8〔58〕 また、それら（教会の宝）はキリストや聖徒たちの功績でも無い。教皇がいなくても、これら（功績）は常に内なる人には恵みをもたらし、外なる人には十字架、死、そして地獄をもたらす。
訳は当方
いわゆる「教会の宝」と「功績」についての話だが、個人的な勉強不足が祟って、話を膨らませようが無い。ただ分かるのは、キリストや聖徒達の功績は、信仰を持つ人達には恵みをもたらし、持たない人には死や地獄をもたらすということであり、更には教皇の在・不在は関係が無いということである。
【参考文献】
・Works of Martin Luther:Adolph Spaeth, L.D. Reed, Henry Eyster Jacobs, et Al., Trans. & Eds.(Philadelphia: A. J. Holman Company, 1915), Vol.1, pp. 29-38
・マルティン・ルター著／深井智朗氏訳『宗教改革三大文書 付「九五箇条の提題」』講談社学術文庫・2017年
・L.チヴィスカ氏編『カトリック教会法典 羅和対訳』有斐閣・1962年
・菅原裕二氏著『教会法で知るカトリック・ライフ Q&A40』ドン・ボスコ新書・2014年
・ルイージ・サバレーゼ氏著／田中昇氏訳『解説・教会法―信仰を豊かに生きるために』フリープレス・2018年
・田中昇氏訳編『教会法から見直すカトリック生活』教友社・2019年
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