澁谷wednesday

チタラダ水曜日を受け持つ佐々木と下東によるブログです。
「仕事中に見辛い」との要望からテンプレートとりました。

元カノに電話(さ)

2008年02月29日 | Weblog
荷物の引き渡しと近況報告と思い出話などを一時間半ほど。
彼女の笑い声が響くたびに、体のあちらこちらが、探し物を見つけたときの喜びに沸く。

好きな話題を音にしてゆく舌が、陥りやすそうな問題を心配する心臓が、独特にとびとびな話をつないでいってくれるシナプスが、ストーカー対処にいつでも走り出せる太ももが…
路頭に迷っていた機能達が、存在意義を見つけた喜びを唄っている。
感情と感覚がこんなにちぐはぐになったのは初めてでした。

先月まで僕を頑張らせていた笑い声は今聞いてもやっぱりホッとする音だけれど。
これ以上近づいたらまたお互いの出っ張ってる部分が相手を傷つけてしまうんだろうな。触れ合わないこの遠さが、一番仲良くできる距離なんだろう。と感じた。

一時間半の電話を終え、たっぷり笑って、ようやく胸のつっかえが取れ…ネー
笑い声聴いたら一瞬で心が戻る。「男は引きずる」ってこういう意味か。全然とれねー

みんなこんな傷むき出しで生きてるんですね。ちょっとオトナになりました。
カノジョ仕様な部分が体中に散らばってしまっているので、回収できてから次に進もうと思います。
そうじゃないと、チクリチクリと痛くてたまらん。

仕事に集中して、あと空いた週末に弾丸旅行をしよう。
A柳さんからまた旅の話を聴こう。

Y山さんありがとうございます♪(さ)

2008年02月24日 | Weblog
すごい突風でしたね。
土曜日の突風の中、Y山さんに前売りチケットとって来て貰い、日曜日の突風の中、シネカノン有楽町1丁目へ。
「歓喜の歌」を見てきました。暇なんで。

立川志の輔の新作落語「歓喜の歌」を原作に松岡錠司監督が監督と脚本を担当した映画。シネカノンなどで公開中。シネカノンをよろしく。

以下感想です。
まずストーリー。
主人公の市民ホール主任はケチのついた人生に嫌気を感じながら、ラーメンをすすったり、愚痴を言ったり小さな快楽を拾いながら一日を過ごしています。奥さんや娘とは別居中。

弛んだ仕事の中でママさんコーラスの会場手配をダブルブッキングさせてしまい、板挟みに苦しむ中で、今を一生懸命生きる大切さを思い出してゆきます。

基本的に出てくる男性陣は場末の仕事場に嫌気を感じている。ブッキング事件もどうにか自分に責任が来ない様のらりくらりやり過ごしたがる。

対照的に、女性陣は活発。パートで、厨房で、介護で、育児で忙しい中、コーラスに情熱を注ぐ。コーラスに加わることで、自分だけが大変なわけではないと確認する広い視野を持っている。

かなり対照的に描かれていて、かつ生活感を出している為、前半はやや退屈だったけれど、後半ではその細やかな生活がつながって人のネットワークを作ってゆく。
世界を変える力は肌と肌が触れる間にひっそりと渦巻いている。その渦はやがて大きな波を成しついにコンサートへ…

途中、立川談志が意味なく出てきて笑った。出る必要なかったんじゃないか?と思うけれど、そんな考えはたぶん無粋。
立川志の輔は絶対出てくる必要ないと思うんだが、この感覚もたぶん無粋。コメディーですから。

コーラスが館内に響いて心地よかった。ある女性がソロで歌うシーンにやや目頭が…
って表現に逃げてしまいますが…いやまぁボロボロ涙をゴクゴクのみましたよ。
そのシーンは、嘘のない行為は技術的に未熟でも他人の心に響く、という内容でした。思惑通りに揺さぶられた。チクショウ

物語のメインストーリーは、頑張ることを取り戻す事かと。

理想を忘れてしまうのはいつだろう?それは刃物で切り抜かれるように、ある日バッサリと落ちるのではなく、薄甘い毎日が溶かしてゆく場合の方が多いのでしょう。

美しく描きすぎた理想と、そこへはあまりにも距離がある日常。手元にあるものに滅入り、投げ出してしまいったくなるけれど。
そうじゃなくって、手元の仕事を誠実にこなし、積み上げることで、いい人生は作られるのだろう。
自分の為に頑張れない時は、人の為に頑張る。
そうして積み上がってきた物は理想と比べると不格好かもしれないけれど、案外強固で、才能はある人が作れなかったものだったりもするだろう。
そう考えると談志の寺にあった「失敗の分だけやさしくなれる」もつながってくる。


現状維持、惰性、ケチがついた物への投槍な態度。これらって男の人が陥りやすい穴だと思う。ハマってしまっている人におすすめな元気の出る一本です。

後半、映像にはないんだけれど、頑張った主任のためにコーラスの人たちが歌ってくれるという設定になっている。
今まで正面を向いてこなかった主任は、そういうの苦手だろうな。どんな顔をして歌を聴いたんだろう。
多分、恥ずかしい所在なさと、さらしている怖さと、大勢の人に受け入れられた喜びでやっぱり涙を流しているんだろうな。
歓喜の、涙を。

