さて。16日、17日に何があったか。
まず、中学、高校生限定の大会、「D0甲子園」が大阪と、名古屋で開催されました。
○D0甲子園。今だから語るその意義
大阪 9月16日(日)
名古屋 9月17日(月・祝)
双方とも、
「同じ学校の仲間と3人のチームを組んで参加する」
という、まずチームを作るのが難しい大会でしたが、ふたを開けてみると大阪では19チーム!!(57人!)
名古屋でも8チーム(だったかな?ごめん。聞いた話なので正確には。またオフィシャルで発表されるでしょう。)出場するという、なかなかに盛り上がったイベントとなったそうです。
実は、D0甲子園は、参加チームを募り始めてから、
「同じ学校のメンバーを揃えるのは難しい!」
という声が上がり、途中から「他校のメンバーでも構わない」というルールになりました。
(そのかわり、頑張って同じ学校でメンバーを集めたチームは参加するだけで全員に1ボックスプレゼント!!)
これによって最終的に参加者の底上げがあったのだと思いますが、最初に
「同じ学校でチームを作って」
という縛りを作ったのには、もちろん意味がありました。
昔から、僕のコラムをお読みになっている方はご存知でしょう。
カードゲームは、コミュニケーション・ツールであり、コミュニティによって維持されるものです。
(詳しくは、“毎日ディメンション・ゼロ”1~3あたりをご覧下さい。木谷会長の話とかね。)
今回の「D0甲子園」の企画意図は、そうした「持続可能なコミュニティ」を作っていただく事にありました。
ディメンション・ゼロは、数多くの熱心なプレイヤーによって支えられているゲームです。
例えば、サークルを運営してくれている人達の熱心な勧誘や、お店の人が守ってくれている楽しいコミュニティの維持によって、プレイヤーを増やしています。
ならば、カードショップの無いところ、サークルの無い所では、学校でコミュニティを作ってもらうのが一番だと思いました。。
2人では続かない。最低、3人は欲しい。(もっと多ければ言う事ありませんが)
カードショップに来た時に会える人達のコミュニティは、もうできています。今回は、
「同じ学校で、いつでも語り合えるメンバーを作って楽しんでもらう」
のが目的でした。だからあのルールだったのです。
僕の所には、メールが沢山来ます。
「仲間が集まらない」
と。
そういった人たちにとって、仲間を集めるきっかけにしてもらえれば・・・と考えての企画でした。
結果は、なかなかに御好評頂けたようです。参加した皆さんは口々に、
「また来年もやって欲しい!!」
と言ってくれたそうです。(「来年は卒業だ!」とか言う人も居たそうですが)
いや、本当に良かった。僕も本当は見学に行きたかったなぁ。
○オープングランプリ熊本 9月16日
聞いた話では、なんと61名もの参加者があったそうな!!
しかも、東京勢は4名。(押忍!いつもご苦労様です)ちゃんと地元近辺勢でそれだけ集まったんですから、これはまず成功と言えるでしょう。
誰だ、D0は東京でしか流行ってないとか言ってるのは。(笑)
そういう“イメージ”があるのは確かかも知れませんが、実際には、D0がメイン商材として根付いているお店は、地方にこそ多いようです。
ぶっちゃけ、当カードキングダムグループ各店にも、全然D0プレイヤーが居ないお店があります。
そうかと思えば、地方でも10カートン仕入れる店もあります。
要するに、客層だと思います。
ここでちょっとわき道にそれますが、意外な事実をお伝えしておきたいと思います。
D0はガチなカードゲームと言われていますし、実際、ゲーム性はトップレベルに高く、本気でプレイするに相応しい物なのですが、実はD0が流行っているお店は、フランクな雰囲気のお店が多いのです。
「トーナメントで勝利する」
という目的の為には、多くの人とプレイし、生産性のある会話ができなければなりません。
よって、コピーデッキを作っているだけで勝てるカードゲームとは違い、徹底的に、
「人と話す」
事が重要になってきます。
その中で、ガチばかりではなく、ネタを挟んだり、楽しい企画が生まれてきます。
つまり、ゲーム性とは逆なのです。
D0が多くのプレイヤーの間で流行っている店は、実はガチプレイヤーぱかりのギスギスした雰囲気ではなく、カジュアルプレイヤーの多い、和気藹々とした雰囲気です。
これは実際に、蒲田店や秋葉原店といった当社の系列店だけでなく、池袋オーガさんなどの、D0の流行っているお店に大会当日行かれてみればおわかり頂けるでしょう。
(当たり前ですが、D0が流行ってなくても楽しい店は幾らでもあります。)
たった数人の態度の悪い不心得者プレイヤーのせいで、D0そのもののイメージが悪くなっているお店もあるでしょうが、それはどのカードゲームにおいてもありうる事。
そういったプレイヤーは、競技であるD0では、グランプリ等で厳しく罰せられ、結果的に消滅していく事になるでしょう。
閑話休題。
ブロッコリーさんは今後とも、オープングランプリ等、
「地方を盛り上げる為のイベント」
を常に用意していくそうです。これは期待できるでしょう。
D0は、コミュニティを作る事を努力すれば報われるゲームだと思います。
だって“ゲーム”としてはダントツに面白いのは間違いないですから。
○そして!種族デッキ大会!!
