犬釣り師ダディ

雨の日のお散歩は嫌いなので、ダディの運動不足解消のため、引っ張りっこして遊んでやった
わしもつい熱中してしまい、犬相が変わってしまった
釣られて、宙に浮いてしまった
そのときのイメージは『泳げ　たいやきくん』だった
子供のダディ相手に大人気ない振る舞いをしてしまって、ちょっと反省


昨夜は、マミイが寝付けないらしくごそごそしてわしの安眠の邪魔をする
わしが寄り添ってやってるのに、寝返り打ってわしに背中を向ける
仕方なくわしが移動してやるのだが、また寝返り
わしは、やわらかいお腹に寄り添って眠りたいの
動くなとパンチしてやったら、やっとおとなしく寝だした

朝、いつものマーキングポイントでお○っこしてダディに怒られる
さわやかな朝にダディの怒号
わしは、タイミングを間違えた
お昼のお留守番中にするべきだった

寝不足のまま、マミイ出勤
ガムをもらって、ベッドで噛んでいるともう帰ってくる
気が変わって休む気になったのかとしっぽ振りながら玄関に行くと傘を取りまたお出かけ

夕方マミイ戻ってきたと同時に、賢いわしは悟った
まだ雨が降っていることを
お散歩は今日はパスと決め、マミイをボール投げに誘う
せっかくわしが誘ってやってるのに、マミイはキッチンへ
ダディからの帰るコールがもうあったらしく、慌ててご飯炊いている
サラダだけ用意してマミイと遊んでやってたらダディ帰宅

今度はダディと遊んでやってたら、ご飯だ
わしもおいしくいただこうとマミイの横でお座り
マミイはキャベツの芯だけ別のお皿にとってくれている
小さく裂いてくれながら渡すので、イラのわしは直接お皿から全部盗ってやった

本当はカレーの中にあるにんじんに興味があるのだが無理らしい
わしは、大人なんだからカレーも食べれる
にんじんだけくれればいいのだ

わしは、つまみ食い中に、わさびもからしも食べたことのある、立派な大人の味覚の持ち主の獰猛愛玩犬なのだ





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