お後がよろしいようで。

流刑地(さ)

2008年02月21日 | 上手に書けた的な…
葬儀での空砲シーンや、映画で空に向かって咆哮するシーンは格好良いですよね。
空に向かった瞬間、言葉でも、鳩でも、弾丸でも相対的に圧倒的な儚さを背負ってしまう。
儚くてキレイ。。
けれど垂直上方に打ち上げた物体は、やがて重力と距離エネルギーを得て同じ速力で同じ場所に落ちてくる。
昔は空へ向けて発射された祝砲の弾が風に流されながら落下して。観客席なんかで死亡者を出していたらしい。

テンション上げようと仕事呑みや居酒屋打ち合わせや、友達と食べたりと外食ばっかりしていたら、どうも調子が…
あげたテンションのあおりを喰らう今日この頃です。

クラスでした。体の返しと首で。
H間さんが「新妻」川Nさんからグロい情報(●●のシェープリーはOLさんが多いとか)を聞き出していた。
サイテーだ。●●行く際は誘って下さい。
自主トレ時間、K談社勤務でありながら、6月に退職して世界一周旅行に出るA柳さんと話す。UMA大好きA柳さんはネッシーが描かれた少年誌を開いたときの、夕方の心臓の高鳴りを未だに保つ。週末は巨大毛虫を探しているらしい。
まぁ毛虫はどうでもいい。
300万円を握りしめ馬、駱駝、舟、バイクを乗り継いで三年かけて世界を回るらしい。
想像しただけで心が解放される。そうそう、こういう話に飢えていたんだ。
メキシコで警察に捕まった際、「ブルースリーの弟子だ」と行って解放してもらった話や、モンゴルの草原の話、南アフリカのリアル北斗の拳の街、ヨハネスブルグ

の話など、色んな冒険譚を聴く。
そうだな~カノジョがいない間に(と書くとモテる人のようですね……チクショー)いっぱい旅行をしようかな。月1で行けば年12カ国まわれるし。
A柳さんはメキシコの山奥でナイスバディーな女の子から求婚されたらしい。やっぱメキシコか?

帰り道、財布に19円しか無い事に気付き、北野さんに150円借りて帰る。
アブネー。メキシコどころか巣鴨に帰れん。

ビューティフルサンデー(さ)

2008年02月18日 | Weblog
第三日曜日で仕事でした。そんなたいした仕事をしている訳じゃないけれど、やっぱり日曜仕事だと一週間が長いデス…

仕事を終えて一息ついていたら蓮井君からメールがあった。
今日は四国でキックの試合だったとの事。3-0で勝利したらしい。
お・ぉ・ぉ☆おめでと~
試合内容と北野さんと僕への感謝の言葉が書いてあった。デカい、運動神経いい、骨硬い蓮井君はぶっちゃけ誰に教わっても強くなると思うが…でも嬉しかった。
勝ったのはもちろんだけれど、こういうつながりは嬉しいなぁ。インストやってよかったと思えます。

試合は、ローで追い立てまくった末の判定勝ちだったらしい。KO出来無かった事を悔やんでいた。

勝った日の夜は嬉しいよね~よい夜を。
にしても健康優良児の見本の様な蓮井君にローで追い立てられた午後って、最悪の日曜日だろうな~


相対化すると、僕は悪くない日曜日を過ごせました。今日に感謝。

今日もワンコ(さ)

2008年02月17日 | 犬気違い
「ブルータス」って読んでます?僕はたまにしか読まないんですが…やられた…

今週号(隔週刊)、犬好きにはおすすめです。
特集タイトルは「犬のこと」。前半は芸能人のペットや珍しいワンコが並んでいるんだけれどなんか、僕的にはいまいち。つかみ失敗してね?
んが中盤以降は可愛い写真満載。構図もかっこいい☆いや~おすすめ。

ところで、犬は数少ない笑う動物。
そもそも笑いの起源はふざけ合ってるときの「甘噛み」や「噛むふり」らしい。
歯を出して腕や首を噛んで遊ぶ、また上げる声。それが笑いの起源。
この表情は人間のほかに熊、犬、猿に見られる。
というのは知っていたけれど…

この特集内に
「犬はうれしいから笑うのではなく、人間の表情をまねている」
というキャプション文章があった。
そうなの?そういう説もあるの?犬好きはこういうのウルサイよ?

とツッコミたくなるけれども。
そのキャプションが入っている犬の笑い顔が16個並んだページは一番のお薦め。ギャー笑顔ってすてき。

更に、この本には日本犬のシールがついてる。これが超~~~ダサい。
ささささ最高だぁ~!

久々に満足できる一冊でした。

写真は日曜フォルティス最強のT原さんのワンコ、アラン君。メタボらしい。
ワンコのメタボは可愛いですよね~