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お勧め映画(邦画)  【tokyo.sora】

2007-10-04 20:58:48 | 映画
=生きるのって面倒くさい=

tokyo.sora
石川寛監督
本上まなみ、井川遥、板谷由夏、中村綾乃、高木郁乃、孫正華
西島秀俊、長塚圭史、石川伸一郎
「マシェリ」「爽健美茶」などのCM演出で知られるディレクター石川寛の映画初監督作品

東京でひとり暮らしをする6人の女性(女の子)の何気ない日常を淡々と描く
本当に何もない、ドラマチックな出来事は殆どない(本当は最後の方でチョコットあるけど)
そして、音楽もまたほとんど無い。
日常に溢れている街の音、車の音や電車の音。時に台詞をジャマしてるけど、だからこそリアル
で、あるシーンに音楽が流れるんだけど、今まで音楽ないだけに効果的です。

ティッシュ配りをする売れないモデル(本上まなみ)美大でデッサンのモデルをしている台湾からの留学生(孫正華)そこの美大の学生(中村綾乃)ランジェリーパブで働きながら小説を書いてる女(板谷由夏)同じ店で働く美容師(井川遥)客の入らない喫茶店でバイトする女の子(高木郁乃
それぞれの日常を別段おおげさでなくただただ写し出してるんだけど、どこか寂しくて、たまらなく切なくて、それでもやっぱり生きてく訳だし、恋もするし。で、時々全てが面倒くさくなってしまったりする。でも人は生きていくんだよな

女性は美しいね。
女性の横顔はとても素敵です。
井川遥の横顔はどうしてあんなにも切ないんだろう・・・

ほんとうに何もないんだけど目が離せない。

客の入らない喫茶店での店長とバイトの子の会話のシーンはズーット固定カメラで同じアングルで撮られてます。
台詞や脚本が無いんじゃないの?ってくらいに意味のない会話が普通になされてて、でもだからこそ本当の生活が感じられるのかもしれない。凄い

CMの世界で生きてきた監督の、石川監督の感性にひたすら脱帽。
写真はその一瞬を空気ごと切り取るけど、まさにそんな感じで日常をそっくり切り取った感じの映像。


本当はノーマークで、何の予備知識もなしで見て欲しい。

泣ける訳でも、大笑い出来る訳でもないけど
なんか”わかる”。40過ぎの男なんだけど、なんか”わかる
キットそうなんだろうな。

本庄まなみ
孫正華
板谷由夏
井川遥
中村綾乃
高木郁乃