春先の、山の木々が芽吹く季節が、私の一番好きな季節であることは、これまでブログで何度か書きました。何度か書いても、この時期、天気に恵まれると家の中にじっとしておられず、カメラを手に出かけてしまいます。そして、ブログのネタにせずにはおられません。
今年(2013年)はこれまでになく早い春の訪れで、「仙北平野」にある我が家からも眺められる里山、「西山」が、4月中旬から薄絹に覆われたような柔らかな装いになってきました。4月20日の「西山」の様子です。
山全体が薄っすらとした紫色を帯びてきました。枝から萌え出した芽の色合いでしょうか。この柔らな感じがなんとも言えません。
満開の桜が見えるところは「姫神公園」です。昔は松の木が多く、「松山」と呼んでおりましたが、今はさながら「桜山」です。
この日は、「西山」の南端に「鳥海山」も姿を現しました。
霞んでおりますが、真っ白な「鳥海山」です。
「姫神公園」付近をアップしました。
山が薄化粧をしているようです。よく見ると緑っぽいところも見えます。
この時期の山は毎日その装いを変えていきます。5月3日はこんな装いになりました。
山が緑色に覆われてきました。しかし、まだまだ薄い緑です。
「西山」の南側です。
この日も「鳥海山」が顔をのぞかせました。
再度、「姫神公園」付近のアップです。
桜はとうに散ってしまいました。
緑色を帯びてきた山肌も、よく見るとその色合いは多種多様です。
次は前日の5月2日の撮影ですが、「姫神山」付近をアップした写真です。
この日は曇りでしたが、山にちょうど日が射してきました。
初夏になると濃い緑一色になってしまいますが、この時期は樹種固有の色合いと日々の変化を楽しむことができます。このことがこの季節が好きな一番の理由でもあります。
同じ日、少し場所を変えて「玉川」にかかる「勝田橋」の上から「松倉」の山の方を望むと、日射しを受けて淡い緑が輝いておりました。
川原の木々、山肌の木々は、まさしく、「美しき天然」という古い歌の歌詞に出て来る「天然の織物」です。また、命の泉のようでもあり、気持ちが洗われるようにも感じます。
(終わり)
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