ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧仙北町横堀を往く-6⑨

2024年09月01日 | 旧仙北町を往く

<歩いたところのS23年の航空写真>

●歩いた日:2024年7月21日(日)

●歩いた所

 ・堀見内:下東中屋布、東中屋布、赤沼、南赤沼、一ツ森、福嶋、堀堰、堀合

 ・板見内:一ツ森、弥兵衛谷地

●歩いたログ(足跡)(道のり6.7km)

 

(以上の地図:国土地理院地図に加筆)

(参考のためH28年とS51年の航空写真を再掲する)

<H28年>

<S51年>

 次に(S51年の航空写真の)ピンク色線で囲んだところのアップした写真。まずは「福嶋」のところ。


 
 現在十字路を形成している南北の道は通っておらず、十字路のところは互い違いの交差点になっている。「矢島川」にかかる橋も現在の橋とは異なる場所にかかる。

 H28年には広い空地になっていたところに、鬱蒼と茂る大きな木立と建物が写る。大きな屋敷だったようだ。なお、現在と比べると屋敷林が非常に多いことが分かる。この屋敷の北側にある大きな屋敷林以外はほとんど伐られている。農村の景観が失われていくような気がする。

 次に「早坂橋」付近。


 
 「早坂橋」から南に延びる広域農道はすでに整備されている。

 「早坂橋」のすぐ下流(西側)に、現在と同じく古い橋がかかっている。その橋の南側に延びている道は、広域農道が整備されるまえの古い道の一部である。S23年の写真でも確認してみる。

 最後にS23年の写真。

 少し見づらいが、S51年の写真と同じ家屋、十字路と確認できる位置に「A」~「I」を印した。

 ピンク色の縦横の線は現在の幹線的な道の一部。「赤沼」と「福嶋」をつなぐまっすぐな道が写る。この道は、田んぼは小区画に整備された時はそのまま残されたが、大区画に整備された時には廃止された道である。

 左上、「B」の家屋の左上に「川口川」にかかる橋が写る。現在の「中屋敷橋」は、当然ながらピンク色で書き入れた今の道筋にある。

 橙色線で囲ったところのアップの写真。


 
 写真中央、改修される前の「矢島川」を横断する当時の道筋が写る。橋は川の改修に伴ってかけ替えられたと考えられるが、「県道305号」との接続位置から見ると、現在古い橋がかかる場所と思われる。

 橋から南に延びる当時の道は、S51年の写真に写っていた道跡に間違いない。
 S51年の写真と比べながら、この後整備された広域農道を橙色で書き入れた。すると、広域農道は一軒の家の屋敷を通っていることが分かる。S51年の写真を見ると、この家は広域農道の西側に移転したようだ。

 今と昔の航空写真を見比べると、それぞれの地域がどのように変わってきたかが分かって楽しくなり、どうでもいいようなことを長々書いてしまった。ご勘弁願いたい。

(追記に続く)


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