そして全国各店では、17日一斉に、
“種族デッキ大会・新世界の絆”が開催されました。
・・・これ、D0の中の人(よーするに俺達)が参加できる大会をやりたーい、とか言う「わがまま」で開催された大会。
だから非公認大会だったんですよね。
なので、本当は細々とやろう、という企画だったんですが、地味に募集を掛けてみると、なんと我も我もと全国から、
六十店舗以上!!
もの開催申し込みがやってきて、ブロッコリーさん超びっくり!という事だったと。
落ち着け、グランプリ予選とかじゃなくて、非公式なんですよ、と。
でも、聞いた話では、ほとんどのお店から、
「まさかテーマデッキ大会がこんなに面白いとは思わなかった!」
「D0って、実はカジュアルプレイが最高に楽しかったんですね!ヘンなデッキの動きが見れて感動!」
と、意外なほどの大絶賛だったとの事。
「祝日にやるべきじゃなかったんじゃないか?」
とか、
「同時開催では集まりにくいところもあった。せめて二週に分けても良かったのでは」
等、検討課題もありましたが、参加者、開催店舗からは肯定的な、
「こういう企画を待っていた。D0はガチのイメージがあるが、実はカジュアルが実に楽しい事がわかった。またやって欲しい!!」
とのご意見が数多く届けられたそうです。(ここまで喜んでいただけたイベントは、他に類を見なかったそうです。)
いやー、これまた、本当に良かった。
D0は、実はカジュアルプレイヤーに向けた「ヘンな大会」も色々と行われています。
赤王とか、レンジャーズ・バトルとかね。
お店主導の、“ギムレット杯”や、サークル開催の“青王”とか、非公式なものも含めると、実は常にヘンなことをやってるカードゲームです。
今回の“種族デッキ大会”は実は、カードキングダムラジオでも言っていましたが、
「D0と言うゲームの、テーマデッキの面白さを体験してもらいたい。」
という裏テーマもあったのです。
期待以上に皆さん、面白いデッキを作って楽しんで下さったようです。
僕も、オフィシャルに種族デッキ記事を連載させて頂いた甲斐がありました。(それにしても中村さんの“イケメンビートダウン”はイカスわ。)
どうやらブロッコリーさんは、今回のテーマデッキ大会の御好評に答えて、サードセンチュリーでも
「サードの新システムを使ったテーマデッキ大会」
を企画中との事!!
こいつぁ、サードの売れ行き、ユーザーに使われる割合に直結するのでは?!かなり楽しみなところですね。
○D0の現状
・・・とまあ、16、17に各地で行われたイベントの結果からは、
「夏休み、DMの復活で一時的にあまりプレイされていなかったD0に、ユーザーが帰ってきている、プラス、新規層が入ってきている。」
という、「これから伸びそうな前兆」が幾つか見えていると思います。
この夏、遊戯王とDMプレイヤーの「復活組」が物凄く増えたことは、皆様も感じている事でしょう。
当社でも数字のデータとして持っていますが、
「昔カードゲームをやっていた層が帰ってきた」
のは間違いありません。
そしてその「復活組」のユーザーが、多少なりとも子供のときより経済的に余裕ができていて、
「何かもう一つカードゲームをやってみよう。」
となった時に、選ばれるゲームの選択肢の一つとして、D0が注目されているようです。
女の子キャラクターが好きならリセ。
ガンダム好きならガンダムウォー。
広範囲なキャラクターで魅力のプロジェクトレヴォリューション。
そこに、「カード“ゲーム”としてダントツに面白い、やり応えのあるディメンション・ゼロ」という選択肢のようです。
D0は、構築デッキ“スナイパー”と“ドライバー”のおかげで、必須と言われるカードがかなり集めやすく、
「経済的にも、仲間に薦めやすいゲーム」
であると言えるかもしれません。(無論それで全部揃う訳じゃないけど、楽な方なんじゃないかな。)
サードセンチュリーでは、イラストレーター天野義孝氏も参入し(絵だけ見せてもらった!もうすぐ公開されると思いますが、凄いイラストでしたよ!!!)、話題とインパクトに事欠かないディメンション・ゼロ。
これからも、いや、ここから、期待以上に楽しませてくれそうです。
種族デッキ大会楽しかったです(キメラで出ました)。
サードセンチュリーのカードは何が出るか期待しています
