てのひらの風景

廃墟や廃電車、鉄道などの心惹かれる小さなジオラマを作っています。

第五回浜松ジオラマグランプリ

2016年08月25日 | 近況・おしらせ
第五回浜松ジオラマグランプリに出品いたします(*´▽`*)

作品タイトル「ぼくはここにいるよ」



会場で見ていただけましたら嬉しいです(*´▽`*)





第五回浜松ジオラマグランプリ

8/26(金)pm12:00~28(日)pm15:00 観覧無料

ザザシティ浜松西館2階 特設会場









ジオラマ・落日

2016年03月04日 | ジオラマ・ガンプラ



破壊され、遺跡にうずもれるように朽ちてゆくザク。

木の根がまるでザクの命を吸い上げるかのようにからみつき、枝葉を天高く伸ばしてゆく…。









元々、プラモデルがまったく組めませんでした。

でも、それではいけないと一念発起して取り組み始めた頃に作ったのが、このザクのジオラマです。



なせばなる、なさねばならぬなんとやら、ですね(^-^;















最後の写真は、福岡で行われました展示会FMS2で公式カメラマンさんに撮っていただいたものです。
素晴らしい写真をありがとうございました!









(落日・2014年11月制作)
























ジオラマ・墓標

2016年03月04日 | ジオラマ・ガンプラ



崖の上に残された、壊れた脚とライフル。

まるで戦士の墓標にも見える残骸の上に、音もなく粉雪が降り積もってゆく…。









ジオラマ・落日を作った際に余った部品を見ていて思いついた、小さなジオラマです。

















(墓標・2015年1月制作)














FMS3(第三回福岡モデラーズセッション)

2016年01月21日 | 近況・おしらせ
今月末に福岡で開催されます展示会、FMS3に参加いたします!


展示する予定の作品はこちらになります。

「光さす庭(軍艦島日給社宅)」



「音のない街」



「息吹きの芽吹き」



この他にも、現在制作中のジオラマを展示できたらいいなと思っております。
よろしければこの機会に見ていただけましたら嬉しいです(*´▽`*)




FMS3(第三回福岡モデラーズセッション)

開催日 2016年1月31日

会場  福岡ビル9F大ホール

時間  10:00~17:00












「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」世界遺産登録記念 軍艦島の今と昔 [特別展示]

2015年07月31日 | 近況・おしらせ
長崎市にて、ジオラマ「光さす庭(軍艦島日給社宅)」を展示させていただきます(*´▽`*)


「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」世界遺産登録記念
 軍艦島の今と昔[特別展示]

 8月1日(土)~31日(月) 10:00~21:00
 みらい長崎ココウォーク2F





「光さす庭」のほかにも、30号棟を3Dプリンターで出力した模型の展示(8月8日~8月16日のみ)、軍艦島の写真なども展示されます。


お近くの方はぜひ、見てみていただけたら嬉しいです。

よろしくお願いいたします(*´▽`*)








みんなのメカトロウィーゴ3

2015年07月16日 | 近況・おしらせ

「みんなのメカトロウィーゴ3」に参加します(^^♪


ジオラマ「息吹きの芽吹き」





2015年7月26日(日)
ワンダーフェスティバル2015(夏) 
千値練社ブース(企業ブース 3-14)

「みんなのメカトロウィーゴ3」



私自身は参加しませんが、作品が大都会まで旅しております(^-^;
会場で見ていただけましたらとても嬉しいです、よろしくお願いいたしますっ(*´▽`*)







「月に散る」ができるまで

2015年02月03日 | 制作風景
第二回福岡モデラーズセッションにて、ジオラマ「月に散る」を展示させていただきました。
会場で月の作り方をたずねられることが多かったので、月を中心に制作風景をお届けしたいと思います(*^^*)


まずは、発泡スチロールの半円を用意します。
私は、直径15cmのものを購入しました。




気にいった月面の写真を参考に、表面のクレーターなどを描きます。



それから、デザインナイフでクレーターをがりがり削りました。



百均などで売っている軽い紙粘土を、よくこねこねしてからクレーターの上へ。
その上から、指や筆のお尻などでクレーターっぽく形を整えます。







クレーターの大きさや数やデコボコ具合は、お好みの加減で!



