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カードキングダムブログ
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仕事がら、と言うだけでなく僕は遊戯王のアニメが大好きで、“遊戯王デュエルモンスターズ”や“GX”のDVDボックスを買い集め、今は毎週遊戯王5D's(ファイブディーズ)を楽しみにしているのだが・・・どうにも気になる点がある。

5D's(ファイブディーズ)は一体、バトルシティ編から何年後の話で、牛尾さんは何歳なんだろうか って事だ。

そして、両親が出てこない龍亞と龍可は、今までのキャラクターと関係があるのだろうか?あるとしたら誰の子供なのか?!

そこらへんを一つ、考えてみたいと思う。

■考察のルール

まず最初に断わっておきたいのは、答えを導き出すための情報は、“基本的に”アニメ準拠である、ということだ。

遊戯王は、漫画版とアニメ版では、設定や事情がいろいろと異なってくる。

「ペガサスが漫画では死んでいる。アニメでは生きている。」
や、
「遊城十代にハネクリボーを手渡したのが、漫画では響紅葉、アニメでは武藤遊戯。」

などである。

なので、両方から情報を持ってくると、色々とちぐはぐな点が出てきてしまう。なので、どちらか片方からの情報で考察すべきだろう。

より原作者の意向が反映されていると考えられる、いわば「正史」ともいうべきは、どちらかというと漫画版であろうが・・・・

なにしろ5D's(ファイブディーズ)はアニメ版しかないのだから、アニメ準拠の情報で考察するのが自然だろう。

そこのところ、ご了承のうえ、お付き合い願いたい。
(漫画版での考察は、最後のオマケで。)

■デュエルアカデミア開校~GX

5D'sの時代設定を考える前に、まずはGXの時代設定を考えたい。いきなり5D'sの時代を考えず、GXに入る理由は、後ほど説明する。

言うまでもなくデュエル・アカデミアは、海馬コーポレーションの作ったものだ。

「基本的にはアニメ準拠」といいつつ、いきなり、漫画版からの話になってしまうが、漫画、“遊戯王R”(面白い。未読の方はぜひ!)において海馬は、 

「デュエリストの養成機関を作る必要があるな・・・」

と発言している。

遊戯王Rの時代設定は、

「王様がまだ冥界に帰っておらず、遊戯のデッキに神のカードが三枚揃っている時期」

だ。

海馬は、即断即決、即行動の人だ。(俺も同じカード屋の社長として見習いたいと思う)漫画で発言していた以上、すぐに動いたと思われる。

海馬が“デュエルアカデミアの設立”という構想を持った時期としては、アニメでも漫画でもおそらくこの辺りで同じだと思う。最速のパターンとしてこのあたりしか無いからだ。

さて、バトルシティ直後に海馬が動き、デュエルアカデミアを設立するとして・・・一体何年ぐらいかかるだろうか。

人類史上、全く前例のない「デュエリストの専門学校」を設立するのだから、そのノウハウの確立だけでも大変だ。

普通の学校と違い、エンターティメントや娯楽の学校なのだから、スポーツ専門学校芸能学校がモデルになるとも考えられるが、
カード開発部門や、戦術理論研究、錬金術研究部門、サルの研究(・・・・)、そしておそらくは、マーケティングの教育もあったと考えられるので、大学院商業学校の側面もあったに違いない。

そうした学校を1から作るのだから、とてつもないプロジェクトだ。何より大変なのは、実績のある教師を世界中から集めてくること

実績もなにも、デュエル専門学校なんて世界初なのだが、幸いにも「この世界」は、カードゲームの力が、経済・政治・武力に匹敵するほど大きなものであるらしいので(だったらデュエル学校なんてものはとっくに作られていそうだが)、

「各方面の著名な専門家でありながら、デュエリストでもある」

という人材はゴロゴロいるのかもしれない。(オブライエンなんか、傭兵でデュエリストですぜ。)

とはいえ、そうした人材を集め、学校のありようを企画し、実際に建物を作って生徒を集めるには・・・どんなに無茶しても、漫画とはいえ3年は掛かるだろう。

さて、ここから、「GXの舞台」の時代考証に移りたい。

主人公、遊城十代がデュエルアカデミアに入学し、卒業するまでの3年間を描いたGX。もちろん、十代は第一期生ではない。

では何期生なのか?残念ながらこれは、作中ではっきり語られた事はない。

しかし、すでに卒業生が社会で活躍しているようであったり、廃墟になった“旧校舎”があったり、クロノス教諭が「伝統あるデュエルアカデミア」とか発言しているので、開校してからある程度の年月は経っていると思う。

