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Kenwood 電源 修理

2024年02月07日 | アマチュア無線

Kenwood PS-430 電源 修理

友人から電源を預かりました。13.8v出力がないとのことです。

回路図を探す
Webですぐに見かりました。回路図を見てみると13.8Vラインに20Aヒューズがあり、これかな?とあたりを付けて上ぶたを外しました。

分解
経年による薄いホコリはあるもののきれいな状態です。

ヒューズの通電をチェックするとやはり切れています。20Aのガラス管ヒューズです。

ガラス管ヒューズは、昔々に入手して部品箱にあったように思って探すと、同じ形状の20Aがありました。

交換するために基板を引き出そうとしましたが、ネジが多く、配線が短いので慎重に作業。
はんだこてで切れたヒューズをはずし、新しい20Aヒューズをはんだ付けして交換完了です。
他の部品に不具合がないか目視確認。コンデンサーのふくらみや、基板のコゲは無く、不具合がある部品はなさそうです。

 

調整と試験運用

テスターを出力端子に接続してから電源スイッチON 

▶無負荷⇒“13.94V”
▶電源ONのままで40分間放置後⇒“13.86V”
“0.08V”下がったが問題は起きない、無負荷なので発熱も無い

▶マニュアルには『VR1電圧調整ボリュームで13.8V±0.4V”に調整する』とあるので微調整

▶無線機IC7600につないで負荷テスト
 ・受信時“13.77V” (電流は 3A)
 ・25W送信“13.51V” (RTTY 14A程度)
 ・100W送信“13.40V” (RTTY 24A程度)
( )内の電流は普段使用している電源DM330MVでのメーター値です

  

発熱はあるが、放熱板に手を触れることができる程度なので問題は無い。

ヒューズが切れたのは細いヒューズ線が経年劣化したのではと思われ、時間をかけてテストをする必要はあるがこれで修理完了としました。

▶この電源はトランス式なので雑音も少なく、しっかりとした造りです。電解コンデンサーやパワートランジスターに経年劣化はあると思いますが、送信時の電圧降下も正常範囲内なのでまだまだ使えそうです。


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