイ!(^^)
手作り感満載な感じにときめきます。私もほしいなあ!(ドコで使うの^^;)

●モンゴル土産

モンゴルで売ってるお土産は
動物の骨で作った箸やアクセサリー、
顔がついてる丸ごと一体分の毛皮
などなど
ワイルドすぎて
あまり買えるものが無くて(^^;)

でもモンゴル飲茶用の
お菓子
などは買って帰っていいなあと思いました。

どれもミルクが原料だから、
結構美味しいのですよね。

 

モンゴル飲茶用の米も買ってきました。
おお、見ればみるほどインコのエサっぽい(^^;)

でも炒ってある米なので、
これだけで齧ってみても
香ばしくて結構イケましたよ。

モンゴルのミルクティーは
紅茶の葉と牛乳を使っていたので、
普通の紅茶に牛乳とこの米を入れるだけで
モンゴルそのままの味になりそうです。

これでしばらくは、
上海の家でもモンゴル風飲茶が楽しめますよ。
嬉しいな(^^)


●そして、さようならモンゴル

たったの一泊二日ながらも、
ものすごく色んなことがあって
充実しまくりだったモンゴル。

草原を離れる時は
とても名残惜しく、寂しい気持ちになりました。

もう少し長い時間滞在したかったなあ。

うん、いつかまた、必ず再訪しよう!

そう誓ってモンゴルの草原を後にしたのでした。


またね、羊さんたち!


そして、フフホトに戻り…
フフホト空港から飛行機にまた乗って…
上海に戻ってきたのは夜の10時半!自宅到着は11時半。

疲れたけど、満足でいっぱいだったなあ…!


し・か・し!

モンゴルの旅で本当に大変だった事
雷雨でも雹でも停電でも断水でもありませんでした。

帰って来た次の日の
筋肉痛でした…☆

身体が痛すぎて
ベットから起き上がれない!(^^;)

馬に乗った後って、
こんなに筋肉痛になるんだなあ…
モンゴル乗馬おそるべし!
と思いました。
あんなに激しすぎる筋肉痛初めて☆

こんなことでは、あのままモンゴルにさらに滞在したとしても、
筋肉痛で3日目からは動けなかったかも?!

 

それにしても
こんなハードな旅だったのに、
モンゴルから帰って来た次の日でも
いつも通りに朝5時に起きて
元気いっぱいで会社に行って就業後中国語の学校にも行ってきた
という
相方の驚愕の体力こそが
一番の「おそるべし!」でしたよ(^^;)


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4 コメント

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こちらへはご無沙汰です! (ちさら)
2011-09-09 11:12:33
温かなメッセージをたくさん頂いていたのに
こちらへは中々コメントできず、申し訳ないです。
私のHPにも書きましたが
安静解除されましたー!(歓喜の叫び☆)
すこしづつ動いていかないと、逆に生まれなくなっちゃうよ☆とのことで
もう万が一生まれちゃっても大丈夫なくらい育った、ということだと思われます。

安静中は、ベッドに横になるしかない生活だったので
DSから悠久のモンゴルへいざなわれる開放感に心洗われました・・・!
まさに「スーホ」の世界ではないですか!
小学校の頃、授業で紙芝居発表した懐かしい思い出があります。
偶然にも最近かかりつけの皮膚科待合室に絵本を見つけ
改めて読んでみたら・・・せ、せつない(涙)
馬頭琴の調べって聴いたこと無いけど、しみじみ響くんだろうな・・・って
ロック調ってどんなんでしょう(笑)

悪天候に見舞われたり、溶けるパオ(笑)
乗馬や射的、モンゴルグルメ、カワイイ動物
とても大充実な旅でしたね・・・!
これで筋肉痛くらいで済んでいるカナさん、相当タフです。
相方さんやお母様は超人です☆比べてはいけません(笑)
私もこれからちょっとずつ体力(まずは散歩から)つけたいと思っております。
まだまだ暑いですが、こちらもだんだん朝晩は涼しくなってきました。
上海も秋らしくなってきたようですね。
旅話と同じくらい日常話も楽しみにしていますよ(^^)
返信する
こんにちは (シーノ)
2011-09-09 12:55:57
こんにちは!
モンゴルの旅行記を読ませていただき
清々しい思いになりました。
少しクヨクヨすることがあったのですが
大草原を想像しながら読ませてもらったら
何だか悩みなどばかばかしく思えてきました。

