月曜日
水族館に行ってみようと、Orienteへ。
OrienteのCTTで日本のラジオ宛てのポストカードを速達で出し、水族館に向かう。
途中、オフィスが密集していると思われる地区を通過した。
リスボンでは、これでもかなり「高層」ビル。
ああ、Orienteだなぁと思った。
水族館は、わざわざ平日を狙って行った月曜日だというのに、物凄い人でびっくり。
後から知ったのだが、イースターというのは、その祝日のある週間がまるっとお休みになる施設や企業も多いらしく、この聖なる週間に旅行する家族も多いらしい。なるほど。
受付で、こんにちは、学生料金のチケット一枚ください。と言い、フルプライスのものですか?と聞かれたので、天野さんの展示って特別展ですよね?と確認、常設展も特別展も見られるフルプライスのものを購入した。
混み合っているので、先に特別展の方を見てもらってもいいですか?と尋ねられたので、了解です、と特別展の方へ。
一学期のライノの授業で、Januário先生に、日本人写真家の、凄く良い展示をやっているから、みんな必ず行くように、と言われていたのだ。
天野尚(たかし)さんという方で、水景アーティストの第一人者らしい。
2015年に既に亡くなられていて、天野さんのインタビュー映像をぼんやりと眺める。
水槽の前に、階段や大きな椅子が設置され、座りながらゆっくりと眺めたり、写真を撮ったり、指を指しておしゃべりしたり、思い思い、楽しんでいた。
いよいよ常設展へ。
中は完全な一方通行で、車椅子の方などがいた際には、スタッフが随時対応するように動線がつくられていた。
水景を切り取るようにした開口の数々
生態系のことも勿論考えているだろうけれど、色彩も多少意識しているであろう魚の種類の選び方と、面白い地形
違った表情を見せる照明
ポルトガルは、たとえ水中であっても地形や開口の作り方がうまいんだなぁ、と感心した。
モントレーや、美ら海や、海遊館や、その他日本の水族館をいくつか、そこそこ大き目の水族館には行ってきたけれど、見せ方の美しさという点では、ダントツで考えられているなぁ、と感じた。
水槽によっては生き物が全然いなかったり、ラッコの水槽にラッコがいなかったのがちょこっと、残念だったけれど。
帰るまでにまた見に行く機会があれば、そのときは見られるといいなぁ。
お昼(といってももう15時だったけど)を買って水辺のベンチに腰掛け休憩。
シザの万博パビリオンを久々に拝もうと近くに行くと、なんと、普段入ることができないのだが、今日はたまたまブラジルのフェスティバルの展示をやっていて、開いていた!!
でも、有料かなぁ、ともじもじ眺めていたら、係りの人が、ちょっと、よかったら見て行きませんか?と言うので、無料ですか?と尋ねると、無料。運がいい!
中に入って、バシャバシャ写真に収める。
係りの女性が話しかけてきて、どうやら展示の内容を説明したかったようなのだが、ごめんなさい、私あんまりポルトガル語わからないんですよ、と言うと、そっかぁ、私も英語だめなんだよね、ちょっと喋れる子連れてくるから、ちょっと待ってて!と言われたので、引き続き同じ展示室内で過ごす。
中庭があったなんて。
展示をしている団体があまりこの建築を活かせている感じがしなかったのがやや残念だったが、テージョ川を臨む開口がいい感じ。
外からはドローイングの授業のときに見たけれど、テラスにも出られて、違った景色が見られて嬉しい。
すると、先程の女性が連れてきた、英語を話せるという係りの人が現れたので、話すと、彼女はブラジル出身で、リスボン大の建築学科の2年生らしい。
交換留学ではなく、本格的な留学なのだが、リスボン大の教育いまいちじゃない?なんて言ってきた。
教育がいまいちかはわからないけど、まぁ色々遅いなぁとは私も思うよ、と話す。
彼女の出身の街はかなり大きめの日本人街があるらしく、いつかきっと日本にも行ってみたいわ。あなたも、私の国の、小さな日本に遊びに来てよ!と言っていた。
ブラジルの建築をめちゃくちゃ推されたので、いよいよ気になってきた。
もし訪れるようなことがあれば、前ルームメイトのAdelにも会いたいなぁ、なんて思いながら、、、。
連絡先を交換してパビリオンを後にし、ヴァスコダガマのショッピングセンターをうろうろ。
Loja do Gato Pretoという、黒猫のお店という名前のかわいい雑貨屋があった。
こちらに来てすぐ、IKEAで購入した青いお気に入りのグラスを先日割ってしまい、牛乳もマグカップに注いで飲んでいたので、プラスチックの新しいコップを購入。
これでもう割れることはない。
ショッピングセンターのWi-Fiでインスタをチェックしていたら、川添スタで一緒だったマドリード出身のPabloが、どうやらリスボンにいるらしい!