ここで、紙粘土が乾くまで放置します(私は一日乾かしました)。
紙粘土が乾いたらその上から筆で、リキテックスの胡粉ジェッソを塗ります。
お好みで、胡粉ジェッソ硬練りをところどころに指で叩くように塗ると、さらに表情が出ます。

※胡粉(ごふん)です、ずっとこふんと読み間違っておりました、ここで訂正してお詫び申し上げます(/_;)





しっかり乾かした後(私は一日乾かしました)、色を塗ります。
私は、塗装にはアクリル絵の具(ホルベイン・ターナー・リキテックスなど)を使用しています。
※他の塗料を使われる場合は問題が発生する可能性がありますので、必ず別のもので試してから塗装してください!
 使用できる画材は胡粉ジェッソ本体に表示されておりますので、購入前に一読されることをお勧めします。

今回は墨色っぽく塗りたかったので、黒、灰色、茶色、白などを混ぜて塗りました。
青く冴え冴えとした月や、赤く燃えるような月もかっこいいのではないかなぁと思います(*^^*)



それを、宇宙空間っぽく塗ったベースに合わせると…。





こんな感じになりました。


個人的に、月を作るのは凄くワクワクする面白い作業でした(*^^*)
いろんなシーンに合わせられると思いますので、よかったら作ってみてください!
























第二回福岡モデラーズセッション

2015年01月23日 | 近況・おしらせ
…いつのまにやら一月も後半に。
大変遅くなりましたが、今年も引き続き当ブログをよろしくお願い申し上げます。


ええと、昨年末から新年にかけてジオラマを制作しておりました。
二月一日に開催されます、第二回福岡モデラーズセッションに向けてのジオラマです。



………ガンプラです。



無謀にも、ガンプラ初心者がガンプラジオラマで展示会に参加します(゜Д゜;)
今回は、本人も会場入りする初めての展示会です、これが緊張しないでいられましょうかッ。
一週間前なのにもう緊張しまくりで、すでに逃げ出す算段をはじめています(笑)

大小三つのジオラマを展示する予定です。
よろしければ、見に来ていただけたら嬉しいです(*^^*)






第2回Fukuoka Modelers Session展示会

開催日 2015年2月1日
会場  福岡ビル 9F 大ホール
時間  10:00~17:00



当日は、「ひなた」で展示しております('◇')ゞ
写真の軍艦島ダンボーを目印に置いておきます…|д゜)

展示やコンテストのほかにも、工作実演やトークショーなど盛りだくさんな内容となっておりますので、お近くの方はぜひ覗いてみてください(^^♪
よろしくお願いいたします!









 
























「光さす庭(軍艦島日給社宅)」ができるまで・その3

2014年12月04日 | 「光さす庭(軍艦島日給社宅)」制作風景

当ブログをご覧いただいた方から、制作を始める前のアプローチを知りたいというリクエストをいただきました。
いつか書こうと思いながら、いつのまにか月日が流れていました…たいした話もありませんが、よろしかったらお付き合いください(^-^;


はじまりは、ネットで見た日給社宅の中庭(光庭)の木々の緑に、光が落ちている風景でした。
それは、ため息の出るような美しい光景で。
作りたい!脳裏に焼き付いたその光景が忘れられなくて、どうしても作りたくて、その後の苦しみなど知る由もない私は構想にとりかかりました…。



昨年の7月下旬頃、まずは地元の図書館に出向き、ありったけの軍艦島関連の蔵書を借りてきました(たしか、6、7冊くらいでした)。
それでもわからない部分が多く、少しでも補うために購入したのは下記の3冊になります。
軍艦島超景(柿田清英・三才ブックス)、軍艦島全景(オープロジェクト・三才ブックス)、復刻実測・軍艦島(東京電機大学阿久井研究室・鹿島出版会)



どうやったら形にできるかわからず、ネットでみつけた気になる画像を片っ端からプリントアウト。



…数えたら、72枚ありました(^-^;



ネットでみつけた間取り図や上記の資料、それから映像など様々な手段で各階の構造などを形にできるところまでなんとか…と思っても、とにかくわからないことばかりで途方に暮れました。
間取り図をみつけた階は半分にも満たなかったので、残りの部分は画像や映像、本の記事などから推測…最後は憶測を飛び越えて、妄想の域でした(^-^;



1階は間取り図はあったものの、そこが何なのかさっぱりわかりませんでした。
なので、軍艦島全景にたまたま載っていたビリヤード場や食堂を勝手に当てはめて配置。
…本当は何があったのか、今でも謎なままです(笑)


妄想の翼をめいっぱい羽ばたかせてなんとか各階の間取り図を書き終えたところで、はたと気づきました。
…平面図はできたけど、高さってどのくらいなのだろう?と。
テキトー星人の私は、なんとなくこれくらいかなと思われる高さで何枚かプラバンを切り出し、間取り図にあててみて、計りやすそうな2センチに決定。
もちろん、何の根拠もありません…理由は、そのくらいの高さに見えたから、だけです(-_-)


