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クリエイティビティのたね

創造力のための刺激を求めて、認識や視野を広げたいな

『複雑な世界、単純な法則』 つながりの科学

2005-09-07 | 本&シネマ
『創造性はつながりの発見なのかァ』とボンヤリしてたら、この刺激的な本を見つけました。
帯には『脳細胞、インターネット、食物連鎖、人間社会・・・・・・。どれも同じ法則に従って、つながっていた!』
副題には ネットワーク科学の最前線

『つながりの科学ってこと?』と思わず、引き寄せられる様に買いました。
世界中の誰とでも6人の人をたどれば繋がってしまう“6次の隔たり”
“24人の知り合いがいれば世界は一つ”になってしまう?
スモールワールド・ネットワークの秘密から、世界の様々な事象を、そのネットワークの視点から、単純に理解する科学の革命は、これからのビジネスの有りようにも限りないヒントとチャンスを与えてくれるように感じます。
詳しい解説は、こちらの素晴らしいブログを参照させて頂きます。
Y日記 - 琉球大学にて
理数系の素養がない私ですので、いい加減な読解ですが、とても興味深く読ませて頂きました。
『はい、大変、面白かったです』

たとえば感染症の流行では、病原性微生物の毒性の如何に関らず、ネットワークの影響により、広く拡大するか、収束するかの境となるティッピング・ポイントがあるという。
とすればビジネスでの『大ヒット』は提供するプロダクトやプロモーション個々の質とは別次元で、ネットワーク形成の影響が大きいと云う『原理原則』があるという事になる。のかしら?

なにか新しい発想と実験を急ぐ、焦燥感を感じてしまいます。
昨日のエントリーにも書きましたが、これからのインターネットは、すでに走り始めている気が致します。

がんばろうっと!!

複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線

草思社

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失礼とは思いながら、大変、参考にさせていただきましたのでトラックバックをさせて頂きました。理解の足りないところをご指摘いただきたいと思いました。申し訳ありません。


『海馬』その2:『つながりの発見』がクリエイティビティだと云う事

2005-08-03 | 本&シネマ
前記事に続いて『海馬』を読んで刺激を受けたことについて・・・

かつて父が亡くなった時、悲しみと、もう一度でも会って話したいと思うせつなさの反面で、例え、魂と云う強い『想い』が残るにしても、脳が活動を止め、『記憶』がない以上、一般的な霊の存在は有り得ないと思った。
全ては私自身の記憶の中にあり、感情すら、その産物と感じた。

記憶は単なる暗記『暗記メモリー』と問題を解決する筋道など、自分で試して見て初めて分かるノウハウのような『経験メモリー』に分かれるとの事。
創造性は全て、関連なく蓄えられた記憶を、呼び集め新たな結論を作り出す『つながりの発見』に有るのだと実感する。限られた食材から生み出される創造的な料理や、散りばめられた事実から推論を導く名探偵から、ビジネス上のマーケティングの独自性に至るまで、の真実と感じます。

脳の神経細胞は一つ一つの記憶でしかなくても、複雑なネットワークを築くことで
『つながりを発見』し、個々の創造力を作っている。

そうした『頭が良くなる』原理原則をつかめる予感を与えてくれる著作でした。
結構、読み飛ばしたページもあるから、も一回、最初から読まないとね!!

ちなみに30歳を過ぎてから、頭の良さは本格的に伸びていくそうです。

年をとると記憶力や能力が落ちると云われ、実社会において嫌な思いが多い昨今ですが、誰にどう思われるまでもなく、まだまだ自身の頭脳は伸びていく自身を感じることが出来ました。ひょっとすると考え方や感じ方が変わる事で将来も変わるかも知れない期待があります。

事実、一昨日の夜、私は詰らない事で怒りモードでしたが、『そっか、今の事態が嫌いな状況なので、適当に相手を決め付けてるだ』っと気がはれました。
通常、心を鎮めるのは大変なので、驚いたばかりです。