言ってよ!!!!なんて思いながら、ストーリーに、リスボンエンジョイしてる?楽しんでね!とコメントしたら、忘れてた!会おう!と言ってくれたので、今Orienteにいるから、30分でそっちつくよ。ちょっと待っててね、と言って、Marquês de Pombalまで、メトロで向かう。
Eduardo VIIのミラドウロの、グリーンシアターにいるよ、とSMSが入っていたのだが、グリーンシアターってなんだ?と思いながら取りあえずミラドウロのてっぺんまで行く。
Pabloは見当たらなかったので、電話すると、こっちまで降りて来てくれた。
(グリーンシアターとは、緑が段々の劇場になっているところのことだった。確かにグリーンのシアターだ。)
それで、スタジオの打ち上げぶりに再会!
Pabloは今AIRES MATEUSでインターンしている友達に会いに来たらしく、更に別の同級生カップルも旅行で来るらしい。
え、私もAIRES MATEUSでインターンするんだよ。ほんと?凄い偶然、よかった会えて!
どうしよう、聞きたいことが山積みだよ、なんて言われながら、こっちに来てどう思った?など、主にこちらでの生活に関して私が何をこの半年で感じてきたか聞かれた。
基本的に私はポジティヴな感想しかないから、Pabloも、それは本当によかったね、うんうん、なんて言いながら聞いてくれた。
スペインとポルトガルは隣国なのに、Pabloは今回が初ポルトガルらしく、彼の感想が凄く面白かった。
もっと早く来るべきだった、3日間じゃ全然足りないよ、こんなに隣国が豊かだっただなんて、、、と、日本人の私よりもずっとずっと感銘を受けていて。
特に、道路の舗装はリスボン以外で見たことがない、日が照り返して暑いけど、綺麗だよね。それからミラドウロや公園がいい、と言っていた。
こういう公園、マドリードにはないの?と聞くと、あるけど、もっとトロピカルな感じかも。と。
何がきっかけだったか忘れたが、Pabloも、リスボンはスペインより南仏と雰囲気が近いと思う、と言っていて、この前南仏行ったとき同じこと思ったんだけど、先週のWSで会ったポルトガル人の人も同じことを言っていたと話す。
それで、そのポルトガル人の人は、パティスリーのことにも言及していて、スペインにはポルトガルやフランスのようなパティスリーはない、と食と街との関係を感じさせるようなことも言っていたよ、と言うと、あぁ、それは本当だよ。と納得していた。
あと、South is always better.とも、、、笑
私も、そう言えば日本で好きな街は福岡、広島、香川、、、確かに、South is always betterかも、、、笑
それから、ポルトガルのゆーーーーっくりした時間の流れは、スペイン人のPabloにとってもかなり強烈だったみたいで、特に3日間しか今回は滞在しないので、チケット売り場のタラタラした捌き方に結構イライラしたらしい。
Orienteで会ってきたブラジル人の女の子の話も重なって、なるほど、ポルトガルの時間の流れはスペインよりもブラジルよりも遅いのか、とわかって面白い。
この留学が終わったらどうするの?と聞かれたので、日本に帰って取りあえず卒業するけど、実は卒業後どこで働くかはまだわからないんだ、と今考えていることを話した。
日本のアトリエ事務所は過酷すぎるということや、ポルトガルって結構日本的価値観で戦える建築も多いから、とGulbenkianの庭を例に挙げながら説明して、ちょうど彼はここに来る前にGulbenkianにいたらしく、うんうん、確かに君が日本的と表現するのはわかるし、本当に魅力的だよね、と頷きながら、そっか、Life Changingな留学だったんだね、と言っていた。そう、その通り。
彼もマドリードで今度インターンが始まるらしく、ドローイングを気に入ってもらえたんだと思う、と話を聞かせてくれた。
実はまた夏に日本に旅行しに来るらしいのだが、残念ながら私が帰るまでにマドリードに戻ってしまうそうで、日本を案内できないのが残念。
その後で、来月からの同僚、Manoや、彼らの友人のカップル、ManoとMartaも合流。
(一体こちらに来てから何人ManoやMartaやAnaやPatriciaやDanielと出会ってきたんだろう、、、笑)
同僚の方のManoは、AIRES MATEUSのインターンが終わったら、アトリエワンでインターンする予定らしい。
私の帰国後すぐスペインに戻ってしまうのだが、数日はかぶるので、一回食事できるといいね、と話す。
それから、Martaはインド、その彼氏のManoは上海と、それぞれに留学していたみたいで、随分Open Mindedな友人グループ、大学なんだなと感じた。
