Gute Reise

東大で西洋建築史の研究をしながら設計を勉強している大学院生の日々の記録です。リスボン大に1年間留学を終え、帰国しました。

インターン15日目・sótão

2017-05-31 | LISBOA・AIRES MATEUS
朝携帯を確認すると、Manu から、カードほんとありがとう、必ず東京で会おうというSMS が入っていた。
こうして何かの折に贈り物したりするのはバイト先で学んだ事だけど、喜んでもらえてよかった。



朝昨日Pauloにパソコンを借りていいか聞いてあり、寸法が誤っていた箇所を修正してPVCカッターにかける。

切り出された部品を組み立てていたところにJorge が出勤して来て、Bom dia. と挨拶すると、Bom, dia? と発音練習させられる。
そして組み立てている机を指差し、Que isso? と聞いてくる。
えーっと、、A mesa! と、中学1年生の英語の授業みたい、、、

後でPauloにこのことを話したら、屋根裏部屋って英語でなんて言うかわからないんだよねという話題から、ポルトガル語ではsótão って言うんだと教えてもらう。
なんか日本語で似た発音の言葉ないの?というので、外って単語に近いかなと言うと、じゃぁそれで覚えられるねと教えられる。
確かにもう忘れなさそう!



昼はエシュトレラまで久々に行ったのだけど、食後は公園のキオスクでエスプレッソを頼む。
スペイン人の方のMaria とCaro が頼んだのがアイスコーヒーなんだけど、普通のエスプレッソと、氷の入ったコップを渡されて、エスプレッソをコップに自分で注ぎ、アイスにするというわけ。

多分こちらではポピュラーなんだけど、私は見たことがなかったので、Maria になんて言って頼めば良いんでしょうかと聞くと、café com gelo だそう。



事務所に戻ると、Rui が今日の16時半頃現場に行くから、ポルトガル語での打ち合わせでちょっと退屈かもしれないけれど、行くかと聞かれ、同行することに。

道中でRui もエラスムス行っていた事があり、プラハだったという話や、ポルト大出身で、シザとは自分のおじいちゃんと話すようにして話したというようなことを教えてくれた。



現場は当たり前だけど写真よりずっとディティールが美しく、Manuel があれだけディティールに拘っているのも頷けた。

床や壁を職人さんやエンジニアの人たちが念入りにチェックしていて、後でRui が説明してくれた。
壁の構造上の補強として、内壁を一旦取り外してコンクリートを打つことを検討しているが、部屋が小さくなる事に関してエンジニアと合意出来ていないという。
そして床をどんどんと足音を立てて何やら確認していたのは、木なのかコンクリなのかを見ていたそう。

構造以外にも、屋根裏が死ぬほど暑かったり、天窓から入る光が綺麗だったり、現場に行ってこの物件の問題点と魅力が体感できて、一層面白くなってきた。

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