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あなたは面接でこんな典型的な失敗をしていませんか?

2006年10月11日 | 転職のクスリメルマガバックナンバー
今日もお疲れ様でした!
転職ライフアドバイザーの河野です。


今日も開封してくれて、ありがとーございます。




この前、こんな面接してちゃ-ダメだよなというひとコマを見たので
お伝えしますね。




あまり転職活動をしたことのない人は、これと同じ間違いをすることが
多いんですよ。
まー、ちょっと見てみてくださいな。




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◆そりゃーため息も出ますって・・・◆
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それは、私の部門で採用予定の面接でのこと・・・




応募してきたのは34歳の女性で応募職種はユーザサポート職。
ただ、経歴書にはインストラクター経験しかありません。




資格はびっくりするくらいたくさんもっていました。




インストラクターというのは、特にITやOA系の場合資格をもってい
るかいないかで判断されることが多いので取得はする方がいいんです。



ただ、それ以外の職種では全然必要ありませんし、採用するかしないか
の判断材料にはなりません。



「がんばったんですね。」っていう程度です。



ま、それはいいとして、面接のやりとりをちょっと聞いて下さい。



~~~ココから~~~
   ↓↓↓↓


私:経歴はインストラクター。でもユーザーサポートがしたいということ
  ですが、なぜですか?


女性:この会社に顧客としてサポートを求めた際、とても感じがよいと
   思いました。その為ぜひこの会社で働きたいと思いました。
   ですので、インストラクターでもサポートでもいい。

私:・・・(学生みたいな回答だな。・サポートはっていうのは、どの
  会社でもだいたい感じはいいんだけどな。)
  でも専門と全然違いますよね?インストラクターとしての経験を伸ばす
  ことは考えないのですか?


女性:はい。インストラクターもサポートも結局はお客様へ信頼される
   ことが仕事という意味では同じと感じています。

    
私:・・・(ん?質問をちゃんと聞いてる?)
  逆にうちでインストラクターとして活躍してほしいということになった
  場合はいかがですか?


女性:はい。もちろんがんばります。


私:・・・(どっちでもいいのかよ。)
  では、インストラクターとサポートどちらでもいいということですね。


女性:はい。柔軟性と順応性が長所なので大丈夫です。


私:・・・(抽象的・・・もう1回聞くか。)
  サポートで応募された理由はなんですか?


女性:はい。インストラクターもサポートも結局はお客様へ信頼されることが
   仕事という意味では同じと感じます。


私:・・・(だから!同じなんだったらインストでいいじゃんか!)
  なるほどわかりました。(あきらめ)


私:これまでの経験で、得た強みはなんですか?


女性:インストラクターをしていると、私は他の先生と違って
   「あなたでよかった」とよく言われます。


私:・・・(ん?だから?)
  そうですか。人から信頼されるということが強みなんですね?
  それはなぜですか?人柄ですか?カリキュラムの作成能力ですか?


女性:それはわかりません。私が壁をなくして人と付き合うからだと
   思います。


私:・・・はい。ありがとうございます。(不採用けってーい!残念!)


   ↑↑↑↑
~~~ココまで~~~



 
どうですか?
伝わりますかね?




この女性は定型的な「転職できない人」ですね。



なぜか?





圧倒的に準備が足りないですよね。




それは・・・

 



 【経歴から今回の応募職種へつなげる、偽のキャリアプランを
  準備していない。】
 



だから、抽象的な事しかいえません。
 



 これまでの経歴と今回希望する職種はこういうところが同じ。
 ただ、これまでの経歴ではこういうとろを経験しておらず、
 さらに○○になるためには得たい経験だと考えた。
 将来的は○○を背景にインストラクターを統括する職種に戻
 りたい。




とか、こんなウソでもいいので準備をしておくべきなんですよね。




 【自分の強みを偽りのものでもいいので準備していない。】




だから、抽象的なエピソードで終わってしまう。




 教える側、教えられる側としての壁をなくしまずは徹底的に教えられる
 側の要望をヒアリングする。その結果をカリキュラムに盛り込む。
 その結果、受講者の満足があがることで信頼を得る。というプロセスを
 大事にしていました。
 ただ、このカリキュラムと企業側の方針にギャップがある場合にはその
 調整に苦労はします。それは・・・




とか、とにかくもっともらしいウソをつけばいいんです。





でも、この女性は準備していませんでした。





おそらく彼女の戦略は、



『人柄がよく、協調性があることをアピールすれば採用される。』




というものだったんでしょう。




ただ、自分の年齢を忘れていたようです。



32歳を超えてきたくらいからは、とにかく経歴にうらずけられた実施可能な
業務、その中で得た強みを論理的に説明できる必要が出ます。



でないと、論理的に自分の仕事や強みを説明できない人が、他の人を論理的に
分析して適切に使えないと思われるからです。



おっと、どこかの転職雑誌に書いてあるようなウザイ話みたい聞こえますよね?




違うんです。お話したいのは、






 ■そういう”ウソ””はったり”をきちんと考えておきましょう。




ってことなんです。



誰も「そんなのウソでしょ?」なんて思ってても言いません。




どうせ、会社ではみんなウソばっかりついてるんですから。





本当の自分なんて出してませんよね?




今日は「ちょっとは、ウソをつきましょう」ってお話でした。



今日はココまで!