Martaに、みんなはどういう関係なの?と聞くと、皆学部時代の同期なんだけど、今はそれぞれ別のところいったりしてバラバラなんだ、と言っていた。
なるほど、だからそれぞれ今何年生?なんて会話をしていたのか。
TOPOというMartim Monizの近くのルーフトップバーで乾杯して、そしてRossioにあるレストランで食事、Intendenteのバーで飲み直して、帰宅。
火曜日
朝Marquês de Pombalで待ち合わせて、Estufa Friaという植物園に、カップルとPabloに混ぜてもらって行く。
もう、言葉を失う凄さだった。
マドリードに植物園ってあるの?と聞いたが、あるけど、こんなに凄くないよと言っていた。
Gulbenkianも勿論そうだが、日本にもこんな凄い植物園はない、、、
リスボンの豊かな地形を植物園内にまで。さすがランスケ先進国、、、
遠目に見たとき木に直接屋根を乗せているように見えた温室の柱。
温室で、親子連れのお父さんと目が合ったので、Boa tardeと挨拶したのだが、物凄い苦笑されたので、ええ><?と思っていたのだが、後でその家族連れが話しているところを通り掛かったら、思いっきりフランス語で会話していて、ああ、これは失礼なことをしたな、と合点が行った、、、笑
植物園を後にして、PabloたちをMarquês de Pombalまで送り、この後行くというSão Jorge城の行き方を説明する。
正直、スタジオの当時はこの2日間のような深い話を、そして近い価値観で話すことができなかったから、この2日間は物凄く濃密で面白かった。
川添スタを選んでよかったと今になって強烈に思ったし、留学して再びこうして話が聞けて、本当によかった。
別れる間際、See you in Spain!なんて言ってくれた。
来月、今度はみんなの出身の街を見るのが楽しみ。
勿論、Pabloが連れて行ってくれると言っていた、チュロスも!笑
マドリードの見え方も、今回話したおかげで随分と変わるんだろうな。
水族館に行ってみようと、Orienteへ。
OrienteのCTTで日本のラジオ宛てのポストカードを速達で出し、水族館に向かう。
途中、オフィスが密集していると思われる地区を通過した。
リスボンでは、これでもかなり「高層」ビル。
ああ、Orienteだなぁと思った。
水族館は、わざわざ平日を狙って行った月曜日だというのに、物凄い人でびっくり。
後から知ったのだが、イースターというのは、その祝日のある週間がまるっとお休みになる施設や企業も多いらしく、この聖なる週間に旅行する家族も多いらしい。なるほど。
受付で、こんにちは、学生料金のチケット一枚ください。と言い、フルプライスのものですか?と聞かれたので、天野さんの展示って特別展ですよね?と確認、常設展も特別展も見られるフルプライスのものを購入した。
混み合っているので、先に特別展の方を見てもらってもいいですか?と尋ねられたので、了解です、と特別展の方へ。
一学期のライノの授業で、Januário先生に、日本人写真家の、凄く良い展示をやっているから、みんな必ず行くように、と言われていたのだ。
天野尚(たかし)さんという方で、水景アーティストの第一人者らしい。
2015年に既に亡くなられていて、天野さんのインタビュー映像をぼんやりと眺める。
水槽の前に、階段や大きな椅子が設置され、座りながらゆっくりと眺めたり、写真を撮ったり、指を指しておしゃべりしたり、思い思い、楽しんでいた。
いよいよ常設展へ。
中は完全な一方通行で、車椅子の方などがいた際には、スタッフが随時対応するように動線がつくられていた。
水景を切り取るようにした開口の数々
生態系のことも勿論考えているだろうけれど、色彩も多少意識しているであろう魚の種類の選び方と、面白い地形
違った表情を見せる照明
ポルトガルは、たとえ水中であっても地形や開口の作り方がうまいんだなぁ、と感心した。
モントレーや、美ら海や、海遊館や、その他日本の水族館をいくつか、そこそこ大き目の水族館には行ってきたけれど、見せ方の美しさという点では、ダントツで考えられているなぁ、と感じた。
水槽によっては生き物が全然いなかったり、ラッコの水槽にラッコがいなかったのがちょこっと、残念だったけれど。
帰るまでにまた見に行く機会があれば、そのときは見られるといいなぁ。
お昼(といってももう15時だったけど)を買って水辺のベンチに腰掛け休憩。
シザの万博パビリオンを久々に拝もうと近くに行くと、なんと、普段入ることができないのだが、今日はたまたまブラジルのフェスティバルの展示をやっていて、開いていた!!