そんなテキトーな状態で作り始め、後は作りながら現物合わせで細かい部分の寸法を出していきました。
つどつど決めたものを忘れると困るので、寸法や使用したプラ棒のサイズなどを1枚の紙に書き留めての作業。



これを見ながら、何か月も何か月も何か月も作っていました…思い出しただけでも苦しさがよみがえってくる覚書です…(-_-;)



四角い箱のような構造ではなかったので、不揃いな縦に合わせて作るより、積み上げるほうが作りやすいだろうと判断して1階ごとに作って積み上げる方式にしました。
とにかくこのふた棟の建物に泣かされました…。
そもそも私が作りたかったのは光が落ちる中庭であって、建物ではありませんでした。
ただ、中庭を作るためにはどうしても建物が必要だったので、仕方なく泣く泣く作り上げました。
建物の内部が貧相だと肝心の中庭まで貧相になってしまうので、覗き込んでも大丈夫な程度には作りこもうとがんばりました。
写真で見たのと同じような角度から中庭を撮りたいがために、建物の手前側も切断しました。


すべては、光さす庭のためでした。





結果的に、手前側に切断面がきたことで技術の未熟さを露呈するがたがたっぷりを披露する羽目にはなりましたが。
でも、それでも、手前側は切断しなくてはなりませんでした。

どうしても作りたかった光景のために。







長く苦しい制作中、軍艦島超景の1ページをずっと開いて見えるところに置いていました。
作ろうと思い描いた光景とは趣が違いますが、とても好きな写真です。
開きすぎてページが根元からとれてしまったのですが、それもあの制作していた日々の思い出となりました(^-^;



今も心が震えます、きっとこの先もずっと…。





ジオラマ・光さす庭(軍艦島日給社宅)は、2015年の8月中旬頃(※)まで静岡県の浜松ジオラマファクトリーに展示していただいております(*^^*)
私の手元に戻ってきてしまうとなかなか生で見ていただく機会は無いと思いますので、お近くにお寄りの際は浜松で見ていただけたら嬉しく思います。
どうかよろしくお願いいたします<(_ _)>

※浜松ジオラマファクトリーての展示期間が、諸般の事情により七月中旬頃までに変更になっております。申し訳ありません。



















































ジオラマ・鴉と機関庫

2014年10月17日 | ジオラマ・廃墟








蔦や草に埋もれ静かにたたずむ扇形機関庫と、一羽の鴉。

車窓から見えるその廃墟は、哀しくも鮮やかに一瞬で目に焼き付くようで…。





このジオラマは、大分県にある豊後森機関庫をモチーフに制作しました。














スケールは1/150で、ベースが約75cm×52cmとこれまで作ったジオラマの中では最大で、狭い我が家では置き場所に困っております(笑)

力足りずつたない部分もとても多いのですが、その当時は形にするために本当に必死でした。













あの時どうしても作りたかった風景が、そこにあります。








(鴉と機関庫・2012年10月制作)











































ジオラマ・光さす庭(軍艦島日給社宅)

2014年09月03日 | ジオラマ「光さす庭(軍艦島日給社宅)」


廃墟となった高層アパートの中庭に、新たに芽吹いたあざやかな緑。
そこに落ちる日の光があまりにも美しく、どうしても作ってみたいと思いました。





廃墟の島。
最初に抱いていた軍艦島のイメージです。


けれど制作するために資料となる画像を求めてさまよっていた時、あるサイトでお孫さんを抱くおじいさんらしき一枚の写真を拝見しました。
それを見たとき、軍艦島が…端島が、そこで暮らしていた人にとっては故郷なのだと気が付きました。








そこに残る、かつて暮らした人々の気配と、朽ちゆく廃墟としての美しさと。









きらきらと光が落ちてゆく風景の中に、その時間の流れがあるのかもしれません。








このジオラマは、第三回浜松ジオラマグランプリで、自由創作部門大賞、吉岡和哉審査委員賞、モデルグラフィックス賞を受賞することができました。

一票を投じてくださいましたご来場者の皆様、評価してくださった審査委員の皆様に心より感謝しております、ありがとうございました。

このうれしさを胸に、今後もジオラマ制作をがんばっていきます。

最後になりましたが、運営スタッフの皆様、大変お世話になりました。
本当にお疲れ様でした、ありがとうございました!







