いつもの水曜日

マミイが戻り、普段の日常生活にほっとするわし

わしは、断食の影響なのか、朝からマミイが心配するほどご飯をおいしくいただく
ダディの用意するごはんとは、何かが違うのだ
たっぷりの愛情だけではないはずだ
愛情なら、ダディにもある
ただし、ダディの片思いだが

マミイは、わしにガムを置いてお出かけする
昨日の夜に戻って、もうお仕事とはタフな女だ

夕方マミイの熱烈歓迎の後、２人で川原のデートだ
ダディが今日は遅いのでいつもより多めに歩く

マミイは気持ちよく旅行に行かせてくれるダディへのお礼なのか夕食作り
わしは、キッチン前でマミイを見守りながらお散歩の疲れを取る

ダディは今日のご飯がおいしかったのでご機嫌
食後、北海道の写真をＴＶに写しながら、マミイの説明を聞いている
わしも２人の間に座り、一緒に写真鑑賞

わしは家族団らんのときはやりたいことを諦めてでも参加する獰猛愛玩犬なのだ

流氷はなかったのに、なぜか写真だけはある
流氷館の映画の中のワンシーンを映したらしい
マミイは調子に乗って、船の上から撮った単なる陸地の写真を北方領土だとうそを教えてる
ダディは北海道行ったことがないので興味深そうに観ている
こりゃあ　夏休みは北海道のドライブ決定だな
ダディはカメラ好きなので、撮り方を教えてる
逆光で、いとこのチビのかわいいお顔が真っ暗だ
マミイの写真はぶれてるものが多いとダメだし

あっ　ダディそれを言うと・・・
ほら、カメラのおねだりされてるじゃないか
わしは知らんぞ
ダディのボーナスのお家のローンと、北海道ドライブの残りで買ってやれ

マミイは荷物の片付けやら忙しそうなので、ダディの寝室にお邪魔してお布団を暖めておいてやろう