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流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

「空飛ぶ車」の推進機である2重反転プロペラの性能流体解析シミュレーションを開始しました

2018年03月29日 | 宇宙航空産業機械

電動・垂直離着陸・水平揚力飛行の「空飛ぶ車」の推進機として用いる2重反転プロペラの性能流体解析シミュレーションを開始しました。

次が直径1200 mm の2重反転プロペラの単体での性能流体解析シミュレーションの解析モデルとその外部流れ解析領域の設定状態です。

かなり大きな外部空間を2重反転プロペラの周りに造っています。

特にプロペラ流れ解析では外部空間を大きくとればとるほど正確なプロペラ周りの流れを再現出来ます。

次は解析用の2重反転プロペラの解析モデルをズームして見たものです。

この2重反転プロペラは2枚のプロペラが接近して回転する方式であり、2枚のプロペラは2台のモーターで駆動されます。

モーター直接にこの直径の大きいプロペラを回すためにはモーターのトルクは不足しますので、減速機をモーターの上下に付けています。

次が2重反転プロペラ単体での性能流れ解析シミュレーションを開始した初期の解析モニタリング画面です。

空気の流れを見ると強力にプロペラに吸込まれ、下方に真っ直ぐ送風されている様子を見ることが出来ています。

<今日の流れ>

今日は4月から開始されるであろう新しい開発設計関係複数の書類関係の準備を進めています。

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