ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧仙北町横堀を往く-6⑥

2024年08月21日 | 旧仙北町を往く

<「福嶋」の一角>

●歩いた日:2024年7月21日(日)

●歩いた所

 ・堀見内:下東中屋布、東中屋布、赤沼、南赤沼、一ツ森、福嶋、堀堰、堀合

 ・板見内:一ツ森、弥兵衛谷地

●歩いたログ(足跡)(道のり6.7km)

(以上の地図:国土地理院地図に加筆)

 (📸012に写る)墓地を過ぎてさらに西に進んだところで再び行く手を望む。

(「一ツ森」の一角5)

 道端にまた墓地があり、そこには小さな祠が二つと太い伐り株が見える。この木は昔の航空写真を見る時のいい目印になりそうだ。

 さらに進むと「一ツ森」から「福嶋」に入る。道から少し離れたところに神社がある。

📸013:「福嶋」の神社

 高い木立の間に神社が建つ。

 少し見づらいが、左手の木立は、手前が「銀杏」で奥が「杉」である。神社に「銀杏」は付き物のようだ。

 鳥居をくぐって神社まで行ってみる。

(「福嶋」の「福嶋神社」)

 扁額を見上げると「福島神社」と読める。「シマ」の字は異なるが「福嶋」の地名に由来する名称だろう。

 神社は「八幡」、「諏訪」、「熊野」などを冠した名称が多いと思うが、その土地の地名を冠した神社に祀られる神様は、その土地に因んだ神様なのだろうか。

 神社から県道に引き返し、また少し西に進むと十字路があるが、その手前にもう一本道がある。

(「福嶋」の一角)

 南北にまっすぐ延びる右手の道が、歩いて来た県道と十字路を形成している道。その脇にも立派に舗装された道がある。

 この後、脇の道を奥に歩いて行ったが、突き当りが「矢島川」になっていて、そこのガードレールに右折を促す「>>」のマークが残っており、この道が最近まで使用されていたことが分かる。そして、そのすぐ右手に南北にまっすぐ走る道が「矢島川」を越える橋がある。

 推測するに、その橋から県道との十字路までの道は、何らかの理由で開通が遅れ、最近まで、南(写真奥)から来た道は「矢島川」にかかる橋を渡った直後に右、左と折れ、写真の道(昔からの道と思われる)を通って県道に出ていたようだ。従って、現在の十字路のところも、少しずれた互い違いの交差点になっていたことになる。

 なぜ、橋から十字路までの整備が遅れたのだろうか。これも推測になるが、昔の道と考えられる写真の道の右側は右端に写る家の屋敷で、屋敷を分断して道を通すことになかなか同意が得られなかったのではないか、と思われるが・・・!!。

(「矢島川」にかかる橋上から東を望む)

 この辺りの「矢島川」はかなり幅広できれいに整備されているが、堤防は築かれていない。

 川の奥に「真山」、左上隅に「一ツ森」の小丘と先ほど歩いて来た県道沿いの家並が写る。
 

(⑦に続く)


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