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パラメディカルのための解剖学メモ

(上肢20) 手の指を動かす筋(第2-5指)

2006-07-17 | 各論-上肢
前腕にあるもの、手にあるものの2種類が在ります。
前腕に在って手の指を曲げる働きのある筋
手外筋(前腕に筋腹がある)であって指の大まかな動きに関係する。
浅指屈筋 ;第2-5指の中節骨に停止する。PIPに。
深指屈筋 ;第2-5指の末節骨に停止する。DIPに。
  2者は、ぶつかる。そこで、腱交叉
          :浅指屈筋が2つに分かれ間に深指屈筋を通す。
前腕に在って手の指を伸ばす働きのある筋
 指伸筋;上腕骨外側上顆―――第2-5指の中節骨と末節骨
 小指伸筋
 示指伸筋
手掌・手背に在る筋
手内筋(手の中に筋腹がある)であって、指の細かな動きに関係する。
    これらの筋は、中手筋とよばれます。 
掌側骨間筋:内転(3個あって収縮すると第3指を中軸として第2・4・5指を閉じる!)
背側骨間筋:外転(4個あって収縮すると第3指を中軸として第2・4指を開き、第3指を両側に動かす。)
虫様筋  :深指屈筋の停止腱の橈側から始まり、第2-5指の基節骨に付き、さらに手背に回り込み、指伸筋の腱と結合して、指背腱膜に加わる。
第2-5指のPIPとDIPを伸ばして、MP を曲げる。
骨間筋も指背腱膜に移行するから虫様筋と同じく第2-5指の基節骨を曲げ、
その中節骨および末節骨を伸ばす作用がある。
(このとき深指屈筋腱は引き寄せられ、ゆるめられている。)
            正中神経と尺骨神経の支配     

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