でも、有料かなぁ、ともじもじ眺めていたら、係りの人が、ちょっと、よかったら見て行きませんか?と言うので、無料ですか?と尋ねると、無料。運がいい!
中に入って、バシャバシャ写真に収める。
係りの女性が話しかけてきて、どうやら展示の内容を説明したかったようなのだが、ごめんなさい、私あんまりポルトガル語わからないんですよ、と言うと、そっかぁ、私も英語だめなんだよね、ちょっと喋れる子連れてくるから、ちょっと待ってて!と言われたので、引き続き同じ展示室内で過ごす。
中庭があったなんて。
展示をしている団体があまりこの建築を活かせている感じがしなかったのがやや残念だったが、テージョ川を臨む開口がいい感じ。
外からはドローイングの授業のときに見たけれど、テラスにも出られて、違った景色が見られて嬉しい。
すると、先程の女性が連れてきた、英語を話せるという係りの人が現れたので、話すと、彼女はブラジル出身で、リスボン大の建築学科の2年生らしい。
交換留学ではなく、本格的な留学なのだが、リスボン大の教育いまいちじゃない?なんて言ってきた。
教育がいまいちかはわからないけど、まぁ色々遅いなぁとは私も思うよ、と話す。
彼女の出身の街はかなり大きめの日本人街があるらしく、いつかきっと日本にも行ってみたいわ。あなたも、私の国の、小さな日本に遊びに来てよ!と言っていた。
ブラジルの建築をめちゃくちゃ推されたので、いよいよ気になってきた。
もし訪れるようなことがあれば、前ルームメイトのAdelにも会いたいなぁ、なんて思いながら、、、。
連絡先を交換してパビリオンを後にし、ヴァスコダガマのショッピングセンターをうろうろ。
Loja do Gato Pretoという、黒猫のお店という名前のかわいい雑貨屋があった。
こちらに来てすぐ、IKEAで購入した青いお気に入りのグラスを先日割ってしまい、牛乳もマグカップに注いで飲んでいたので、プラスチックの新しいコップを購入。
これでもう割れることはない。
ショッピングセンターのWi-Fiでインスタをチェックしていたら、川添スタで一緒だったマドリード出身のPabloが、どうやらリスボンにいるらしい!
言ってよ!!!!なんて思いながら、ストーリーに、リスボンエンジョイしてる?楽しんでね!とコメントしたら、忘れてた!会おう!と言ってくれたので、今Orienteにいるから、30分でそっちつくよ。ちょっと待っててね、と言って、Marquês de Pombalまで、メトロで向かう。
Eduardo VIIのミラドウロの、グリーンシアターにいるよ、とSMSが入っていたのだが、グリーンシアターってなんだ?と思いながら取りあえずミラドウロのてっぺんまで行く。
Pabloは見当たらなかったので、電話すると、こっちまで降りて来てくれた。
(グリーンシアターとは、緑が段々の劇場になっているところのことだった。確かにグリーンのシアターだ。)
それで、スタジオの打ち上げぶりに再会!
Pabloは今AIRES MATEUSでインターンしている友達に会いに来たらしく、更に別の同級生カップルも旅行で来るらしい。
え、私もAIRES MATEUSでインターンするんだよ。ほんと?凄い偶然、よかった会えて!
