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電源系のコモンモード対策 フィルターの作成

2024年02月15日 | アマチュア無線
クランプフィルター利用のコモンモードフィルター

クランプフィルターは線を挟むだけの簡単さが便利で多用しています。
 昔、
アンプI対策にクランプフィルターを取り付けて、インターフェアが無くなった経験があり、不要な回り込みがこれで防げ、効果があると信じて使用しています。

▶使用中のクランプフィルター
多種多様のものがありますが次の2種類を使っています。
  • ZCAT3035-1330 太い線用


  • ZCAT2235-1030 一般的な太さの線用


▶測定値
メーカーのデータシートが参考にできますが、自分なりに知りたくてLCRメーターで簡易測定してみました(f=100KHz)
  • ZCAT3035-1330 測定値⇒1ターン=3.89μH、2ターン=13μH、3ターン=29μH、4ターン=51μH、5ターン=81μH
  • ZCAT2235-1030 測定値⇒1ターン=2.65μH、2ターン=13μH、3ターン=27μH、4ターン=47μH、5ターン=76μH
  •  両方とも同じ材質ですのでほぼ同様の結果でした。
▶使用状況
トランシーバーとつながっている(入出力)ケーブルのほぼすべてに取り付け、特に電源系は重点的に対策をしています。
  • 外部電源までのDCラインは太いので、ZCAT3035-1330に2ターンで8個連続としています。


ZCAT2235-1030を使って
  • 外部電源側のACやDCラインには2ターン2個連続

  • AC延長用のテーブルタップには10個連続に取り付けています。

  • 無線機につながっているマイクコードやUSBラインなどには3ターンしたものを1個入れています。
▶結果
目に見えた効果はさほど感じませんが、アンテナのコモン対策と合わせて行うことで、TVI等のインターフェアは防げています。

▶昔と今
アマチュア無線を始めた1965年ころは高調波を防ぐためローパスフィルタを無線機に取り付けることは必須でした。TVI対策でテレビにハイパスフィルターなども取り付けましたが、大きな効果なくインターフェアに悩まされました。

近年、テレビのデジタル放送化や有線化、新スプリアス無線機の発売、テレビ用ブースターのシールド化、コモン系フィルター素材の入手が容易になり、各種対策が進み、ようやくインターフェアから解放されるようになってきました。
アマチュア無線を楽しむにはいい時代になったと感じています。


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