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パラメディカルのための解剖学メモ

(上肢22) 手に在る筋―まとめ

2006-07-19 | 各論-上肢
手掌側;親指の根元のふくらみである母指球に対し、小指にもわずかなふくらみがあります。手掌の筋は、3種に分類されています。
中手筋  掌側骨間筋:内転 背側骨間筋:外転(手背の筋といえるかも)
虫様筋 
母指球筋 短母指屈筋         小指球筋 短小指屈筋
          短母指外転筋              小指外転筋
          母指対立筋               小指対立筋
          母指内転筋               短掌筋
  母指球と小指球は、手掌に在りますから、当然伸筋はアリマセン!
各指の外転、内転は骨間筋と、外転筋、内転筋で行われています。
  母指球、小指球に独特の筋は、対立筋。
    母指対立筋は、母指と他の4指の向かい合う運動。
    小指対立筋は、母指と向かい合うように第5中手骨を曲げる動き。
手背側(手の甲側)
   前腕の伸筋の腱が、手首を通りすぎ指まで伸びる。(手掌に筋腹も)
   手背には、背側骨間筋以外の筋腹は無い。
 なお、手背には、前腕筋の終腱である多数の扁平な腱があり、腱間結合によって互に結合している。
      @ 中指の中節骨をくっつけた状態では、
     薬指は、単独で動かせなくなるって知っていますか?
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 手指の運動として、指を動かす筋には上腕骨や前腕骨から起こる長い筋と手にある短い筋とがある。(手外筋と手内筋)
一般的に長い筋は粗大な運動に、短い筋は微妙な運動に必要です。
長い筋は手くびの運動にも作用を及ぼすので、指だけを動かすときには手根伸筋、手根屈筋によって手くびを固定する。
手を握ってから手くびを掌側に強く曲げると拳に力が入らなくなる。これは伸筋の過伸展による抵抗と、屈筋がそれ以上収縮する余力のないためであって、このように近位の関節における状態の影響は指の運動にも著明に見られる。

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