どうしよう、聞きたいことが山積みだよ、なんて言われながら、こっちに来てどう思った?など、主にこちらでの生活に関して私が何をこの半年で感じてきたか聞かれた。
基本的に私はポジティヴな感想しかないから、Pabloも、それは本当によかったね、うんうん、なんて言いながら聞いてくれた。
スペインとポルトガルは隣国なのに、Pabloは今回が初ポルトガルらしく、彼の感想が凄く面白かった。
もっと早く来るべきだった、3日間じゃ全然足りないよ、こんなに隣国が豊かだっただなんて、、、と、日本人の私よりもずっとずっと感銘を受けていて。
特に、道路の舗装はリスボン以外で見たことがない、日が照り返して暑いけど、綺麗だよね。それからミラドウロや公園がいい、と言っていた。
こういう公園、マドリードにはないの?と聞くと、あるけど、もっとトロピカルな感じかも。と。
何がきっかけだったか忘れたが、Pabloも、リスボンはスペインより南仏と雰囲気が近いと思う、と言っていて、この前南仏行ったとき同じこと思ったんだけど、先週のWSで会ったポルトガル人の人も同じことを言っていたと話す。
それで、そのポルトガル人の人は、パティスリーのことにも言及していて、スペインにはポルトガルやフランスのようなパティスリーはない、と食と街との関係を感じさせるようなことも言っていたよ、と言うと、あぁ、それは本当だよ。と納得していた。
あと、South is always better.とも、、、笑
私も、そう言えば日本で好きな街は福岡、広島、香川、、、確かに、South is always betterかも、、、笑
それから、ポルトガルのゆーーーーっくりした時間の流れは、スペイン人のPabloにとってもかなり強烈だったみたいで、特に3日間しか今回は滞在しないので、チケット売り場のタラタラした捌き方に結構イライラしたらしい。
Orienteで会ってきたブラジル人の女の子の話も重なって、なるほど、ポルトガルの時間の流れはスペインよりもブラジルよりも遅いのか、とわかって面白い。
この留学が終わったらどうするの?と聞かれたので、日本に帰って取りあえず卒業するけど、実は卒業後どこで働くかはまだわからないんだ、と今考えていることを話した。
日本のアトリエ事務所は過酷すぎるということや、ポルトガルって結構日本的価値観で戦える建築も多いから、とGulbenkianの庭を例に挙げながら説明して、ちょうど彼はここに来る前にGulbenkianにいたらしく、うんうん、確かに君が日本的と表現するのはわかるし、本当に魅力的だよね、と頷きながら、そっか、Life Changingな留学だったんだね、と言っていた。そう、その通り。
彼もマドリードで今度インターンが始まるらしく、ドローイングを気に入ってもらえたんだと思う、と話を聞かせてくれた。
実はまた夏に日本に旅行しに来るらしいのだが、残念ながら私が帰るまでにマドリードに戻ってしまうそうで、日本を案内できないのが残念。
その後で、来月からの同僚、Manoや、彼らの友人のカップル、ManoとMartaも合流。
(一体こちらに来てから何人ManoやMartaやAnaやPatriciaやDanielと出会ってきたんだろう、、、笑)
同僚の方のManoは、AIRES MATEUSのインターンが終わったら、アトリエワンでインターンする予定らしい。
私の帰国後すぐスペインに戻ってしまうのだが、数日はかぶるので、一回食事できるといいね、と話す。
それから、Martaはインド、その彼氏のManoは上海と、それぞれに留学していたみたいで、随分Open Mindedな友人グループ、大学なんだなと感じた。
Martaに、みんなはどういう関係なの?と聞くと、皆学部時代の同期なんだけど、今はそれぞれ別のところいったりしてバラバラなんだ、と言っていた。
なるほど、だからそれぞれ今何年生?なんて会話をしていたのか。
TOPOというMartim Monizの近くのルーフトップバーで乾杯して、そしてRossioにあるレストランで食事、Intendenteのバーで飲み直して、帰宅。
火曜日
朝Marquês de Pombalで待ち合わせて、Estufa Friaという植物園に、カップルとPabloに混ぜてもらって行く。
もう、言葉を失う凄さだった。
マドリードに植物園ってあるの?と聞いたが、あるけど、こんなに凄くないよと言っていた。
Gulbenkianも勿論そうだが、日本にもこんな凄い植物園はない、、、
リスボンの豊かな地形を植物園内にまで。さすがランスケ先進国、、、
遠目に見たとき木に直接屋根を乗せているように見えた温室の柱。
温室で、親子連れのお父さんと目が合ったので、Boa tardeと挨拶したのだが、物凄い苦笑されたので、ええ><?と思っていたのだが、後でその家族連れが話しているところを通り掛かったら、思いっきりフランス語で会話していて、ああ、これは失礼なことをしたな、と合点が行った、、、笑
植物園を後にして、PabloたちをMarquês de Pombalまで送り、この後行くというSão Jorge城の行き方を説明する。
正直、スタジオの当時はこの2日間のような深い話を、そして近い価値観で話すことができなかったから、この2日間は物凄く濃密で面白かった。
川添スタを選んでよかったと今になって強烈に思ったし、留学して再びこうして話が聞けて、本当によかった。
別れる間際、See you in Spain!なんて言ってくれた。
来月、今度はみんなの出身の街を見るのが楽しみ。
勿論、Pabloが連れて行ってくれると言っていた、チュロスも!笑
マドリードの見え方も、今回話したおかげで随分と変わるんだろうな。