あ、画像は窓に使いました曇り硝子風プラ板です|д゜)

でもって最後の最後にこっそり書いておきますが。

ジオラマ作るのって、楽しいです。
好き、が手の中で形になっていく喜びがあります。

…少しでも興味が湧かれましたら、ためしに作ってみていただけたら嬉しいです(^^♪








<光さす庭(軍艦島日給社宅)・2014年6月制作>

































「光さす庭(軍艦島日給社宅)」ができるまで・その2

2014年08月21日 | 「光さす庭(軍艦島日給社宅)」制作風景
仮組をばらして、次は塗装へ。



石垣は1ミリのプラ棒を切って塗装、貼り付け。

岩盤と合わせると、こんな感じになります。




壁や柱などの内部も塗り塗り…塗装は嫌いではないのですが、量が多かったので息が切れました(^-^;



使用したのはアクリル絵の具です。

混色することで自由に色が作れますし、においも少なく筆も水洗いができるので愛用しております(^^♪




コンクリートの床のにじみがたまりません…私の萌えポイントがここに…(^-^;




透明プラ板に色を塗って作った曇り硝子を貼ります。



あとは組み立てながら建物を調整し、地面や床を仕上げていきます。



一階。
天井がついてしまえばほとんど見えないのですが、覗き込んでもらえれば内部もほんの少し見えます(^-^;

壊れたビリヤード台や月見窓、反り返った床板など、こまごましたものを作るのは楽しかったです。














以上、制作途中の風景でした。


もしよろしければ、第三回浜松ジオラマグランプリの会場で、このジオラマの完成後の姿を見ていただけましたらとても嬉しく思います。

こんなにも心折れながら作り上げた作品はこれまでにありません。

苦しんだからこそ、完成させられたことがなによりの喜びでした。








…もう一度同じものを作れと言われたら、脱兎のごとく逃げ出すことを最後に明記しておきます(笑)
















































「光さす庭(軍艦島日給社宅)」ができるまで・その1

2014年08月20日 | 「光さす庭(軍艦島日給社宅)」制作風景
今回は建物が大きかったので、プラ板やプラ棒をメインにある程度しっかり作ることを念頭に置いて制作しました。

製作時間のほとんどがこの、プラ板やプラ棒などの切り出しと接着でした…。

その結果。



ここにたどり着くまでの道のりは、長く険しかったです(^-^;







窓枠はプラストラクトの0.5×0.8、0.5×0.5、細く切ったプラペーパーで作りました。






それらを一階ごとに作り、混ざってしまったら阿鼻叫喚なので、お惣菜パックに詰めて保管。





そして仮組。







途中で何度も心折れていたので、仮組できるところまできた時には泣きそうでした…いや泣いてたかも…(T_T)







<その2に続きます…(^-^;>

























第三回浜松ジオラマグランプリ

2014年07月11日 | 近況・おしらせ

一次予選、無事に通過することができました(*´▽`*)

今年も(作品が…)参戦します!




第三回浜松ジオラマグランプリ

8月22日(金)~24日(日)

ザザシティ浜松中央館3階 浜松ジオラマファクトリー内(期間中入場無料)

 ※ 一般投票期間は、22日(金)、23日(土)のみ






タイトル「光さす庭(軍艦島日給社宅)」



渾身の作を、よろしければ生で見ていただけたらとても嬉しいです<(_ _)>

なかなか直接人に見てもらう機会もないので、なんだかドキドキしています。

もし見ていただけたときは、感想など聞かせていただければ泣いて喜びますのでよろしくお願いします(#^^#)





























ジオラマ・旅ネッコロ(イングランド編)

2014年06月22日 | ジオラマ・ネッコロ


あの不思議な生き物ネッコロが、ついに世界進出!?




…イングランドの農村で、のんきに荷台で揺られているネッコロが目撃されました。

証拠写真はこちら。






いいなぁ~イングランド旅(*´з`)

ネッコロも、どことなくご機嫌な顔に見えます根(笑)













塀は、写真で見た独特の積み方をまねして、スチレンボードでつくりました。




車はチビのおもちゃ箱に打ち捨てられていたものを利用。

極度の車音痴の私はどこのなんという車かわからずネットでお尋ねし、教えていただきました。

回答いただいた皆様、ありがとうございました!




ちなみにこの車、チョロQみたいな感じで走ります。

ネッコロ爆走です(笑)

そして、ほかのネッコロにも載せ替え可能となっております(^-^;












…ドナドナドーナードーナー♪






(旅ネッコロ〈イングランド編〉・2014年6月制作)