てのひらの風景

廃墟や廃電車、鉄道などの心惹かれる小さなジオラマを作っています。

ジオラマ・棚田のある風景

2014年04月28日 | ジオラマ・鉄道





棚田の残る山あいの村を、時々思い出したように鉄道が走ってゆきます。





すでに住む人のいなくなった民家。








丸太橋の向こうには、小さな畑で収穫をするおばあちゃんの姿が。












棚田の間を登る坂道の上には、洗濯物の干してある日の当たる広い庭。





農作業の合間に一休みする老夫婦。





短い花の季節を終えて、はらはらと散る桜。





石垣の棚田がとにかく作りたくて作った、小さなレイアウトです。

私が作ったジオラマの中で唯一、鉄道模型がちゃんと走ります(^-^;

作ってから時間がたっていますが、失敗したり思うようにならなかったりしながらも、本当に好きで楽しく作っていた気持ちを思い出します。


好き、って大切ですね。







全景。







(棚田のある風景・2011年7月制作)




































ジオラマ・柵のある風景

2013年09月17日 | ジオラマ・鉄道



制作のきっかけは、一冊の本でした。

「鉄道写真風景レールファンが選んだ563」(ネコ・パブリッシング)のページをめくった時、目に飛び込んできた一枚の写真にくぎ付けに。

どうしてもどうしてもどうしても、このボロボロの柵が作りたい!

その本を握りしめて帰り、作り始めたのがこのジオラマです。






今まで水辺の表現にはリアリスティックウォーターを使うことが多かったのですが、今回は透明プラ板+グレインペイントのアクアシリーズを使いました。

リアリスティックウォーターでは表現の難しい「深さ」を作りたくて、この方法を選びました。




そして、恋い焦がれるように作りたかった柵は。

プラ棒を切り出し貼り合わせる作業は面倒できーっとなりましたが、くたびれた雰囲気に塗装するのはとても楽しかったです。

この柵に一目惚れしなければこのジオラマも作らなかったので、タイトルは「柵のある風景」としました。




…この作品は、RM MODELS216号(ネコ・パブリッシング)に掲載していただきました(*´▽`*)

自分の作品が誌面に載っているのを見るのはとても嬉しくドキドキしました。




これからも、がんばって作っていきたいです(*´ω`)





(柵のある風景・2013年2月制作)
















ジオラマ・羊と断崖

2013年06月10日 | ジオラマ・鉄道




絶壁の上で草をはむ、黒い顔の羊たち。
その隣に続くレールの上は、どんな鉄道が走るのでしょうか?








遠い異国の地アイルランドをモデルに、実在しない鉄路を作ってみました。






羊さんたち、怖くないのでしょうか?(笑)










…Nゲージでこれに飾ったら似合いそうな車両をご存知でしたら、よろしければ教えてください(^▽^;)






(羊と断崖・2013年6月制作)










ジオラマ・赤い崖

2013年05月26日 | ジオラマ・鉄道



行ったこともない、赤い崖沿いの鉄路。
そこを吹く乾いた風の色を作れないかなぁと、そんなふうに思いました。





「世界の鉄道」(パイインターナショナル刊)に掲載されていた、カナダの鉄道風景をモチーフに制作しました。








おそらく、今までの中で最速で制作した小さなジオラマです。
乾かしたりする時間を入れなければ、実質4時間程度で完成させました…何をそんなに慌てていたのか不思議です(笑)

鉄道風景と一口に言っても、本当にイロイロあって面白いですね。





(赤い崖・2013年5月制作)





ジオラマ・父子(おやこ)

2013年04月28日 | ジオラマ・鉄道

紫陽花が咲くどことなくなつかしい景色の中で、仲良く蒸気機関車がやってくるのを待つ父子(おやこ)。




一目惚れして購入したC55を手に嬉しそうにしていた夫。
それに似合うジオラマを作ってプレゼントしたらきっと喜んでくれるだろうなぁ…そう思って、蒸気機関車を見ている夫とチビの姿を作ってみました。





昨年の結婚記念日にプレゼントしました。
家事は手抜きなのに、なぜかジオラマは全力投球な妻(笑)。
そんな私に愛想もつかさず一緒にいてくれる夫に感謝を込めて。







…喜んでもらえました(*´ω`)





(ジオラマ・父子 2012年11月制作)









ジオラマ・誰もいない海辺

2013年04月16日 | ジオラマ・鉄道




ひとけのないさびれた海岸沿い。
聞こえるのは蝉の声と、寄せては返す波の音だけ。
忘れたころにやってくる車両の中から見たら、一瞬で通り過ぎてしまう景色なのでしょう。





賑やかではない夏の海を作りたかったのですが、ちょっと寂しすぎました…。






(誰もいない海辺・2011年8月制作)









ジオラマ・水路橋のある風景

2013年04月08日 | ジオラマ・鉄道




アーチを描く煉瓦の水路橋とそのむこうを渡る鉄道橋。
ひとけのない山奥に響くのは水音と、ときおり通り過ぎる列車の音だけ。





川の作り方に悩み、ネットで知り合ったジオラマ作りの先輩の方々に相談にのって貰ったことを昨日のことのように思い出します。





この作品を見るたびに、ジオラマ制作を始めたばかりの当時を思い出して、ちょっぴり懐かしい気持ちになります。




(水路橋のある風景・2010年12月制作)