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ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★岩手・網張へ紅葉を見に行く(その1)

2018年10月16日 | 四季のたより

●行った日:2018年10月4日(木)

●行った位置

 

※ 橙色で囲ったところが今回行った「網張スキー場」です。紫色は、位置関係が分かりやすいように、参考のために印した「田沢湖」、「秋田駒ヶ岳」、「岩手山」、「盛岡市」の位置です。

●行った場所(スキー場図)

 

※  朱色はスキー場のリフトに乗った軌跡、橙色は歩いた軌跡です。

(以上の地図:国土地理院)

 連れ合い(妻)が夏前にパートの勤めをやめて時間と体力に少し余裕ができたので、今年は紅葉を見に行こうと誘いをかけてきておりました。10月に入って、平地の紅葉にはまだ間があるものの、我が家から「東山」を望むと稜線付近はうっすらと赤く色づき始めております。稜線の標高は1000メートル前後なので、それくらいの高さまで行くと紅葉が見られるだろうと、好天の日を狙っておりました。10月4日、晴れの予報なのでさっそく出かけることにしましたが、連れ合いは歩いて登るのはいやだ、と言うし、私も足の調子が万全でありません。行く先を色々考えるうちに、リフトで登っていける、家からあまり遠くない、連れ合いは行ったことがないが私は何度か行ったことがあって勝手がわかる、ところである、「岩手県」の「網張スキー場」に行くことにしました。

 以下、本文風の文章で続けます。

 我が家から「仙北市角館」までは「国道105号」を、「角館」からは「国道46号」を東に向かう。「田沢湖」への入口を過ぎ(この辺りから位置図を参照)、「奥羽山脈」に掘られた長―い「仙岩トンネル」や数多くの短いトンネルを抜けると「岩手県」である。山あいにある道の駅「雫石あねっこ」を過ぎてまもなく、広々とした平野部に出て「雫石バイパス」に差しかかると、左手の山並みの端にひと際高くどっしりとした「岩手山」が見えてくる。

 近道?をするために、「葛根田川」にかかる橋の手前で左折して北に向かう。左手前方に「雫石スキー場」を見ながら進み、山裾の近くで県道に出る。だいぶ狭くなった「葛根田川」の橋を越えてまもない分岐点で右折する。宿泊施設や別荘のような建物が点在する山あいの道を進むとやがて道は、「小岩井農場」や「盛岡」方面から通じている県道に突き当たり、そこを左に折れて少し進むと「網張スキー場」の駐車場で、目の前にリフト乗り場がある。

 我が家からここまで、当初の予測では1時間半程度の道のりと考えていたが、途中で買い物をし、また、「仙岩トンネル」付近が工事中で渋滞していたこともあり、2時間ほどかかる。

 山登りする訳ではないが、足の調子がよくないので念のためトレッキングポールを持参してリフト乗り場に向かう。連れ合いは、私はリュックは持たないで行くので、財布も持たないから、という。

(「網張スキー場」リフト乗り場)

 

 乗り場の標高は地図を見ると765メートルほどであるが、この高さでは紅葉はまだである。

 リフトは2本あって、左側のリフトの手前にある券売所で乗車券を買う。一番上までだと3本のリフトを乗り継いで行くことになり、往復1600円、二人分で3200円である。券を売る人もリフトに乗る世話をしてくれる人も、60~70代と思われる高齢の男性である。

 券を買う時、私が1万円札を出すと、売り場の人が細かいのはないですか、と訊く。1000円しかないというと、財布を置いて来た連れ合いが、こんな時はちゃんと細かいお金を用意しないとだめじゃない、と文句をいう。

 右手のペアリフトに並んで乗る。転落防止のためのガードが上から体の前に下りてくる。

 すぐ降り場が近づくと、そこの世話係がガードを上げるように身振りで支持する。私は近づくと自動的に上がるものと勘違いして、引っかからないように背筋を伸ばすと、連れ合いが自分で上げるんだよ、という。それで、乗った時にガードが下りてきたのは、世話係の人がやってくれたのだと気づく。自分の手でガードを上げて無事にリフトから降りる。

 第1リフトから第2リフトまでは、ゲレンデを横切って歩かなければならない。

(第2リフト乗り場)

 この日は平日で、客の数は少なく、来ている人も高齢者が多い。前を歩く夫婦連れと思われる二人も私たち位の年代か。

(第2リフト)

 

 第2リフトを登っていく途中の様子。先ほどの夫婦が前に並んで座る。

 登っていく人が少ないと思っていたら、途中で、下りのリフトに乗って次々に降りてくる高齢者(おばあさん?が多い)グループとすれ違う。上の方はきれいだったよ、という人がいて何となく安心する。それにして、すれ違う人がみんな「こんにちは」などと声をかけてくれるのはうれしいが、全部に挨拶を返すのはなかなか大変だ。

 リフト両側ゲレンデは草刈りした直後のようである。広いゲレンデを草刈りするだけでもかなりの費用がかかるなと思う。

 途中から少しずつ色づき始める。一番長い第2リフトを降り、今度は少しだけ歩いて第3リフトに乗りさらに登る。地図で1200mの等高線がある辺りまで来ると、ようやく紅葉らしい風景に出会う。

(第3リフトからの眺め)

 

 「楓」と思われる手前の小さな木は、笹の緑を背景に見事な色合いを見せている。後ろの木々はようやく紅葉し始めたところか。

 だんだん赤や黄色が濃くなる景色を眺めているうちに、1300m付近にある第3リフトの終点になる。

(第3リフトの終点付近)

 右上端に写るのが第3リフトの終点。そのすぐ左奥の雲に覆われた山が「駒ヶ岳」。ここから、短い距離であるが稜線を目指して登り始める。

(その2に続く)


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