普通に考えたら、ある程度使われたはずの“旧校舎”があるのだから(吹雪や藤原は旧校舎を使っていなかったらしいし)、何十年か経ってそうなはずだが、作中で出てきた“迷宮兄弟”があまり年をとっていないように見える事だし、ここは甘く見積もって、開校から十年経っていないと考えてみよう。

学校の企画が立ち上がったのが、バトルシティ直後。建設まで三年、開校してから十代が入学するまでに・・・まあ、卒業生がいるのだから少なくとも四年経ってる(いや、普通に考えると十年以上経ってそうなのだが)として・・・

甘く見積もっても、GXの時代はバトルシティから七年~十年は経っている。

つまり、第一話で十代に“ハネクリボー”を手渡した武藤遊戯はおそらく二十代後半。
常識的に考えると三十代前半だ。

第一話の声の艶から言って、相応しい年齢だと思う。


■衝撃のファイブディーズ!

ファイブディーズの時代設定を考えるのに、GXから考え始めた、その理由を説明しよう。

ファイブディーズの舞台、“ネオ・ドミノシティ”は、GXの二年目、十代の修学旅行先として描かれたときには、まだ普通の“童実野(ドミノ)町”だったのだ。

これは、重要な事実である。

ご存じの通り、ファイブディーズでは、“ゼロ・リバース”という大爆発が起こり、ドミノ町は吹き飛んだことになっている。

地殻変動で地形まで変わったこの地は、“ネオ・ドミノシティ”として生まれ変わった・・・という設定だが、この“ゼロ・リバース”、作中で、十七年前の出来事と明言されている。(当時1歳だった不動遊星が脱出しているところからも、17年前なのは間違いない様子)

と、言う事は・・・・

バトルシティから、

2、3年後 デュエルアカデミア設立。

4年~10年後 遊城十代入学。

1年後 修学旅行。ドミノ町健在。

直後にゼロリバースと考えても(普通、修学旅行の数年後と考えたいが)、ファイブディーズの時代設定は・・・

バトルシティから30年ほど経っていると考えられるのだ!!

と、言う事は、牛尾哲は40代後半?!多分47歳ぐらい?!

そうは見えないが・・・ああ、そうか。ありゃきっと、牛尾さんの息子なんだ。
牛尾さんイケイケで、20歳ぐらいで出来ちゃった結婚してたら、たしかに今の息子は20代前半。もともと老け顔のDNAの持ち主だから、息子が若くてもあのビジュアルはありうる。

・・・いや、そんなアホな。どこの誰が自分とおんなじ“哲”って名前を息子に付けるんだよ。本人だろJK。

しかしいくら何でも40後半・・・・サギリさんを追っかけてる年じゃねぇぞ。
ううむ。どこかで計算が狂ったかな。

海馬社長が、

「デュエルアカデミアを作ろう。よし、そうしよう。全速前進だッッ!」

と考え、いきなり次の日に作りました、とする。(デュエルアカデミア設立、バトルシティ直後説)

「旧校舎があった方が、歴史的な重みが増すだろう」(旧校舎ねつ造説)

建築士が余計なことを考え・・・十代が入学したのが、最短のバトルシティ四年後(上級生、卒業生の存在から少なくとも)と仮定すれば・・・

修学旅行で五年、直後にドミノ町大爆発、そして17年・・・でも、22年はかかっている。

どっちにしろ牛尾さんは、40歳手前だ。そりゃねえぜ。

そして、良く言われている、

「龍亞と龍可の両親は、今までのキャラクターの誰かではないのか?」

という話。

龍亞と龍可は現在11歳。初代“遊戯王”の女性キャラクターの子供だとすると、30代後半で出産した事になる。ちょっと遅い。

だとすればここは、GXのキャラクターの子供と考えるのが自然だろう。仲の良かったキャラクターと、目のデザインとか、髪の明るさから考えると・・・・

ズバリ!遊城十代と、ヨハン・アンデルセンの子供と見た!

あれっ?!男同士じゃん?!いや、まあいいか。(いいのか?!)

漫画の中では、パタリロの前例もあるしな。神様のきまぐれだろう。たぶん。(そんなはずはない)


■結局どうなのよ

さて、ファイブディーズの時代設定について、まとめたい。

○現実的な推察

学校の企画確定、設立までには、最低でも3年以上の歳月がかかる。

卒業生が社会のあちこちで活躍し、デュエルアカデミアの権威が作中で描かれているように大きなものとなり、姉妹校が世界中に設立され、旧校舎がお役御免になるには、10年以上かかる。(「伝統ある」とか言われているから、もっとかもしれない。)

