てのひらの風景

廃墟や廃電車、鉄道などの心惹かれる小さなジオラマを作っています。

ジオラマ・落橋

2013年05月15日 | ジオラマ・廃墟




すべてはやがて朽ち、形をなくして崩れ去る。
…そのたったひとつの真実をまざまざとみせつける、欠け落ちた廃水路橋。





平沼義之さんのサイト「山さ行がねが」の橋梁レポート、「上小阿仁村南沢の廃水路橋」を参考に制作しました。
言葉を失うほど鮮やかで迫力に満ちた、儚いけれど凄まじく美しい光景です。
ぜひ、サイトでその全容をご覧になってみていただけたらと思います。







むきだしの錆びた鉄筋は、0.3㎜の真鍮線で作りました。





そりゃ落橋もするでしょーよ!と、平沼さんが言うのも納得の惨状…。







…なかなか思い通りにできなくて自身の力の無さを痛感しましたが、それでも大好きな光景であることに変わりはありません。
これからも、自分が好きで作りたい景色をジオラマにしていけたらいいなぁと思います、精進あるのみっ!!





(落橋・2013年5月制作)

































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6 コメント

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緻密ですね~ (ひぐ。)
2013-05-15 21:53:57
緻密な作業だったのでは。根気が要りますね。お見事!
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ありがとうございます! (masuda)
2013-05-15 22:28:32
真鍮線を初めて使ったので、扱い方がわからずドキドキしました。
見ていただけて嬉しいです、コメントありがとうございました!
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これは凄い作品だ (とある酷道より)
2013-06-29 01:13:17
凄い再現度にただただ脱帽です、これは凄い力作ですね。
よっきれんのとこから失礼しました。
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ありがとうございます! (masuda)
2013-06-29 12:28:33
とある酷道さん、コメントありがとうございます。
よっきれんさんのサイトでこの橋を見た時に、まるでとりつかれたように作ってみたいと思いました。
見ていただけてとても嬉しいです、ありがとうございました(*^^*)




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給水用橋橋脚破壊について、 (こんたに)
2017-12-20 05:52:07
久し振りに貴殿の探索を読ませてもらいました。この橋脚部分の凄まじい自然破壊を見て、一発でわかったのは、コンクリートを混ぜ、それで橋脚のかたに入れる時にコンクリート外形部分にはかなりのプツプツ部分(空気穴)が多く発生していた事です。つまりかなり不慣れな施工者が丁寧にセメントと砂を混ぜた=ひょっとして混ぜ合わせの分量もセメントの量が少なすぎたかも、これによって、砂が多い部分にはボロボロと削れて行く、主な原因は外面部分には冬場の零度以下の凍る時に極端に破壊して行く事です。いわゆる手抜き工事=やった本人破壊混ぜ加減を知らなかったこと、専門施工者が戦争で居なかったので知らない人間が混ぜた事、
などなどが重なり、かなり急いで作った割には、使用したセメント量を少なくされた事もあるかも知れません。とにかくこれ程酷い状態になるには=破壊が早い、相当量の砂を入れ過ぎた為と、内部野水の流れる部分でも水による破壊が極度に進み、崩れ落ちたのだろうと思います。セメント量を正確に配合しないと、バサバサした表面状態となります。 多分にセメント工場にも男子が不足しセメン生産量も少なかった為の事も有ったかも知れません。折角手間暇かけて施工したのにあっという間に、この状態です。酷い状態ですね。戦時中に作られたお粗末な架橋となってるしまいました。折角トンネルまで掘って時間かけて作ったのがゴミになるとは。
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Unknown (Unknown)
2018-09-11 14:56:48
>こんたに さん

なるほど…。戦時中ならそういう状況は有り得そうな、納得出来る理由ですね。
となると最初読んだ時は軍の主導かと思っていたけど、そういう状況からして橋の工事自体にはあまり監督していなかったみたいですかね。
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