昨日の夜は、3時くらいまで準備していた。
「何の準備?」といわれると何かさっぱりわからないけど・・・
とにかく時間が、ゆっくりと、過ぎていた。
朝は10時に起きる予定が30分前に目が覚め、起床。
朝から朝食にカツ丼を作り、縁起担ぎ。
ゆっくりと朝の準備をしながら、
「11年前の大学入試の朝は、どないしてたんやろなー」
と、思い出そうとするが、よく思い出せない。
せめて、この1年間のことを簡単に振り返ってみると、なんだか泣けてきた。
正直1年前は、夢と希望だけの大学院受験だったが、実際に過ごしてみると、
これからの将来・金銭的問題・職業など、決して楽しいことばかりでないことに
気がついた。今の生活も、余裕のあるものじゃない。
「この選択はほんとに正しかったのか?」一瞬そんな考えが頭をよぎると、
涙が出てきた。
「学びたいと一年前に決めたのはオレや。今日はその集大成。だれよりも
今日1日を楽しんでこよう!」
再び受験生の自分が、自分をはげました。
行く道すがら、たえず大学受験当時のことを思い出そうとするが、覚えていない。
多少記憶があるのは、ほとんど人のいない受験場に早く着いていたことくらいだ。
定刻の1時間前の1時頃に到着。学際直前で学内は人が多い。
受験は大学院棟であった。口頭試問受験者は控え室に行く。
控え室は予想に反して2~30人の受験生が控えていた。中でも年配の人が
少なくなかったのは、少し驚いた。席に着き、自分の順番を待つ。
待っている時間がすごく早く感じられた。
予定時刻ごろに教室を移動して、口頭試問開始。担当は以前お話したことのある
2人の先生だったので、すこし緊張がほぐれる。
始めは現在の職業や大学での研究活動の概要説明。
「成績は可が多いですねー」といわれたとき冷や汗が流れる。塾を優先させて
しまっていたことを話すと、「学校休んで働いてたんですねー」となんとなく
かわせた感が残るやり取りができた。面接部分は、上出来ではなかったろうか。
問題は、口頭試問。吾妻鏡の書き下しを読むよう指示される。
(うおっ!返り点ない!やばーーー!)緊張で声が出ない。
止まってると、先生がゆっくりフォローを入れてくれるが・・・ムリ・・・読めない・・・
「・・・では、文中の『葉上僧正』とはだれですか?」うーん、やばいー
「・・・文化を研究するのに知りませんか、この人。」文中に(茶)とある。栄西?
ここまできたらどーにでも!と思い、恐る恐る「・・・え、栄西ですか?」と言うと、
「そうですね、栄西です。これは有名な栄西が将軍に
茶を勧めているところの場面です。」と言った。とりあえず良かった・・・
手ごたえなんてものはない。
意欲を伝えたか、でいうと、できた。知識を披露できたか、でいうと、アウト。
でも、家を出るときに思ったことは、実行できたかなぁと振り返る。
結果はどんなものでも受け止める。けど、またここに来たい。
そんなことを考えながら、帰りの駅に向かった。
「何の準備?」といわれると何かさっぱりわからないけど・・・
とにかく時間が、ゆっくりと、過ぎていた。
朝は10時に起きる予定が30分前に目が覚め、起床。
朝から朝食にカツ丼を作り、縁起担ぎ。
ゆっくりと朝の準備をしながら、
「11年前の大学入試の朝は、どないしてたんやろなー」
と、思い出そうとするが、よく思い出せない。
せめて、この1年間のことを簡単に振り返ってみると、なんだか泣けてきた。
正直1年前は、夢と希望だけの大学院受験だったが、実際に過ごしてみると、
これからの将来・金銭的問題・職業など、決して楽しいことばかりでないことに
気がついた。今の生活も、余裕のあるものじゃない。
「この選択はほんとに正しかったのか?」一瞬そんな考えが頭をよぎると、
涙が出てきた。
「学びたいと一年前に決めたのはオレや。今日はその集大成。だれよりも
今日1日を楽しんでこよう!」
再び受験生の自分が、自分をはげました。
行く道すがら、たえず大学受験当時のことを思い出そうとするが、覚えていない。
多少記憶があるのは、ほとんど人のいない受験場に早く着いていたことくらいだ。
定刻の1時間前の1時頃に到着。学際直前で学内は人が多い。
受験は大学院棟であった。口頭試問受験者は控え室に行く。
控え室は予想に反して2~30人の受験生が控えていた。中でも年配の人が
少なくなかったのは、少し驚いた。席に着き、自分の順番を待つ。
待っている時間がすごく早く感じられた。
予定時刻ごろに教室を移動して、口頭試問開始。担当は以前お話したことのある
2人の先生だったので、すこし緊張がほぐれる。
始めは現在の職業や大学での研究活動の概要説明。
「成績は可が多いですねー」といわれたとき冷や汗が流れる。塾を優先させて
しまっていたことを話すと、「学校休んで働いてたんですねー」となんとなく
かわせた感が残るやり取りができた。面接部分は、上出来ではなかったろうか。
問題は、口頭試問。吾妻鏡の書き下しを読むよう指示される。
(うおっ!返り点ない!やばーーー!)緊張で声が出ない。
止まってると、先生がゆっくりフォローを入れてくれるが・・・ムリ・・・読めない・・・
「・・・では、文中の『葉上僧正』とはだれですか?」うーん、やばいー
「・・・文化を研究するのに知りませんか、この人。」文中に(茶)とある。栄西?
ここまできたらどーにでも!と思い、恐る恐る「・・・え、栄西ですか?」と言うと、
「そうですね、栄西です。これは有名な栄西が将軍に
茶を勧めているところの場面です。」と言った。とりあえず良かった・・・
手ごたえなんてものはない。
意欲を伝えたか、でいうと、できた。知識を披露できたか、でいうと、アウト。
でも、家を出るときに思ったことは、実行できたかなぁと振り返る。
結果はどんなものでも受け止める。けど、またここに来たい。
そんなことを考えながら、帰りの駅に向かった。
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