TEAM i History

トップアスリートを育成するスポーツクラブチーム。

全選手を対象とした体力測定を実施しました。

2008年12月12日 09時58分04秒 | NPO法人
特定非営利活動法人TEAM iでは、クラブに所属する全選手を対象とした、本格的な体力テストを実施しました。

今回の測定は、八戸大学・八戸短期大学の研究グループ(三島隆章・渡辺英次研究グループ)との連携企画として行われたもので、クラブに所属する15歳以下のバレーボール選手が参加しました。

測定内容は、身長・体重・体脂肪率などの形態計測から始まり、20m走、垂直跳び、立ち幅跳びなどの爆発的なスプリント力やパワーの測定、反復横とび、プロアジリティーなど敏捷性能力を測定しました。

特徴的であったのは、スプリント力を測定する20m走および、敏捷性をしるための”プロアジリティー”測定において「光電管測定器」を用いた測定が行われたことです。これは、手動のストップウォッチでは限界”がある”測定誤差”が出ない正確なタイムを知ることができます。

また、連続ジャンプによる「全身のバネ力」を知るために、圧力認識のできる測定シートを用いたジャンプ力測定も実施され、選手は初めての体験に大変興味をもって臨むことができました。


近年、ジュニア(小学生)を対象としてスポーツ選手をとしての可能性を探るタレント発掘事業が日本各地で盛んに行われています。
これは、優れた素質を持ちながら埋もれている子どもを、運動能力の測定を通じて発掘する事業のことで、平成16年度に福岡県で実施されたのをきっかけに現在では岩手県,岡山県,山口県などで実施されています。

今回実施された測定プロジェクトも将来、タレント発掘事業につなげるための基礎データ収集を目的として行われています。
そのため、測定グループは、バレーボール以外にも多くの種目へ足を運び、測定活動を実施しています。

1週間ほどで返却されてくる測定結果(フィードバックシート)には、クラブメンバー内での比較はもちろんのこと、同年代の他競技選手との能力比較が記載されています。このことは、クラブにとって選手のポテンシャルレベルを評価する上で大変重要な情報となります。


一見すると、「各中学校で実施されているスポーツテスト」と同じもののように思えてしまいますが、「スポーツテスト」では見落とされていた「パフォーマンスに直結した能力の抽出」が行われています。一つ一つの測定内容が合理的に選択されているのです。そして、何よりも「正確性」の面においては、明らかな差があります。

選手一人ひとりが、このような体力測定の機会を通して「自分の身体を知る」事をねらいとしています。多くのトップ選手や競技力の高い選手ほど、自分の特徴を知っています。身体の弱点を知っています。

TEAM i では、こうした「コートの外」での自分磨きに多くの時間をとっていきたいと思っています。









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