十代の修学旅行=ドミノ町の無事確認は、すなわち、バトルシティから15年後ほどと考えられる。

その後ゼロ・リバース。ドミノ町消滅。17年後にファイブディーズ。

すなわち、現実的に考えるとファイブディーズは、バトルシティから32年以上あとの世界であり、バトルシティ時に牛尾さんが17歳だったとすると、ファイブディーズ時には、49歳と考えられる。

○漫画的希望的推察

海馬社長と海馬コーポーレーションが、非ィ現実的な速度で学校づくりに全速前進し、バトルシティ直後に学校設立。

同時に姉妹校も世界中に建てまくり。(ノース校、サウス校、イースト校、ウエスト校、アークティック校、アメリカ校(漫画版のみ登場))

10代は4期生。1年後ドミノ町大爆発。

この場合だとファイブディーズは、バトルシティの22年後。

牛尾哲は39歳。

とりあえずこれも、色々ありえない。


■決着!ファイブディーズの牛尾の正体!

孫。

息子に自分の名前を付ける事は考えられない。しかし孫に、尊敬する祖父の名前を付ける事はありうる!

なにしろ、先ほどの結論である、

「ファイブディーズの世界、バトルシティの30年後ぐらい説」

も、かなり「できるだけ昔じゃないように」計算したものである。

実際には40年、50年後という事もありうる。

ならば牛尾一族が、老け顔であることも考えて(関係ない)、 

「滅茶苦茶早く子供を作る一族」 (どんな一族だよ) 

だったとすれば、ファイブディーズの牛尾が、遊戯の先輩(または同級生)であった牛尾の“孫”であったとしても不思議ではない!!(間違っていると信じたい。)

ちなみに、「牛尾さん、全然関係ない赤の他人説」も存在する。(ちゃぶ台返し)

もともと、ファイブディーズの牛尾が

「原作にも出ていたアノ牛尾さん」

であるという情報は、週刊少年ジャンプによるもの。「誤植」という事もありうる。(どんな誤植だよ)

しかしやはり、これは正しい情報と考えるべきだろう。公式だし。

む?40や50年経っている割には、声からして遊戯や海馬が年とっていないように思えるとな?!

いやだなぁ。伝説のデュエリストが年とるわけ無いじゃないか。まぃったなぁ。(遊戯風)

補足。

できるだけ、「牛尾さんが年寄りにならないように、ならないように・・・」と計算してきたつもりだが、実はまだまだ、牛尾さんにとって不利な(笑)情報が隠されている。

考察では、「修学旅行の直後にドミノ町爆発」ということにしているが、実のところこれには無理がある。

遊星の父親である不動博士が、ゼロ・リバースを封印するためのカードとして・・・シンクロモンスターを手にしている事だ。

遊城十代の時代に、シンクロモンスターは存在しない。

やっぱゼロ・リバースは、GXの数年後と考えるのが自然だろう。

捕捉2・漫画版だと・・・

漫画版だと、もっと時代がヤバくなる。

ランドセルを背負った、小学校低学年とみられる少年時代の遊城十代(7~9歳ぐらい)が、プロデュエリストの紅葉の姉から、デュエルアカデミアの存在を知らされて、驚くシーンがあるのだ。

つまり、さっきの最速パターン、「十代は実は四期生ぐらいかもしれない」というのはありえなくなるのだ。

デュエルアカデミア高等部は中学卒業時に入学する。
十代がアカデミアの話を聞いたのが9歳だとしても、入学が16歳、7年後。少なくとも8期生以上ってことになるのだ。

PS

ちなみに、今回の話は、あくまで僕個人の考察によるもので、公式とは一切関係ない。(あたりまえだけど)
なので質問、ご意見はお控頂きたい。

ぶっちゃけた話、アニメスタッフは、
デュエルアカデミアの修学旅行でドミノ町が出てきた事を、考慮に入れていないのではないか?
と思う。

つまり、アカデミア設立とゼロ・リバースは、ほぼ同時期にあった設定で、

「バトルシティの1、2年後にゼロ・リバース。ファイブディーズの世界は、バトルシティの20年後ぐらい」

と考えているのが公式ではないかと思うのだ。(ゼロリバース時にシンクロモンスターカードがあったことも、「無かったこと」か「開発中だった」ってことか。)

つまり、この設定だと海馬社長や遊戯や牛尾さんは30代後半。龍亜と龍可の親が、初代のキャラであってもおかしくはない。
(「アニメスタッフついうっかり。GXの修学旅行、無かった事に説」または、「修学旅行先、ニセのドミノ町・海馬コーポーレーションの恐るべき陰謀説」「爆発したのはあのドミノ町ではなく、同じ名前の別の町だった説」もありうる。)

どっちにしろ三十代後半の牛尾さんは、結婚を焦るべきだろう。

がんばれ、牛尾さん。



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