流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

超小型の水道水遠心タービン発電機を設計

2020年12月13日 | 流体機械設計

直径が12mmの超小型の回転羽根ランナを持つ、水道水を利用した遠心タービン発電機を設計した事例です。

標準的な圧力を持つ毎分8リッターの水道水を利用して

・遠心タービン羽根ランナは電力負荷状態で毎分12000回転回ります

・その回転数で遠心タービンの軸出力は3.6ワットほどを得ることが出来ます

・遠心タービン効率としては35%ほどになります

・タービン効率が低いのは寸法制限により非常に小型化して、型抜き制限から2次元羽根ランナとしたことと、ランナとケーシングの隙間比が大変に大きいための漏れ流量の増大が効率低下を起こしています

・遠心タービン発電機が造った非常に小さい電力は、電気を外部から引いてくることの出来ない水回り機器により有効に利用されます

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