本文でも書いたけど、種族大会に出た人たちがみんな、
「D0が面白いのはわかってたけど、テーマデッキがこんなに面白かったなんて!」
「こんなヘンな動きのデッキばっかりだったとは!!」
と、驚いてくれたそうなんだよね。
実は僕は前々から、
「D0は本当は、すごく面白いトリックコンボや、超個性的な動きのデッキがいっぱいあるのに、それがあまり広まっていない。
天才・中村聡の仕込んだアイディアの、半分も消費されていないのではないか。」
と思ってて、何とかそれを皆さんに実感してもらえる方法は無いかと苦心していたんだよ。
他のゲームは大体、
「こういうコンボだ!ここが凄い、面白い!」
と書くと大体伝わるけど、D0の面白さは本当に、盤面を見ていないとわからない面白さだからなぁ。
例えば、古い記事だけど、ここを見てほしい。
“ゴッドファーザーのパパなのだ巴投げデッキ”
http://www.stannet.ne.jp/fb/d0/d0_04.html
D0コンボの面白さを伝えようと、苦心したあとが感じてもらえるはずだ。
文章ではD0の魅力を伝えるのは難しい。だが最近では、多くのパソコンでも動画がみれるようになってきた。
と言うわけで、これからは動画だ!!
D0サードセンチュリーが発売したら、色々なデッキの動きを動画でお伝えしたいと考えている。僕もまだどんなカードがあるのか良く知らないけど、超・俺好みなゲームシステムがあるそうなので、今からデッキを作るのが楽しみだ。
より多くの人たちにD0の魅力を伝える事が出来るよう、頑張りたいと思う。楽しみにしてくれな。
最初はルール理解に苦しんだものの、なれると楽しく、2人だけですがやっています。
近所にD0をやっている人がいないのはネックですし、カード資産がないため、まだやっていない友人にあげるわけにもいきません。しかし、俺も来年から高校生なので広めるチャンスは大いにあります。
ここのデッキ集を参考にカードを集めたり、プレイングはyoutubeの動画を参考にさせてもらいますね。
あと、俺は失恋の痛みのカードが好きです。名前がいいですね。(告って振られた友人の前でカード名を連呼してしまった(笑)
いや、あれが意外と好評でね。サードセンチュリーの時にも幾つか撮ることになった。オフィシャルに載るんで、期待しててくれ。
友達に広めるなら、とにかくあの“スナイパー”と“ドライバー”が良いぞ。ヘタに弄らないで、何度もそのまま使う事をおすすめする。
なんと言っても天才、中村聡が、
「レアもぶち込みまくって、とにかく強くてD0の楽しさが伝わるデッキを作ってください!!」
という僕の期待に100%答えてくれた構築デッキだからな。使ってるうちに「なるほど!!」と色々気付く、ギミックがいっぱい入っている!
「何で入ってるんだ?」
と思うカードが、ある日突然輝きを放つ。そんなデッキだ。とにかく、そのまま使い込んでみてくれ。
普通のゲームでは、同じデッキ同士で対戦すると、同じパターンが多くて飽きる物だけど、D0はその時々の判断で、大きくゲーム性が変わるから、本当に毎試合、内容が変わる。
あえて「必勝パターン」なんか作らないで、毎回大胆に戦術を変えてみてくれ。パーミッションした後は、無理矢理速攻を掛けてみるとかな。
あと、動画でもしつこく言ってるけど、手札をプレイする時は、絶対に相手のターンに!!これは最初は、「義務」だと思ってくれ!無理矢理矯正しないと、D0の本当の面白さはいつまで経ってもわからないぞ!!
余計なお世話と感じるかも知れないが、こればっかりは本当に守ってくれ。とにかく、相手のターンに動く。
何しろ今まで何回も何回も、
「友達同士で半年プレイしていたんですが、店長のプレイを見て、全然違うゲームみたいに感じました!」
という言葉を聞いたから・・・・
あと、自分のターンの最初は、まずプランをめくってから考えるクセをつけよう。(初心者はそれで良い)
CK米子店に稀に出没しているD-0プレイヤーのストラウスと申します(店員様達は恐らくリセプレイヤーだと認識していると思いますが)。
いつも池田社長の記事を読んでデッキを造らせて頂いているので、ブログの方の更新もとても楽しみにしています。
まぁ、大体は
①いけっち店長のデッキ強そう!!まずはデッキを理解する為にコピーだ!!