『刺激が海馬を育てると云う刺激』
海馬/脳は疲れない ほぼ日ブックス

朝日出版社

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『アメリカインディアンの教え』と『リトルトリー』

2005-08-01 | 本&シネマ
ほんの数年前、インディアンに学ぶという少しのブームがありました。ターコイズのアクセサリーは健在ですが、雑誌での特集は見なくなった様な気が致します。LOHASに変わっちゃったのかな?だから、あえて紹介いたします。
【『リトルトリー』はネイティヴ・アメリカンの血を引く祖父のもとで過ごした著者の幼年時代の回想をふくらませた自伝的作品で、チェロキーの少年「リトル・トリー」の目を通して語られる、優しさと痛みとユーモアに満ちた心にしみる物語。1976年に出版され間もなく絶版となったが、後に復刊されて以降じわじわとベストセラーとなり、1991年に第1回「全米書店業協会(ABBY)賞」を受賞。】

以下の『アメリカインディアンの教え』と合わせて見ていただくと、良いのでは?
ネイティブアメリカンの世界を日本の私たちは、もっと知ったほうが良いように思います。

table>リトル・トリー

めるくまーる

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子供たちはこうして生きかたを学びます
批判ばかり受けて育った子は非難ばかりします
If a child lives with criticism,He learnes to condemn.
敵意にみちた中で育った子はだれとでも戦います
If a child lives with hostility,He learnes to fight.
ひやかしを受けて育った子ははにかみ屋になります
If a child lives with ridicule,He learnes to be shy.
ねたみを受けて育った子はいつも悪いことをしているような気持ちになります
If a child lives with shame,He learnes to feel guilty.
心が寛大な人の中で育った子はがまん強くなります
If a child lives with tolerance,He learnes to be patient.
はげましを受けて育った子は自信を持ちます
If a child lives with encouragement,He learnes confidence.
ほめられる中で育った子はいつも感謝することを知ります
If a child lives with praise,He learnes to appreciate.
公明正大な中で育った子は正義心を持ちます
If a child lives with fairness,He learnes justice.
思いやりのある中で育った子は信仰心を持ちます
If a child lives with security,He learnes to have faith.
人に認めてもらえる中で育った子は自分を大事にします
If a child lives with approval,He learnes to like himself.
仲間の愛の中で育った子は世界に愛をみつけます
If a child lives with acceptance and friendship,He learnes to find love in the world.

Dorothy Law Nolte
作・ドロシー・ロー・ノルト/訳・吉永 宏

加藤諦三著・アメリカインディアンの教え・扶桑社文庫より

アメリカインディアンの教え

扶桑社

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セラフィタ:バルザック

2005-07-28 | 本&シネマ
あの『ボヴァリー夫人』や『谷間の百合』。そして『ゴ-ゴリ爺さん』『姉妹ベット』のバルザックの、セラフィタをご存知ですか?

どうも小説となると絵画や舞台、音楽と比べると地味さを感じますが、冒頭から北欧を舞台にした圧倒的な感覚をあたえてくれるのが『セラフィタ』です。

学生時代に学校の図書室で借りた、赤いカヴァーの『日本幻想文学全集』が最初ですが、以来、手放しては手に入れるの繰り返しです。
『耽美』と云う評価もありますが、そのセクシャリティが基本となる潔さやプライドに憧れる思いから抜けられません。


過去、10数回にわたり廃刊になってきた理由を、知る所では有りませんが、美しい一冊です。常に気になる存在として飾っておくだけでも良いかも知れません。



セラフィタ

国書刊行会

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ブログの力

2005-06-23 | 本&シネマ
ブログの力
今年はビジネスブログの元年だそうです。
そのブログに信念を与えてくれたのが本書です。
この本は佇まいが良いですね
変な話で話ですが、以前から影響を与えてくれた本は、料理屋やバーがそうであるように、何がって云われても困る、シンプルな手触りを感じさせてくれます。
トラックバックなんてオコガマシク申し訳ない、初心者の私ですが、あえて書かせて頂きました。
本書で紹介されたサイトをトレースされているのも新しいと感じます。
これも私にとって新しい経験ですのでお許し下さい。
これからも刺激を頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。
ブログの力―Blogの可能性に気づいたユーザーたち

九天社

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