スーホの白い馬は、あまりに悲しいお話
でしたよね。小学生ながら、なんでこんなに
悲しい話が教科書に!とショックを受けました。
馬頭琴、ほんとにあるのですね。
切ないメロディーでも奏でて欲しかったですよね。

お茶、そば茶っぽくて美味しそうですよね!
モンゴルの食材、見たことがありません。
今度探してみようかな!
返信する
謝謝ちさらさん! (カナ@管理人)
2011-09-11 17:50:11
安静解除おめでとうございます~~!(^^)
さぞほっとされたことでしょう。
これで元気な赤ちゃんが生まれてくるまで
あともう少しですね。本当に楽しみですね!
心から応援しておりますよ~~!(^^)

安静状態だったのに、私のアホサイトなどを
見て下さって、ありがとうございます…!
ちさらさんのDSにうちのモンゴル写真が
映し出されていたのかと思うと、なんだか感激ですよ。

「スーホ」を紙芝居発表したことがあるのですか!
最後辺りで、スーホが馬に向かって慟哭するシーンは
感動の見せ場だったことでしょう…!
ホントにあの話は切ないですよね…(涙)
あの素朴な絵本の絵も味わいがありますよね。
偶然皮膚科待合室で読むことが出来たとはうらやましいです。
私も久しぶりにあの絵本を読みたくなりましたよ。
(こんな時、すぐ駆けていける本屋が無いのは寂しいものです☆)

ロック調の馬頭琴メロディは
激しいのに哀愁☆という感じでした。
ロック三味線の雰囲気に近かったです。
あれはあれで大変ステキでしたよー(^^)

私はタフ…の部類に入ってもいいのでしょうか?
相方や母など身近な人が思いっきりタフなので、
いつも自分は軟弱でいかんなという気持ちになってるのですが。
やはり超人レベルになるには、もっと修行が必要ですね(^^;)

最近のうちの日記は超てんやわんや旅編が続いていたので、
一段落したこれからはしばらくのんびり普通の?日常の様子を綴りたいですよ。
ちさらさんもどうかお体に気をつけて、
散歩など楽しみつつ出産に備えて下さいね~!(^^)
返信する
謝謝シーノさん! (カナ@管理人)
2011-09-11 17:51:34
シーノさん、こんにちは!
コメントありがとうございます~!(^^)
うちの日記で少しでもモンゴルの清々しさが
お届け出来たのならば、とても嬉しいです。

私も日々色んなことで悩むことがあるのですが、
困難(サバイバル体験含め?)に立ち向かって乗り越えていくたびに
悩みにも少しずつ耐えられるようになってきました。
悩みごとに立ち向かうのは辛いことですが、
でも乗り越えるたびに心は強くなりますから、
何事もきっと決して無駄ではないですよ…!
それに、正面から乗り越えていくばかりでなく、
気分転換でするりとかわしていくのも良いですよね。
シーノさんが心痛めている様子を想像すると、私も心配で胸が痛みます。
シーノさんを心から応援しておりますよ~!

スーホ、私も教科書で読んで衝撃を受けました…!
教科書って、意外と哀しすぎる物語が多かったですよね。
「ごんぎつね」とかも…。
スーホを勉強した時は、学校の先生が馬頭琴の写真を見せてくれて、
その時からずっといつかあの馬頭琴のメロディを聞けたらいいなあと
思っていたのです。
ロック調馬頭琴も悪くなかったのですが、
次回モンゴルに行く機会があったら、
是非、ゆっくり切ないメロディの方も聴いてみたいです(^^;)

モンゴルのお茶は紅茶ベースなのですが、
あの米を入れることでほうじ茶のような
香ばしい風味になって、とても美味しいんですよ。
モンゴル食材は上海でもなかなか見かけないのですが、
東京だったらもしかしたらあるかもしれません。
もしも見つけられましたら、
是非あの素朴なミルクの風味を楽しんで下さいね(^^)
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