てのひらの風景

廃墟や廃電車、鉄道などの心惹かれる小さなジオラマを作っています。

ジオラマ・赤い崖

2013年05月26日 | ジオラマ・鉄道



行ったこともない、赤い崖沿いの鉄路。
そこを吹く乾いた風の色を作れないかなぁと、そんなふうに思いました。





「世界の鉄道」(パイインターナショナル刊)に掲載されていた、カナダの鉄道風景をモチーフに制作しました。








おそらく、今までの中で最速で制作した小さなジオラマです。
乾かしたりする時間を入れなければ、実質4時間程度で完成させました…何をそんなに慌てていたのか不思議です(笑)

鉄道風景と一口に言っても、本当にイロイロあって面白いですね。





(赤い崖・2013年5月制作)





ジオラマ・廃電車とカメラを持った少年

2013年05月20日 | ジオラマ・廃電車
廃電車を写真におさめる少年。








大好きな写真家である丸田祥三さんの写真に出会ってから、いつか廃電車のジオラマを作りたいとずっと思っていました。
それを初めて形にしたのがこのジオラマです。








丸田祥三さんの写真集「眠る鉄道」(小学館)に、このジオラマのモチーフにさせていただいた写真が掲載されています。
素晴らしい写真を鑑賞するついでにでも、どの写真か探してみていただけたら嬉しいです。








…実は丸田さん大人バージョンの人形も作ったので、いつかそれを使ったジオラマも作りたいなと企んでおります(笑)







(廃電車とカメラを持った少年・2012年5月制作)
































ジオラマ・落橋

2013年05月15日 | ジオラマ・廃墟




すべてはやがて朽ち、形をなくして崩れ去る。
…そのたったひとつの真実をまざまざとみせつける、欠け落ちた廃水路橋。





平沼義之さんのサイト「山さ行がねが」の橋梁レポート、「上小阿仁村南沢の廃水路橋」を参考に制作しました。
言葉を失うほど鮮やかで迫力に満ちた、儚いけれど凄まじく美しい光景です。
ぜひ、サイトでその全容をご覧になってみていただけたらと思います。







むきだしの錆びた鉄筋は、0.3㎜の真鍮線で作りました。





そりゃ落橋もするでしょーよ!と、平沼さんが言うのも納得の惨状…。







…なかなか思い通りにできなくて自身の力の無さを痛感しましたが、それでも大好きな光景であることに変わりはありません。
これからも、自分が好きで作りたい景色をジオラマにしていけたらいいなぁと思います、精進あるのみっ!!





(落橋・2013年5月制作)
































ジオラマ・廃電車と鉄編集長

2013年05月02日 | ジオラマ・廃電車

お世話になった方への感謝の気持ちを込めて作りました。
私が作ったものなど贈っても迷惑かなぁとためらいもありましたが、ほかに感謝の気持ちを伝えるのにふさわしいものを思いつきませんでした。




丸田祥三さんの写真集「眠る鉄道」(小学館)を参考に制作しました。
とてもとてもとても素晴らしい写真集ですので、機会があればぜひ一度見てみてください(^^)





日に焼けた屋根や側面の水玉模様など、どう残しどう表現したらいいのか滅法悩んで作ったジオラマです。





さいわいにも喜んでいただけたようでした。
…自分の作ったもので誰かが喜んでくれるなんて、それまで思ってもみませんでした。
本当に、嬉しいことですね。





(廃電車と鉄編集長・2012年6月制作)