②15回くらい回したけどこのデッキ面白い!!慣れてきたから自分の周囲の環境に合わせてカードを入れ替えよう!!
③目茶苦茶弱くなった!!頭が悪いのに試行錯誤するからか?流石いけっち店長、デッキのカードのバランスが絶妙なんだな!!
こんなヘタレプレイヤーです(もちろん普段は自分で1からデッキ造ります)。
乱文で、脈絡も無く、更に記事の内容とも全く関係の無いコメントで申し訳ございません。
今回の巡業で対戦出来るのを楽しみにしています。
それでは失礼致します。
さて、最近、某カードゲームに壊れカードが出現しまして、積極的な購入は控えようと思っております。(システムは好きなので、止めるには踏み切れませんし、厳しい受験生の心の支えとなっていますので……)
そこで、池っち店長の「ディメンションゼロを始めよう」というコメントに触発され、記事を見てみたところ、とても興味がわきました。絵が綺麗で、システムもそこそこに面白そうです。
パワーインフレが起こっている某カードゲームが落ち着きを取り戻すまで、ディメンションゼロに手を出してみようかと思ったのですが……流石に新しいカードゲームを始めるのには勇気がいるので、池っち店長、教えてください。
まず、ディメンションゼロは、所謂金銭ゲーなのでしょうか? 某カードゲームに失望したのは、今回のロマネスクだけでなく、「自然のデッキなら母なる大地は必須」「シータカラービートならストリーミングチューター必須」「連ドラ? バジュラ必須」「オルゼキアは闇があれば入れてもいい」などと、幅広いデッキタイプで必須になる万能レアカードが増え始め、強くしようとするとお金はかかるし似通ったデッキになってつまらないということが大きな理由です。私は初期のDMの様に「レアカードは単体で強いものではなく、それを中心にデッキを組んで楽しいカード」であったころが好きです。なので、ディメンションゼロが、「レアカードが強い」ゲームであっては乗り換える意味がありません。どうでしょうか? ディメンションゼロにもやはりデッキに必須のレアカードが存在するのでしょうか?
お金がないわけではありません。例えば種族デッキなどを作るのにお金がかかるのならば構いません。私は、広い範囲で様々なデッキタイプを拘束する「強力なレアカード」の存在が嫌いなだけです。「単体で強いレアカード」は40枚の「自分の軍(個人的には性格の現れる分身のように思います)」の中に万能の活躍をするが不協和音のように存在し、周囲からは「そりゃ、そのカード持ってれば強いさ」といわれてしまいます。
なので、教えてください。ディメンションゼロは、楽しく遊ぶ(種族、ネタデッキを作る)為でなく、始める(必須のレアカードを集める)為にお金がかかるゲームなのでしょうか? 「単体で強いレアカード」の為に幅広くデッキが拘束されるのでしょうか?
長い文章で、本当に申し訳ありません。
確かに必須に近い強いレアカード、万能に強い(汎用性の高い)レアカードというのは存在します。
しかし、それらはストラクチャーデッキ(その名もオールスターデッキ)に収録されているものも多いです。オールスターデッキは、それ+αでも上級者に太刀打ちできるほど充実した内容です。
また、種族デッキやテーマデッキでも、グランプリで上位に喰らいこんだ実例もあります。
今自分が使っているデッキにも必須カードを入れずに作った種族デッキがありますが、それでも十分に強いデッキになっています。(と思っています。)
強いレアカードの所為でそれメタのデッキばかりになる、と言うわけでもありません。メタの方法も1つや2つではありませんし。
グランプリ参加経験の少ない自分の言えることなんてこのくらいしかありませんが、参考にしていただければうれしいです。
成程、希望が持てました。種族デッキでも十分強いというのが嬉しいです。D0のスターターを買ってみます。
本当にありがとうございました。
店長さん、掲示板のように使ってしまってすみませんでした。
次の弾はいつ出でるんだろう?
という感じのD-0ですが、
僕がその存在を知ったのが2011年3月でした。
こんな面白そうなカードゲームがあったのに
なんで今まで気がつかなかったのか、と思いましたが
割と簡単に周りの人を誘ってD-0を
はじめることができました。
というのも、
周りがD-0を知っていたというわけではなく、
最近D-0をもう一度盛り上げようという動きがあり、
そのサイトなどで新規プレーヤーのための
動画や記事が紹介されていたからです。
カードキングダムさんの記事も
多く読ませていただきました。
ラジオや動画で池田店長が本当にD-0を
好きだということは聞いています。
そこで、
小さいながらD-0をもう一度盛り上げよう
という動きがある今、
D-0がもう一度盛り上がることはあると思いますか?
P.S.盛り上がらなくても僕はD-0をやめはませんが。
長文、本当に失礼いたしました。
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